「BTSマップ」に沿ってソウル駆け回る外国人ARMYら「歴史的な現場見に来た」

 「Weverse(ファンコミュニティ)に訪れるべき防弾少年団(BTS)関連スポットを案内する投稿がありますが、全部行ってみたくて、一生懸命回っています」

 19日昼、ソウル・ヨンサン区のハイブビル前で出会ったメキシコ人のカロリナさん(26)が、BTSにゆかりのある場所を示すソウル市内の地図を見せながらこのように語った。彼女は16日に入国した後、光化門(クァンファムン)や明洞(ミョンドン)、COEX、Nソウルタワー(南山)など、21日に復帰公演を控えるBTS関連のイメージで飾られた会場を訪れた。明洞の新世界百貨店本店の大型スクリーンに映し出されるBTS公演の広告映像を背景にポーズをとる動画も、近日中に自身のソーシャルメディアのアカウントに投稿する予定だと話した。カロリナさんは「チケットはないが、雰囲気を楽しむために光化門に行く」と語り、二日後に迫る公演への期待を隠せなかった。

19日昼、ソウル・龍山区のHYBE本社ビルの前で、イタリアから来たエリサさん(34)が、BTSメンバーのJUNGKOOKの顔が描かれたバスの写真を撮っている=チャン・ジョンウ記者//ハンギョレ新聞社

 BTSの光化門公演を控え、ソウルは今BTSのシンボルで埋め尽くされており、「外国人ARMY(アーミー、BTSのファン)」の活動範囲もソウルの隅々まで広がっている。公演を前に姿を現した光化門広場の張り出しステージはもちろん、所属事務所のHYBEの本社ビルや象徴色の紫の電光掲示板が設置された明洞などで撮影した写真をソーシャルメディアに投稿し、ソウル各地の風景が世界へと広がっている。

 上着はもちろん、負傷した腕にギプスまで、BTSのファンを象徴する紫で統一し、光化門広場で写真を撮っていたセルマさん(69)は「HYBE本社ビルとメンバーがよく訪れるカフェに行く予定」だと説明した。セルマさんは今回の公演のため、息子と共にメキシコから飛行機で15時間かけてソウルに到着したという。ロシアからきたエブゲニアさん(27)も、先に訪れた聖水洞(ソンスドン)の公演宣伝の仮壁やメンバーのSUGA(シュガ)の写真が掲示されたカフェの写真など、ソウル各地の「BTSスポット」で撮影した写真を見せてくれた。彼女の手には、ARMYを象徴するネイルアートが施されていた。

ロシア人のエブゲニアさん(27)が19日、ソウルの光化門広場で、ソウルの城東区聖水洞にある「BTS」の宣伝フェンスにネットフリックスのロゴが刻まれたハートのステッカーをたくさん貼ったフォトゾーンの前で撮った写真を見せている=パク・チャンヒ記者//ハンギョレ新聞社

 ソウルの龍山区にあるHYBE本社ビルの前も、外国人ARMYにとっては欠かせない場所。ここで出会ったイタリア人のファビオラさん(34)は「昨日は江南(カンナム)のBIGHIT(以前の所属事務所)に行き、BTSが以前住んでいた寮にも行った」とし、「チケットはないけど、21日には必ず光化門に行く」と語った。ソウルを離れ、BTSの足跡を追うファンも少なくない。チリから来たアンソニアさん(26)は「16日に韓国に来たが、4月13日まで滞在する予定」だとし、「アルバムのジャケットに出てきた(江原道の江陵市の)バス停を含め、1カ月にわたりBTSに関連する場所を回るつもりだ」と話した。当日、HYBEの本社ビルの前では、BTSのメンバーJUNGKOOK(ジョングク)の顔写真が貼られた市内バスが通り過ぎると、外国人ファンが次々と押し寄せる場面もあった。

19日昼、ソウル中区明洞にBTSのファンダム「ARMY」を象徴する紫色の電光掲示板が付いた街灯が並んでいる=チャン・ジョンウ記者//ハンギョレ新聞社

 彼らの写真や映像はソーシャルメディアを通じて世界各国に広がっている。「ソウルはこんなふうにBTSの復帰公演を準備している」とステージの設置の様子を伝えると同時に、「ソウルの広告は素晴らしい」とBTSの各メンバーの写真を掲載した大型スクリーンの画像を集めて投稿したりもする。

 韓国警察は最大26万人と予想される大規模な人混みの管理のために「最終安全点検」に入った。ユ・ジェソン警察庁長官職務代行は、当日光化門の公演場を訪れ、ソウル警察庁から人混み・テロ対策安全管理対策について報告を受けた。警察は公演当日、6700人以上を投入して会場への人混みの流入を統制し、公演終了後には分散移動を促す予定だ。ユ職務代行は「人混みによる事故やテロ事件が起きることなく、安全に(イベントが)終わるよう責任を全うします」と述べた。

パク・チャンヒ、チャン・ジョンウ記者 (お問い合わせ [email protected] )