ハードオフで28万円のブラウン管テレビ、搭載機能に「初めて見た」「実在したのか」と驚きの声
スマホが1台あれば、何でもできる時代。それだけに「多機能」の3文字が持つ魅力は、以前より薄れてしまった感がある。
そんな中X上では、ハードオフ店頭で発見されたブラウン管テレビの機能に対し「初めて見た…」と、驚きの声が続出しているのだ。
■28万円の中古テレビを発見
今回注目したいのは、Xユーザー・326さんが投稿したポスト。
こちらの投稿には、ハードオフ店頭にて撮影されたブラウン管テレビの写真が添えられており、その値段はなんと「275,000円」(税込)である。

MSX内蔵テレビ
ポスト本文には「昨日見た瞬間『えっ?』って声出たやつ。ファミコン、スーパーファミコン、ドリームキャスト内蔵テレビは知ってたけど、MSX内蔵テレビは知らなかった…」と、綴られていた。
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■「化石と言うか、遺跡レベル」
MSXは、1983年(昭和58年)に提唱された8ビットパソコンの共通規格。こちらのブラウン管テレビの正体は、そんなMSXが搭載された「パソコン内蔵テレビ」だったのだ。

MSX内蔵テレビ
パソコンとして使用するにはキーボードとデータレコーダーが最低限必要となるほか、プリンター(ドットインパクトタイプ)も増設可能となっている。
Xユーザーからは「これはレア、知らなかった」「大変懐かしいものを見させて頂きました…」「これまたとんでもない化石と言うか、遺跡レベルの物が出てきたな」「MSX内蔵テレビなんてあったのか!」など、驚きの声が続出していた。
ポスト投稿主・326さんも「値段より、その存在に驚きました」「MSXは全く通ってきておらず、知識はなかったですが、それでも価値の高さは伝わってきました」と、発見時の様子を振り返っている。
また、同シリーズはゼネラル(現・富士通ゼネラル)により製造されたもので、同社のXアカウントも「カタログを発掘してきました」と、そのスペックについて紹介。「勉強になりました…!」と、反応していた。
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■ハードオフに「レア度」を聞いた
そんな「元祖・多機能テレビ」と言うべきMSX内蔵テレビは、やはりリユース業界でもかなり貴重な存在なのだろうか。ハードオフに詳しい話を聞いてみよう。
ハードオフ担当者によると、同製品は1984年(昭和59年)10月のカタログには既に掲載されており、約半年前の2月のカタログに掲載された『PCT-50』の後継機種だという。標準価格138,000円。
当時のゼネラルは富士通との合併前の小さなメーカーだったため、販売当時から見かけることの少ない、かなり珍しい製品だったそうだ。ハードオフ担当者は「そのため、リユース品としての流通も少なく、かなり希少な品です」と、説明している。
ちなみに、今回の商品は東京「ハードオフ大泉学園店」にて販売されたもので、現物はすぐに売れてしまったという。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)