英王室に静かな変革?キャサリン妃、厳格な王室のしきたりを覆す

英王室に静かな変革? キャサリン妃、厳格な“王室のしきたり”を覆す

ご存じの通り、英国王室には数世紀にわたる歴史と伝統、そして厳格なプロトコル(外交儀礼やしきたり)がある。王族、特に高位王族たちの習慣やエチケットの多くは、何十年、時には何百年もの歳月を経て形作られてきた。しかし、エリザベス女王の崩御以来、王室はいくつかの側面で現代化を模索し始めている。その中心にいるのは、次期国王夫妻であるウィリアム皇太子とキャサリン妃という、若い世代のロイヤルたちだ。

王室が確実に進化していることを示す、ある"控えめな習慣"がある。あまりにも日常に溶け込んでいて見落とされがちだが、実は王族たちの在り方における大きな変化を象徴するものだ。2007年から2011年まで王室執事を務めたグラント・ハロルドは、一見些細だが重大な意味を持つディテールとして、キャサリン妃がもたらした変化を指摘。それは、「キャサリン妃が自ら車のドアを開閉している」という事実だった。

Max Mumby/Indigo

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「本当に小さなことに感じますよね。ですが、この行為は英王室がいかに進化し、形式ばらないものになりつつあるかを示す非常に興味深い例です」とハロルド氏は『Select Car Leasing』を通じて語る。この習慣はウィリアム皇太子、さらにはヘンリー王子やメーガン妃といった他の若いロイヤルたちにも共通しているという。

「大袈裟ではなく、かつては誰の助けも借りずに自分で車のドアを開け閉めするなど前代未聞のことでした。亡きエリザベス女王が公の場で自らドアを開ける姿など、決して目にすることはなかったでしょう。もちろんプライベートでは別ですが、公式行事ではあり得ないことでした」

公務中の故エリザベス女王。 Hulton Archive

2025年12月、ウィリアム皇太子とキャサリン妃がシャーロット王女を乗せてクリスマスランチへ向かう様子。 Max Mumby/Indigo

公式訪問やイベントの際、ロイヤルファミリーは運転手付きの車で移動することが多いが、彼らはみな自身の車を所有しており、オフの日には自らハンドルを握る。

「チャールズ国王はアストンマーティンや、ランドローバーのディフェンダー、ベントレーといった名だたる高級車を王室の車両コレクションとは別に所有しています。それらは彼のお気に入りの愛車です」とハロルド氏は付け加え、家族間で車を共有することは稀だと述べた。

ウィリアム皇太子とキャサリン妃は、3人の子どもたち(ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子)の学校への送迎にも自ら車を出す。多忙を極める日々の家族生活の中でも、なるべく"普通であること"を維持したいという、親としての切なる願いの表れだ。

イギリスの法律上、女王や国王は運転免許証を必要としない唯一の人物だという。 Max Mumby/Indigo

アストンマーティンを運転するチャールズ国王。 Max Mumby/Indigo

また、運転をするロイヤルメンバーはみな運転免許証を所持しているが、法律上、免許証を必要としない唯一の人物がチャールズ国王である。「運転免許証もパスポートも『国王の政府』の名において発行されるため、国王本人は所持を義務付けられていないのです。もっとも、国王になるまで何十年も運転してきたため、実際には免許を所持していますがね」とハロルド氏は解説する。

Translation: Harper's BAZAAR JP From Good House Keeping

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