製造現場で産業のスマート化を推進 中国全人代代表・李海樺さん

設備の稼働状況を把握する李海樺さん。(2025年8月22日撮影、玉林=新華社配信)
【新華社南寧3月3日】中国広西チワン族自治区玉林市に本拠を置く国内有数のエンジンメーカー、広西玉柴機器のシニアエンジニア李海樺(り・かいか)さんは、間もなく開幕する第14期全国人民代表大会(全人代)に代表として出席する。李さんは、技術と製品のアップグレードを通じた問題解決や技術人材の育成に取り組み、成果を上げてきた。
李さんのチームは業務を遂行する中で、一部の設備について故障してから修理を行うのでは多大な時間と労力を要し、生産の進ちょくにも影響を及ぼすことに気がついた。チームは実験と調整を繰り返し「故障予測システム」を開発した。

2月24日、高速で稼働する広西玉柴機器の自動化生産ライン。(玉林=新華社配信)
同システムは、設備に取り付けたセンサーが稼働パラメーターの変化を随時把握、AI(人工知能)技術などが部品の摩耗や老朽化の兆候を検知、分析する。その結果を基に、メンテナンス部門が事前に介入して保守を行い、故障発生率を大幅に抑制した。入社から15年、李さんが手がけた設備のアップグレードは30項目余りに上り、企業に1千万元(1元=約23円)以上の利益をもたらした。

2月27日、400トン級クレーン車に載せられ遼寧省の顧客へ納品されるる「玉柴YCK13大型ディーゼルエンジン」。(玉林=新華社配信)
「AIをいかに活用してスマート製造を推進するか」「技術人材の育成をさらに進めるには何が必要か」は李さんがここ数年、常に考えているテーマだ。李さんは「技術の持続的な刷新と発展には人材の育成が不可欠で、私たちは自らの技術レベルを向上させ続けると同時に、より多くの専門人材を育成し、製造強国の建設に向けて新たな貢献をしていく」と語った。
李さんの指揮の下、同社ではここ数年、技術人材が数多く育っている。技術と製品のアップグレードを通じて、多くのボトルネックとなっていた問題も解決している。(記者/黄慶剛、黄耀滕、田子駿)

2月24日、広西玉柴機器のスマート工場で、設定されたルートに従い、エンジンの心臓部となる部品「シリンダーブロック」を運搬する無人フォークリフト。工場では、資材の搬送プロセスが全て自動化されている。(玉林=新華社配信)

設備を調整する李海樺さん。(2025年8月22日撮影、玉林=新華社配信)

同僚たちと設備のメンテナンスや調整技術について議論を交わす李海樺さん(右)。(2025年8月22日撮影、玉林=新華社配信)

2月24日、広西玉柴機器の生産ラインで組立作業を行う従業員。(玉林=新華社配信)