「愛子さま」の最新“ボブスタイル”に垣間見える「覚悟と潔さ」重たい「守り」から顔まわりスッキリへ 5年間の軌跡

3月8日に行われた「2026ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本VSオーストラリア戦は、天皇、皇后両陛下と長女の愛子さまがご観戦する“天覧試合”となった。なかでも、それまでのロングヘアとは打って変わった、肩上のボブスタイルで貴賓席に現れた愛子さまの姿には大きな注目が集まった。昨今、愛子さまは2~3年に一度のペースで長く伸びた髪をばっさりと切り、ボブに整えている。そんな“ボブの変遷”をプロの美容師に読み解いてもらうと、愛子さまの「意識の変化」が浮かび上がった。
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愛子さまが近年、ボブスタイルに“イメチェン”して報道陣の前に姿を見せたタイミングは3回ある。最初は2021年5月に皇居へ入る車中から窓を開けて取材に応じられたとき、次は23年8月に那須御用邸でご静養をされたとき、そして3回目が今回WBC観戦に臨まれたときだ。
いずれも毛先がまっすぐに切りそろえられたワンレンボブスタイルだが、プロから見ると3回それぞれに“差異”があるという。ボブ・ショートヘア専門美容室「THE BOB&SHORT」代表の中山拓海さんは、「顔まわりの髪の残し方や、全体的な髪の長さなどが毎回異なり、同じワンレンボブでも印象は大きく変わります」と分析する。
■“広瀬すず風”ボブだった大学時代
21年、当時学習院大学の2年生だった愛子さまのボブは、前髪は軽く流してナチュラルな透け感があるものの、顔の両サイドの髪を多く残し、全体的に重ためだった。「顔を隠しやすく安心感があり、小顔効果も生み出せる、高校生や大学生に人気のスタイル。女優の広瀬すずさんも昔は似たようなボブでしたね」と、中山さん。肩につく長さで切りそろえているため、「結ぼうと思えば結べる“守りのボブ”」でもあるという。

しかし、23年に大学4年生となった愛子さまのボブは、印象が一変する。長さは前回と同じく肩についていたが、毛先はぐっと軽やかに。さらに顔の両サイドには編み込みが施され、きれいに整えられた眉や、耳元で揺れるイヤリングが際立っていた。中山さんは、「いわゆる“量産型”ボブから抜け出し、ご自分の個性を出そうとしている。装いへの意識と自信の芽生えを感じます」と指摘する。

そんな中山さんが「一段とすてきになった」と絶賛するのが、今回のWBC観戦でお披露目された最新ボブスタイルだ。顔まわりはこれまでのボブより5センチほど短い「最適」な長さで、4月に社会人3年目を迎える愛子さまの意識の変化が垣間見えるという。
「思い切って肩上で切りそろえていて、仕事に打ち込む者としての覚悟と潔さがうかがえます。聡明(そうめい)な愛子さまだからこそ、社会に出てからは世の女性たちが日々どのように美を意識して工夫しているのかを捉え、ご自身も実践されているのでしょう。メイクも上品でありながらトレンドを押さえ、白い肌と艶のある黒髪が映えています。全体的に、現代らしく洗練された印象です」

■愛子さまのボブと雅子さまのボブ
ボブといえば、愛子さまの母である皇后・雅子さまのご成婚当時のトレードマークでもあるが、雅子さまのボブは前髪を上げており、愛子さまとは大きく異なる。中山さんによると、雅子さまのように目元がぱっちりと華やかな場合、前髪があると目の印象が強調されすぎてしまう。反対に、天皇陛下譲りのさっぱりと涼しげな目元の愛子さまの場合は、前髪があったほうが顔全体のバランスが整いやすくなる。母娘といえど、雅子さまと愛子さまにはそれぞれに似合うボブがあり、お二人ともご自身に合ったスタイルを取り入れてきたのだ。
愛子さまのボブをめぐっては、気になる“うわさ”もある。あくまで周囲の推測に過ぎないが、定期的に長い髪をばっさりと切るのは、ヘアドネーションのためではないか?と見る人がいるのだ。たしかに、日本赤十字社に勤め、医療や福祉への関心が高い愛子さまならば、自らの髪を医療用ウィッグとして役立てたいと願っても不思議ではない。このヘアドネーション説については、中山さんも「可能性は十分ある」とうなずく。
「一般的に髪は1カ月で約1センチ強伸びるので、2年以上切らずに伸ばせば、ドネーションに必要な31センチ以上の髪を確保できます。さらに愛子さまはワンレンボブの状態から伸ばしているので、長さのそろった髪を寄付できる。カラー剤やパーマ剤による傷みもないでしょうから、ドネーションをするにはベストの髪と言えるでしょう」
これまでのパターンにならうなら、愛子さまは当分髪を伸ばし続け、次なるボブのお披露目は28年あたりだろうか。新たなヘアスタイルからは、愛子さまのさらなる“進化”が示されることだろう。
(AERA編集部・大谷百合絵)
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