イスラエル、イラン革命防衛隊の海軍司令官を殺害と表明

ホルムズ海峡を航行する貨物船とタンカー(2月)
イスラエルは、イラン革命防衛隊のアリレザ・タングシリ海軍司令官と殺害したと発表した。同司令官はホルムズ海峡への機雷敷設と封鎖に「直接的な責任」を負っていたとしている。
一方、パキスタンは、同国を通じて米国とイランが間接的に交渉していると明らかにした。紛争終結に向けた米国の提案をイラン政府は検討しているという。
トランプ米大統領は26日、イランは「壊滅状態」にあり、米国に停戦交渉を「懇願」していると述べた。
トランプ氏、イランは停戦交渉を「懇願している」
ドナルド・トランプ米大統領は26日、イランは「壊滅状態」にあり、米国に停戦交渉を「懇願」していると述べた。
同氏は閣議の冒頭で「(イランは)もちろん交渉している、壊滅状態だ」とし、「彼らが正しいディール(取引)をすれば(ホルムズ)海峡は開かれる」と語った。
さらに「彼らはディールを懇願している。われわれが正しいディールができるか見てみよう」と述べた。
(27日00:58 JST 更新)
原文:Iran is ‘Begging’ to Make a Deal to End War, Trump Says
パキスタンのムニール陸軍参謀長、米イランの重要な仲介役に

米ホワイトハウスで昨年、トランプ大統領を挟んでポーズをとるアシム・ムニール陸軍参謀長(右)とパキスタンのシャバズ・シャリフ首相
ドナルド・トランプ米大統領はパキスタンの有力者であるアシム・ムニール陸軍参謀長を「お気に入りの元帥」と呼び、何度かホワイトハウスに招いた。事情に詳しい関係者によると、こうした友好的な関係のおかげで、ムニール氏はパキスタンを米国とイランの間接対話の裏チャンネルとして位置づける上で主導的役割を果たしている。パキスタンのイスハーク・ダール副首相兼外相は26日、X(旧ツイッター)への投稿で、パキスタンは戦争終結に向けたやりとりを橋渡ししていると述べた。
ムニール氏は2022年に陸軍参謀長に就いた。昨年、21年のカブール空港爆破事件の首謀者とみられる人物をパキスタンが発見し米国に引き渡したことで、同氏はトランプ政権との関係を再構築した。パキスタン当局者がトランプ氏の側近らとの会合で暗号資産(仮想通貨)取引や重要鉱物について協議したことで、関係はさらに良好なものになった。ムニール氏はこうした会合の多くに出席していた。
パキスタン国内では、昨年5月にインドと紛争が起きた際、政府軍がインド軍用機を数機撃墜したことで同氏の評価がさらに高まった。同氏は終身の元帥に任命された。
(27日00:50 JST 更新)
原文:Pakistan Army Chief Asim Munir Emerges as Key U.S.-Iran Go-Between
イスラエル、イラン革命防衛隊の海軍司令官を殺害と表明

イラン革命防衛隊のタングシリ海軍司令官(2月16日、ホルムズ海峡)
イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は、夜間の攻撃でイランの精鋭部隊、革命防衛隊(IRGC)のアリレザ・タングシリ海軍司令官と、イラン海軍司令部の幹部らを殺害したと表明した。
カッツ氏は、タングシリ氏がホルムズ海峡への機雷敷設と封鎖に「直接的な責任」を負っていたとした。また今回の攻撃は、イスラエルがホルムズ海峡の開放に協力する用意があることを米国に示すメッセージだと述べた。
(26日20:35 JST 更新)
原文:Israel Says It Has Killed IRGC Navy Commander
米とイラン、「裏ルート」で間接的に交渉中=パキスタン外相
パキスタンは、米国とイランが間接的に交渉していると明らかにした。パキスタンのイシャク・ダール副首相兼外相は、「米国とイランは、パキスタンが中継するメッセージを通じて間接的に交渉している」とX(旧ツイッター)に投稿。さらに「こうした状況の中で米国は15項目(の要求)を提示し、イランはそれを検討している」と述べた。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先に、米国が戦争終結のための15項目の要求をイランに提示したと報じた。
ダール氏は、トルコやエジプトも仲介に関与しているとしたうえで、パキスタンは紛争当事者間にあらゆる対話の場を提供する用意があると述べた。
(26日22:45 JST 更新)
原文:Pakistan Says It Has Open Backchannel Between U.S., Iran for Talks
トランプ氏、イランは交渉に「早く真剣になった方がいい」
ドナルド・トランプ米大統領はイラン指導部に対し、紛争終結に向けた協議に真剣に取り組むよう警告した。自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に「手遅れになる前に、早く真剣になった方がいい」と投稿した。
また、イラン指導部の公式発表は非公式な発言とは異なっていると指摘。「彼らは取引を結ぶよう我々に『懇願』している」と述べた。「それなのに公の場では『米国の提案を検討している』としか言っていない。それは間違っている!!!」と続けた。
イランのアッバス・アラグチ外相は25日、イランは今のところ「交渉するつもりはない」と述べ、交渉が行われていることを否定した。
(26日22:45 JST 更新)
原文:Trump Says Iran ‘Better Get Serious Soon’ About Talks