空港到着は搭乗の15分前? SNSで話題のエアポート理論に専門家も「リスクが高すぎる」と指摘

空港到着は搭乗の15分前!? SNSで話題の“エアポート理論”に専門家も「リスクが高すぎる」と指摘
電車やバスと違って、飛行機に乗る際は余裕を持って行動する人も多いはず。しかし最近では、SNSを中心に「エアポート理論」と呼ばれる考え方が話題に。空港で長時間待つ必要がないとされるこのトレンドに、多くの旅行者が挑戦する一方、専門家からはリスクを指摘する声も上がっている。
ギリギリに空港に到着するのがトレンドに!?
SNSで話題となっている「エアポート理論」。空港で長時間待つのを避けるため、搭乗の15分前など、保安検査を通る直前のタイミングで空港に到着することを勧めるこのトレンドによって、空港にギリギリで到着する旅行者が増えているという。
実際にエアポート理論を挑戦した動画をSNSにアップする人も多く、俳優やインフルエンサーとして活躍するジョーディン・ジョーンズがTikTokに投稿した動画は、2026年3月12日時点で310万回再生を記録。
彼女は7時35分発の飛行機に搭乗予定だったものの、空港に到着したのは6時55分。さらに搭乗前にはスターバックスでドリンクを注文し、最終的に飛行機に乗り込んだのは7時19分だったよう。同動画は、26万以上もの「いいね!」を獲得しており、コメント欄では批判的な声も多数寄せられている。
・「みんなが待っているのに、最後のギリギリのタイミングでコーヒーを持って来る人が嫌い…。私たちは飛行機を出発させたいだけなのに」
・「信じられない。イギリスでは少なくとも出発2時間前には空港に着く必要があるし、私は安全のために普段は3時間前に着くようにしてる」
・「みんな、あなたがスターバックスを買うのを待っていたの?」
・「この方法がうまくいったのは、他の人が誰もやらなかったから。正直、こんなストレスを抱えてまでやる価値はない」

Hinterhaus Productions / Getty Images
電車やバスと違ってかなりのリスクが高い方法であるものの、国際旅行向けeSIMサービスを提供する「オラフライ」によると、エアポート理論の検索数は過去1年間で1万1,000%以上増加しているとのこと。
『Fox News』によれば、このリスクの高い方法がどの空港で実践しやすいのかを調べるため、オラフライはアメリカで最も利用者の多い25の空港を分析。調査では、保安検査の平均待ち時間、定時出発率、旅客数、空港の規模などの要素が比較され、その結果、最もエアポート理論を実践しやすい空港の1位は、ソルトレイクシティ国際空港だったという。
定時出発率は82.75%で、保安検査の平均待ち時間は15分であることがわかり、年間1,300万人以上が利用するものの、空港の構造が比較的シンプルなため、空港内を移動しやすい点も理由とされている。
航空会社が到着時間に余裕を持たせている理由
テキサスを拠点とする旅行業界の専門家であるゲイリー・レフ氏は、『Fox News』の取材に対し、搭乗のわずか15分前に空港へ到着するのは非常にリスクが高いと指摘。
(以下引用)
「航空会社が推奨する到着時間は、やや余裕をもたせすぎています。しかし、『エアポート理論』のように、出発のわずか15分前に空港に着くのは、明らかにギリギリすぎます」
(以上引用)
また、航空会社や空港が提示する到着時間は、多くの場合、安全や手続き上の理由から余裕をもたせてあるとのこと。

AzmanJaka / Getty Images
レフ氏は、「航空会社や空港が到着時間をかなり余裕をもたせて案内するのは、出発ギリギリに到着してフライトに間に合わなかった、という珍しいケースで責められないためです」と述べており、さらに乗客が早めに空港に到着して、搭乗前に買い物や食事を楽しむことも、航空会社や空港にとってはメリットになると語っている。
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