「これはなんですか?」 “巨大マグロ”を背負った男性の後ろ姿が衝撃的→正体に「インパクトすごい」の声

フルオーダーのカバンを作っている、カバン職人の川本さん【写真提供:カバン職人 かばんばか(@kabababaaan)さん】
日常の中で、思わず二度見してしまうような光景に出合うことがあります。X(ツイッター)で話題になっているのは、まるで巨大なマグロを背負って歩いているかのような男性の写真。公開された際の微笑ましいやりとりにも、注目が集まりました。投稿者のカバン職人 かばんばか(@kabababaaan)さんこと、川本さんに詳しいお話を伺いました。
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「これはなんですか?」 突然の声がけに「カバンです!」
「『これはなんですか?』と聞かれたので『カバンです!』と答えたら『えええぇ、カバン!? すごい!!!』って言われました」
そんなコメントとともに投稿された写真には、直立した巨大なマグロのぬいぐるみのようなものが写っています。シッポの先からは人間の足が見えており、マグロを背負っているようです。
上半身がすっぽりと覆われ、まるで本物のマグロのようなサイズ。インパクト抜群ですが、カバンだというから驚きです。
この投稿には、4000件を超える“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「ぱっと見サメに食べられているのかと思った……」「これ背負って歩きたい」「インパクトすごい」といった声が寄せられています。

巨大マグロのカバンを背負う川本さん【写真提供:カバン職人 かばんばか(@kabababaaan)さん】
老舗鞄職人に弟子入り 独立後に生まれた“魔法”のカバン
川本さんは、フルオーダー専門のカバン店を営む職人です。京都の老舗カバン職人に弟子入り後、独立しました。これまでにも「ミカンの形のカバン」や「焼き芋の形のカバン」など、さまざまなオーダー品を手がけてきたといいます。
そうした経験を積むなかで生まれたのが、今回話題になった「海の生き物」シリーズです。制作のきっかけについて、川本さんはこう振り返ります。
「自分の好きなものを自由に作ってみたいと思い、マグロバッグを制作しました。実際に背負ってみると、とても楽しく、自分の好きな生き物を連れて歩ける感覚がありました。さらに、さまざまな方から声をかけていただくなど、普通のカバンでは起こらない出来事が次々と起きて。それはまるで“魔法”のような体験でした」
海の生き物をモチーフにすることが多いのにも、川本さんならではの理由があります。
「海の生き物は、形そのものがとても自由で不思議なんです。陸の生き物が四足歩行を基本とするのに対し、マグロやチョウチンアンコウ、メンダコ、ウミウシは足がないなど、ヒレの数や形にも決まった規則がありません。カバンは四角である必要も、丸である必要もないという発想につながっています」

競りにかけられたような、ユーモアたっぷりの展示方法も素敵【写真提供:カバン職人 かばんばか(@kabababaaan)さん】
「日常に少しの驚きや楽しさを加えられたら」
今回、話題になったやりとりは、大阪市にある国立国際美術館の近くを歩いていたときのことでした。声をかけてくれたのは、50代くらいの女性だったそうです。
川本さんは「とても大きなリアクションをいただき、こちらもうれしくなりました。出身が大阪ということもあり、どこか懐かしさを感じるやりとりでもありましたし、ツッコミを入れていただけたことも光栄でした」と笑います。
「カバンを通して、日常に少しの驚きや楽しさを加えられたらという思いで制作しています。なにげない日常の中で、ふと誰かに話しかけられたり、笑顔が生まれたりする──そんなきっかけになる存在でありたいと考えています」
普通の形にとらわれないものが好きな人や、日常にちょっとした遊び心を取り入れたい人にぜひ知ってもらいたいという“魔法”のカバン。街中で見かけたら、声をかけてしまうかもしれませんね。
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