【京都府 ~春の絶景10選~】美しさから人づてに評判が広がった、知る人ぞ知る桜の名所/2026年版
寒さの中で力を蓄えた草木がパワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。
今回は京都府が誇る、春の絶景・風物詩をピックアップ。自然が織りなす奇跡の景色に会いにいきませんか?
◆原谷苑の桜

原谷苑の桜。写真:leochaume0124/イメージマート
京都市北区にある原谷苑は、知る人ぞ知るさくらの名所。木材を取り扱う村岩農園が所有する桜苑で、その美しさから人づてに評判が広がり、現在では見ごろの時期に一般公開されている。
およそ4,000坪の敷地に、八重紅しだれ桜をメインに20種類、400本以上の桜があり、さらにシャクナゲやつつじ、ヤマブキといったさまざまな花との競演も楽しめる。
一般公開期間中は、屋外の床几席で幕の内弁当を味わいながら花々を観賞することも可能(要事前予約)。春爛漫の景色を、床几席からゆったりと楽しんで。
見ごろの時期:4月上旬~下旬
原谷苑の桜(はらだにえんのさくら)
所在地 京都府京都市北区大北山原谷乾町36
http://www.haradanien.com/
◆東寺 夜桜ライトアップ

東寺 夜桜ライトアップ。写真:photo_sada/イメージマート
京都の代表的な観光スポットの一つである、真言宗総本山の寺院、東寺。境内にはしだれ桜やソメイヨシノなど約200本の桜があり、見ごろの時期にはライトアップも行われる。
一番の見どころは、樹齢130年以上、高さ13メートルを超えるしだれ桜の「不二桜」。夜にライトアップされると暗闇に国宝・五重塔と不二桜が浮かび上がり、神秘的な光景に。
また、ライトアップ期間中は金堂および講堂の夜間特別拝観も行われ、貴重な仏像なども鑑賞できる。
見ごろの時期:4月上旬
夜桜ライトアップ
開催期間:2026年3月14日(土)~4月12日(日)
東寺 夜桜ライトアップ(とうじ よざくらライトアップ)
開催地 京都府京都市南区九条町1
https://toji.or.jp/
◆退蔵院 陰陽の庭としだれ桜

退蔵院 陰陽の庭としだれ桜。写真:kamogawa/イメージマート
日本最大の禅寺であり、臨済宗妙心寺派の大本山でもある、妙心寺。広大な敷地には46の塔頭寺院があり、そのなかの一つ「退蔵院」では四季折々の景色が楽しめる。
境内には「陰陽の庭」と呼ばれる2つの枯山水庭園がある。陽の庭の敷石は白、陰の庭の敷石は黒と、白と黒をモチーフにしたこの庭園は物事や人の心の二面性を表現している。
2つの庭園の間にはしだれ桜が立っており、それぞれの庭園に覆い被さるように咲き誇る桜の花が、庭園の美しさをより際立たせる。
見ごろの時期:4月上旬~下旬
退蔵院 陰陽の庭としだれ桜(たいぞういん いんようのにわとしだれざくら)
所在地 京都府京都市右京区花園妙心寺町35
http://www.taizoin.com/
◆長岡天満宮の霧島つつじ

長岡天満宮の霧島つつじ。写真:kamogawa/イメージマート
長岡京市にある長岡天満宮は、霧島つつじの名所。八条ヶ池の中堤両側に樹齢百数十年の霧島つつじが約100株植えられており、その見事な咲きぶりは国随一とも評される。
樹高は約2.5メートルにもなり、燃えるように真っ赤な花々は、見る者を圧倒するほどの鮮やかさ。
ほかにも平戸つつじや琉球つつじといった品種のつつじも見ることができ、見ごろの時期には多くの参拝客で境内が賑わう。
見ごろの時期:4月中旬~5月上旬
長岡天満宮の霧島つつじ(ながおかてんまんぐうのきりしまつつじ)
所在地 京都府長岡京市天神2-15-13
https://nagaokatenmangu.or.jp/
◆三室戸寺のつつじ

