「許せねぇ…」「なんでそんなことができるんだよ」寒空の下に遺棄されたハムスター 怒りの声が続出 保護団体に聞いた救出の舞台裏

公園で保護された公康くん【写真提供:一般社団法人 ハムメディア(@ham_edia)】

家族として迎えられたはずの小さな命が、無責任に手放される痛ましいケースが後を絶ちません。X(ツイッター)では、公園に置き去りにされたゴールデンハムスターの救出劇が話題になっています。保護活動にあたった一般社団法人ハムメディア(@ham_edia)の担当者さんに、詳しいお話を伺いました。

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「許せねぇ…」 公園に遺棄されたハムスターたち

「【協力要請】ハムスターが遺棄されていました。すでに2匹は保護されていますが、まだいる可能性も否定できません。お時間のある方、ご近所の方は捜索のお力添えをお願いいたします」

そんなコメントとともに投稿された3枚の画像。1枚目は公園の地図で、エリアが赤い丸印で示されています。ほかの2枚には、プラスチックケースの中で丸まっているゴールデンハムスターの姿が。毛並みは比較的きれいなものの、うつむき加減で不安そうに見えます。

この投稿がXで公開されると、2000件を超える“いいね”が集まりました。引用リポストには「公園にハムスター捨てるとか、あり得んだろ なんでそんなことができるんだよ」「すごくすごくすごく心配です。小さいけどハムスターも生きています、命です」「許せねぇ……」など、怒りと悲しみの声が寄せられました。

ハムスターが遺棄された公園の地図【画像提供:一般社団法人 ハムメディア(@ham_edia)】

「非常に過酷な環境だったと思われます」

担当者さんによると、今回の保護のきっかけは、公園でハムスターを見つけたという投稿を、個人で保護活動をしている人から共有されたことでした。しかし、団体としての活動圏は関東であるため、現場に向かって保護できる有志の方を募ったといいます。

「保護されたハムスターは、最初から元気な子もいれば少しぐったりしている子も、妊娠している子もいました」

1匹は残念ながら発見時、すでに亡くなっていたものの、最終的に三国本町公園で保護されたハムスターは、全部で10匹。動物病院で点滴などの処置を受け、少しずつのんびり過ごせるようになっています。「目立った大きな外傷はなく、寒さまたは栄養失調で亡くなってしまったと思われます」と担当者さんは言います。

発見時の公園は、人間でも寒いと感じるほどの気温で、雨も降っていました。「気温10度以下では、疑似冬眠のリスクが一気に高まるゴールデンハムスターにとって、非常に過酷な環境だったと思われます」と、当時の状況を振り返ります。

また、排水溝の中にいるハムスターも何匹かいたそうです。「ゴールデンハムスターにはネズミほどの運動神経がないため、自力で排水溝から出ることは困難だったのでは」と推測します。公園内にはねこやカラスなどもおり、「外敵に見つかってしまうリスクも高かったのではないでしょうか」と話してくれました。

「ハムスターたちの味方でありたい」という思い

なぜ、これほど多くのハムスターが公園に捨てられていたのでしょうか。担当者さんは、次のように話します。

「保護したなかに妊娠したハムスターやまだ幼いハムスターがいたこと、ハムスターたちの毛色がほぼ同じだったこと、野生で一定期間生きていたにしては体重が健康的すぎる子がいたこと、毛並みや手足がかなりきれいだったことなどを考慮すると、ハムスターを繁殖させ、飼育できなくなった人間がごく最近、遺棄したものと推測されます」

ハムスター保護時の様子【出典:X(@ham_edia)よりスクリーンショット】

そして、次のように訴えます。

「ハムスターは愛護動物ではありますが、いぬやねこに比べると愛護動物としての知名度が低いのが現状です」

そんなハムスターたちの味方でありたいという思いから、団体として活動し、ハムスターの里親募集を随時行っています。募集エリアは東京・千葉・神奈川・埼玉のみですが、新しい家族を待っている子もいるそうです。詳細は、同団体のSNSアカウントやウェブサイト「一般社団法人 ハムメディア」の里親募集中一覧でも確認することができますよ。

○取材協力:一般社団法人 ハムメディア(@ham_edia)

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