《47都道府県の“歴史を感じる一本桜”8選》夜空と池に映し出された“逆さ桜”が見事な久留米市・樹齢110年の一本桜

 この季節、この場所でしか見ることができない景色を見に、出かけてみませんか。

 春は、冷たい雪の下で寒さに耐えた草花が芽吹く季節。桜のピンク、菜の花の黄色、藤の薄紫色、ネモフィラのブルー。花の色彩の豊かさに驚かされるのも、春ならではなのかもしれません。

 日本全国には、まだ見ぬ“春の魅力”がたくさんあなたを待ち受けています。今回は、「47都道府県×10スポット=全470スポット」の中から、見ごたえのある一本桜をピックアップ。

 “いつか”ではなく、今こそ行くべき。歴史を感じる「一本桜」8選をお楽しみください!

◆山形県

薬師ザクラ

薬師ザクラ。

 白鷹町には樹齢500年以上の古典桜といわれるエドヒガンザクラが6本あり、その中で最も古木なのが薬師堂の境内にあるのが「薬師ザクラ」。

 樹高は約10メートルほどですが、幹回りが約8メートルもあり大きくねじれ、多くのこぶがある巨大な幹は迫力満点。樹齢約1200年の風格が漂う桜の姿を一目見ようと多くの人が訪ねてくる。

 桜の見ごろにあわせて「しらたか古典桜の里さくらまつり」が釜の越農村公園で開催される。薬師堂からも近いので併せて楽しむのがおすすめ。

しらたか古典桜の里さくらまつり:4月11日(土)~19日(日)

薬師ザクラ(やくしざくら)

所在地 山形県白鷹町高玉3663

https://yamagatakanko.com/attractions/detail_10290.html

◆福島県

小川諏訪神社のシダレザクラ

小川諏訪神社のシダレザクラ。

 いわき市にある小川諏訪神社は、4月上旬から中旬にかけて咲き誇るシダレザクラで有名なスポット。真っ赤な鳥居と垂れ下がるように咲き乱れる桜のコラボレーションを写真に収めることができる。

 こちらのシダレザクラは、樹齢が500年以上で、市の天然記念物に指定されている。

 夜のライトアップで幻想的に浮かび上がる姿が例えようもなく美しいと、訪れる人々を魅了している。

小川諏訪神社のシダレザクラ(おがわすわじんじゃのシダレザクラ)

所在地 福島県いわき市小川町高萩字家ノ前140-1

https://kankou-iwaki.or.jp/spot/10071

◆岐阜県

根尾谷淡墨ザクラ

根尾谷淡墨ザクラ。

 樹齢1,500余年を誇る孤高の桜は、日本三大桜のひとつとして国の天然記念物に指定されている。

 継体天皇お手植えの桜と伝えられ、つぼみのときは薄いピンク色、満開になれば白に、そして散り際には淡い墨色になることから淡墨桜と名付けられたされている。

 開花から散り際まで移ろう桜の花の色彩は、その名の通りまるで墨絵のよう。ハラハラと散る花びらや朝霧からうっすらと淡墨色をした桜の佇まいなど、どれも情緒深く、見る者を魅了する。

見ごろの時期:例年3月末~4月上旬

根尾谷淡墨ザクラ(ねおだにうすずみざくら)

所在地 岐阜県本巣市根尾板所字上段995

https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_921.html

◆茨城県

般若院

般若院。

 茨城県南部の龍ヶ崎市にある天台宗般若院は、天元元年(978年)に道珍法師によって創建された寺院です。

 本堂裏手にあるシダレザクラは、樹齢は推定500年、樹高約10メートル、目通り幹囲約5メートル、枝張り東西約15メートル・南北約22メートルの巨木。エドヒガン(江戸彼岸)の園芸品種で、県の天然記念物に指定されています。樹齢500年の荘厳な姿は一見の価値あり。

般若院(はんにゃいん)

所在地 茨城県龍ヶ崎市根町3341

https://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/kanko/kankokyokai/kankospot/meisho/temple/2013091801362.html

◆千葉県

真間山弘法寺の伏姫桜

真間山弘法寺の伏姫桜。写真:GYRO_PHOTOGRAPHY/イメージマート

 真間山弘法寺は、市川市にある人気の花見スポット。境内には約200本の桜があり、なかでも有名なのは樹齢400年を超えるしだれ桜の「伏姫桜」。

 淡いピンクの花をつけた優美な枝は地面に届きそうなほど長く、ソメイヨシノとの競演も見事。境内が華やかに染まる春は、多くの参拝客で賑わいます。

見ごろの時期:3月下旬~4月上旬

真間山弘法寺の伏姫桜(ままさんぐほうじのふせひめざくら)

所在地 千葉県市川市真間4-9-1

http://mamasan.or.jp/

◆広島県

東城三本桜

東城三本桜のひとつ、森湯谷のエドヒガン。

 「森湯谷(もりゆだに)のエドヒガン」「小奴可の要害桜(おぬかのようがいざくら)」「千烏別尺(ちどりべっしゃく)のヤマザクラ」……一体、何のことだと思われますか?

 実は、庄原市東城町にある有名な三本の桜の呼び名です。樹齢も400~500年と言われており、その堂々とした存在感のある姿は必見。ソメイヨシノの桜並木とはまた違った雄々しさのある桜の姿に魅了されます。

東城三本桜(とうじょうさんぼんざくら)

所在地 広島県庄原市東城町

https://www.city.shobara.hiroshima.jp/main/2018/04/524e72a7fd548ff688112a4dee05246c_3.pdf

◆愛媛県

石畳東のしだれ桜

石畳東のしだれ桜。

 石畳地区にある、高さ8メートル、東西に約15メートルもの枝を伸ばす、樹齢350年を超える一本桜。2005年には愛媛県の天然記念物にも指定されました。

 堂々としていて、咲き乱れた花がこぼれ落ちているかのような妖艶な姿は唯一無二。この桜にしか醸せない魅惑的な美しさを一目見ようと、多くの人が足を運びます。

 天災により朽ち果てようとしていたところ、地域の方々の手厚い保護を受けたことで、今でも春になると見事な花を咲かせます。

石畳東のしだれ桜(いしだたみひがしのしだれざくら)

所在地 愛媛県喜多郡内子町石畳4320

https://www.iyokannet.jp/event/4510

◆福岡県

浅井の一本桜

浅井の一本桜。

 池の畔で堂々たる風格を見せる、「浅井の一本桜」。樹齢約110年といわれるヤマザクラの大樹で、幹回り約4.3メートル、高さ約18メートルを誇る。

 長年地元の人々から大切に守られてきた市のシンボルであり、久留米市の景観重要樹木にも指定されている。毎年見事な花を咲かせ、その幹の太さと花密度の高さで圧倒的な存在感を放つ。

 青空と池に映し出された「逆さ桜」の光景は息を吞むほど美しい。開花に合わせてライトアップ(19:00~21:00予定)も実施され、県内外から多くの人が観賞や写真撮影に訪れる。

開花時期:3月下旬(一般的な桜に比べ、やや遅れて開花します)

※2026年のライトアップ期間は、4月1日(水)~4月5日(日)19時~21時

浅井の一本桜(あさいのいっぽんざくら)

所在地 福岡県久留米市山本町耳納1511-1

https://welcome-kurume.com/spots/detail/38889ca9-7405-4e16-b04a-d06c0a36f46b