三室戸寺のつつじ。
宇治市の山間に佇む三室戸寺は、創建から1,000年以上の歴史を誇る名刹。境内を彩る四季折々の花々が美しく、宇治屈指の花寺としても有名だ。
春に見ごろを迎えるのは、桜とつつじ。三重塔にかかるソメイヨシノや、庭園内の枝垂れ桜、茶屋付近の八重桜など、美しい桜を満喫できる。
さらにすばらしいのは、関西の寺院でナンバーワンの規模を誇るつつじの庭園。約2万株のカラフルな花が咲き広がる様子は圧巻で、京都のつつじの名所として「つつじ寺」とも呼ばれている。
例年、ゴールデンウィーク前後が満開の時期。華やかな花々に囲まれて、春の彩りを楽しもう。
三室戸寺のつつじ(みむろとじのつつじ)
所在地 京都府宇治市莵道滋賀谷21
つつじ園の開園期間 2026年4月11日(土)~5月10日(日)
時間 8:30~15:10
拝観料 大人 1,000円、小人 500円
https://www.mimurotoji.com/
◆獅子崎稲荷神社のミツバツツジ

獅子崎稲荷神社のミツバツツジ。
京都の海側にある獅子崎稲荷神社(しいざきいなりじんじゃ)。山上には日本三景「天橋立」を望める展望台があり、ここからの眺望は雪舟の描いた国宝「天橋立図」の構図とよく似ていることから「雪舟観」と呼ばれているのだそう。
4月中旬~下旬に、山肌に連なる朱色の鳥居の周囲に約千本のミツバツツジが咲き、空間を鮮やかに染め上げる。
獅子崎稲荷神社
所在地 京都府宮津市獅子崎
https://www.amanohashidate.jp/spot/shizaki/
◆七谷川 和らぎの道

七谷川 和らぎの道。
亀岡市、七谷川沿いにある和らぎの道は、約1キロにわたって約1,500本の桜が咲き誇る丹波地方随一の桜の名所。隣接するさくら公園にも、28種約280本の桜が植樹されており、こちらの景色も圧巻。
周辺には、日本一早くまわれると言われる「丹波七福神めぐり」のお寺があります。天気のいい日に和らぎの道とあわせ散策してみるのもおすすめ。
七谷川 和らぎの道(ななたにがわ やすらぎのみち)
所在地 京都府亀岡市千歳町千歳南山40
https://www.kameoka.info/blog/2020/03/post-512.php
◆玉川堤の桜

玉川堤の桜。
「平成の名水百選」に選ばれた玉川は、葛飾北斎や歌川広重が描いた六玉川の一つであり、その他、古来より多くの歌や物語などに登場する名所。
京都府井手町にある玉川堤(たまがわつつみ)では、春になると約500本の桜並木が花のトンネルを作る。桜のあとには山吹が見頃に。
玉川堤の桜
所在地 京都府綴喜郡井手町井手
https://ochanokyoto.jp/spot/detail.php?sid=36
◆勝竜寺城公園の桜

勝竜寺城公園の桜。
明智光秀の娘・細川ガラシャが夫の細川忠興と新婚生活を送った、勝龍寺城(しょうりゅうじじょう)。1571年に、織田信長の意向を受けた細川藤孝が大きく改造し、近世城郭の要素を備えた先駆的な城郭として注目されている。
その城址に造られた勝竜寺城公園は「日本の歴史公園100選」に選ばれている。
春にはソメイヨシノやしだれ桜が咲き誇り、勝龍寺城址と桜が織りなす美しいコラボレーションを楽しめる。
勝竜寺城公園
所在地 京都府長岡京市勝竜寺13
http://www.nagaokakyo-kankou.jp/html/sightseeng/s04.html
◆京都府立植物園の桜

京都府立植物園の桜。
京都市左京区にある京都府立植物園は、大正13年(1924)に開園した日本最古の公立植物園。
園内に広がる桜林はソメイヨシノとヤエベニシダレを中心とした林で、4月上旬に咲くソメイヨシノは特に見事。その他にも、園内にはサトザクラなど約170品種、500本の桜が植栽されている。
地下鉄北山駅直結でアクセスがいいのもポイント。
京都府立植物園
所在地 京都市左京区下鴨半木町
https://www.pref.kyoto.jp/plant/11900019.html