【特集】新潟大学の学生が企業とタッグ組み新潟の新たな食の魅力を伝える商品開発に挑む 「いちご×みそ」だんごやパンの弁当など
新潟大学の学生と県内企業がタッグを組み、新たな“新潟の食の魅力”を発信する商品開発を行いました。
学生のアイデアが、プロたちとどのような相乗効果を生み、開発が進んだのでしょうか。舞台裏を取材しました。
◆新大生が注目した長岡の摂田屋地区

TeNYテレビ新潟 TeNYテレビ新潟

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去年12月、新潟大学の教室で行われた商品開発のディスカッション。
そこには創生学部のメンバーのほか、長岡 宮内・摂田屋でお店を営むオーナーの姿も…。
学生たちが日々学んでいる新潟大学創生学部は、自分たちで課題を作り学んでいくという画期的な学部。今回、そのうち5人のメンバーがまちづくりをテーマに長岡宮内・摂田屋の魅力に焦点を当てました。
なぜ、この場所(長岡宮内・摂田屋)を選んだのか学生リーダーの磯部さんに聞くと……
【新潟大学創生学部1年 磯部怜さん】
「フィールドスタディっていう授業があって、いろんな企業様にお邪魔させていただいて一緒に課題解決を目指すという授業があるんですけど、歴史ある街っていうのは本当に一目見て感じました。それを本当に一回も途絶えることなく今まで続いてることのすごさっていうのは感じますし、ちょっと選んでみたいなっていうことで選ばせていただいて、そこから授業を通して宮内・摂田屋の魅力を知っていったって感じですね」
◆開発のコンセプトは『未知なるひとくち』

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その宮内・摂田屋の魅力を発信するために掲げたコンセプトは『未知なるひとくち』です。
協力してくれるのは長岡を代表する和菓子店、”江口だんご"と長岡を中心に飲食店を経営する”SUZUグループ"。学生と企業がタッグを組んだ新しい味の開発です。
【新潟大学創生学部1年 磯部怜さん】
「ハケで塗りたいなみたいに思ってて、結構塗れたら楽しいなって思った」
【新潟大学創生学部1年 高杉利香さん】
「賞味期限1分くらいのいちご大福風のおだんごを考えています」
◆プロの大人はどう反応

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彼らが考えてきたアイデアを大人たちは……
【江口だんご 代表 江口太郎さん】
「なかなか今聞いてて、うちらの発想にはないものがたくさんたくさん、もうありすぎて、でもすごく皆さん面白いっていう」
レストランなどを経営する鈴木さんはアイデアの出し方について……
【SUZUグループ 代表 鈴木将さん】
「『おいしいっていう体験の極み』ってどうやって作ってんだろうとかどういうもの使ってるんだろうっていうところに絶対なるんでそこのところの延長線上に摂田屋っていう街並み・歴史みたいなものがバックボーンとしてちゃんと設計をするっていうのが、僕がいろんな商品を開発する中ですごく大切にしてるところ」
「『未知なるひとくち』っていうもののもちろん驚きの一口もあるんだけど、その驚きの『先に何があるか』っていうところはちゃんとこう設定をしなきゃいけないっていうところが第一」
“未知なるひとくち”を目指しこの日の議論は夜遅くまで続きました。
◆「学生の思いに応えたい」

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真剣に取り組む学生たちの思いに応えようと江口さんも鈴木さんも本気で取り組みます。
【江口だんご 代表 江口太郎さん】
「真剣にそれだけやっぱり学生さんに真剣にやっていただいてるので、直接私がこうやってあんこを練ったりとか何か考えたものがちゃんとした味になるかという設定をしてあげたいなと思ってますね」
【SUZUグループ 代表 鈴木将さん】
「本当に若い人たちがこういう歴史のある場所に関心を持ってこれること自体が本当にうれしいなと思いますし、こうやって学生さんと一緒にディスカッションできることでいろんな視野が広がるっていうのが本当にうれしいし、本当にありがたいなと思います」
◆試食会で意見

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そして迎えたことし1月、彼らの意見を形にした試食会が開かれました。さまざまな『餡(あん)』。学生たち自らだんごに乗せていきます。
【新潟大学創生学部1年 板垣倖哉さん】
「抹茶といちごを同時にかみしめた時のさっぱりした感じの甘さがとてもよかった」
【新潟大学創生学部1年 小柳華蓮さん】
「いちごの餡がすごい深みがある感じになって、すごいおいしかったです」
メンバーの高杉さんは……
【新潟大学創生学部1年 高杉利香さん】
「越後姫の素材を生かしたっておっしゃっていたのもあると思うんですけど、私はもうちょっと『塩味があってもよかった』のかなとは思いました」
プロの胸をを借りるからには物怖じしてはいられません。それぞれがよりよいものにするため、意見が交わされます。
◆試作した弁当はパンを主食に

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一方、鈴木さんが試作したお弁当は、パンを主食にしたお弁当。
【SUZUグループ 代表 鈴木将さん】
「この辺がおかずで、主食のごはんの代わりにパンがあるっていうような感じのちょっとパーティー的な楽しみ方もしてもらいたいし、何か食事としても楽しめるかなと思ってこんな感じで考えました」
【新潟大学創生学部1年 高杉利香さん】
「やわらか!え、おいしい」「にんじんの味が苦手なんですけど、でもよく想像するにんじんの味がしない」
【SUZUグループ 代表 鈴木将さん】
「ちょっとアロマっぽい香りじゃなくて、冬場のにんじんってのは糖度を増していって甘くなってくるから、さらに加熱する事でもっと甘みがダイレクトに強くなる」
【新潟大学創生学部1年 高杉利香さん】
「今までの『にんじん界』で一番おいしい」
【SUZUグループ 代表 鈴木将さん】
「リアクションがすごくこうストレートというか、もう表情で分かるんでバッチシ良かったかなと思います」
【新潟大学創生学部1年 磯部怜さん】
「当たり前ですけど、自分たちでは考えつかないようなやり方で商品にまで持っていっていただきましたし、地域のことも考えながら本当にやられてるので、考えなきゃいけないことが多いのにちゃんとこうして商品にまとめて下さってる姿を見て本当にすごいなと思いました」
◆百貨店で販売研修も

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そして今回この企画を全面バックアップしているのが新潟伊勢丹。学生メンバーは商品を開発するだけではなく、店頭に立って販売も行うため、新潟伊勢丹が実際に行っている販売研修も受けました。

新大生のアイデア弁当「摂田屋HAKKO BENTO premium」 TeNYテレビ新潟

(右)「越後姫餡だんご」 TeNYテレビ新潟
後日、新潟伊勢丹のイベントで彼らの考案した味、みそといちごの“越後姫”をコラボした「越後姫餡だんご」や、天然酵母パンを主食に摂田屋の発酵食品を組み合わせた弁当「摂田屋HAKKO BENTO premium」などの商品が店頭に並びました。(※販売は終了しています)
◆「発酵醸造文化に直接触れられる機会」

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【新潟大学創生学部1年 磯部怜さん】
「いまだにちょっと想像がつかないというか、本当にスケールの大きい話だなというふうに思っています。宮内・摂田屋地域特有の発酵醸造文化に直接触れられる機会なので、そういう方々に届いてほしいなと思います」
(※2026年3月4日放送「夕方ワイド新潟一番」より)