愛子さま、ふわっとチークが幸せそうで凛とした美しさ 福島で見せた「気遣い」とWBCの「多幸感メイク」とは

 満開の桜の下、福島を訪れた天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは、安心感と穏やかさを漂わせる装いだった。被災地への思いがにじむ。一方で、3月のWBC観戦では、ふんわりとしたチークが印象的な“多幸感メイク”だったと、ヘアメイクアーティストは語る。

* * *

 東日本大震災から15年の節目に、天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは4月6、7日、福島県を訪問した。

 7日、満開の桜並木の下、車で富岡町入りした天皇ご一家。愛子さまの桜色のジャケットの装いも相まって、和やかな空気が広がった。

「夜の森(よのもり)の桜はきれいですね」

 愛子さまはこう話したと報じられている。

 大熊町では、震災後に開校した「学び舎(まなびや)ゆめの森」を訪れた。子どもたちの発表に耳を傾け、時折ほほえみを見せながらうなずく姿が印象的だった。懇談では、体を乗り出すように話す場面もあった。

 この日の愛子さまの装いから、ヘアメイクアーティストの新見千晶さんは、愛子さまの「気遣い」を感じたという。

「人々に安心感を与える落ち着いたメイクです。ハーフアップの編み込みがかわいらしいです。ボブは髪の毛が顔にかかりやすい髪形でもあるので、あいさつのたびに髪を耳にかける必要がないよう、意図されたのではないでしょうか」

■「心が温かくなり、幸せな気持ちになる」 

 最近の愛子さまは、もともと持っていた「優しさ」をよりにじませている印象だ。

 愛子さまが最近、特に注目されたのが、3月の「2026ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」1次ラウンド、日本対オーストラリア戦を観戦した際の髪形だ。腰まで伸ばしていたロングヘアをばっさり切り、ボブを披露して話題になった。

 SNSでは「とってもお似合い!」「新しいボブスタイルに心が温かくなりました。ご家族の笑顔が素敵すぎて、幸せな気持ちになりますね」などと投稿されていた。

 だが、愛子さまの温かい雰囲気は、髪形だけによるものではなさそうだ。表情をやわらかく見せているのは、メイクの変化にもある。

「まるで発光しているようです。愛子さまの優しさが引き立っているようにも感じます」(新見さん、以下同)

 発光といっても、太陽光が鋭く反射するような、ギラついた光ではない。

「内側からにじむような、ピンク色のふんわりしたチークが印象的です。チークの効果により、透明感のある肌の白さがより際立っています。愛子さまご自身が光っているように見えて、ほんとうに幸せそうで、凛とした美しさが感じられます」

 昨年ごろから話題の“多幸感メイク”ではないだろうか。

 新見さんによると、多幸感メイクとは、計算された「進化系ナチュラルメイク」のこと。単に薄く仕上げるのではなく、透明感や血色感を丁寧に整えたメイクだ。

「血色感があることで、若々しさと親しみやすさを感じさせます。オフィスにも休日にもなじむ好感度の高いメイクです」

■存在感の薄れていた「チーク」が主役

 コロナ禍以降、メイクのトレンドは大きく変わった。

 収束後にマスクを外した反動で、盛るメイクが主流になった。ブラウンのリップ、れんが色のチークが流行。スティック型ハイライトで鼻筋を強調し、シェーディングで陰影をつける。顔全体に立体感を出す一方で、チークの存在感は薄れていた。

 だが、濃いメイク流行の反動で、再びナチュラル志向に回帰しているという。

「若者が憧れるK-POPアイドルも、以前よりナチュラル寄りです。SNSに投稿する写真も、作り込んだ“キメ顔”はむしろ古く見えます。無理にキラキラするより、“自然に幸せそう”に見えることが好まれています」

 健康と幸せを大切にするウェルビーイング時代にぴったりなメイクでもあるだろう。

 その多幸感メイクの象徴が、チークだ。

 多幸感メイクでは、チークは目の下まで広く入れる。

「内側からにじむような血色感があることで、健康的でポジティブな印象になり、多幸感につながるのです」

 とはいえ、目の下チークといえば、「地雷系」を思い浮かべる人もいるかもしれないが、両者は異なる。

 地雷系のチークも、目の下に横に入れるが、リキッドタイプを使って「濃く狭く」色づけるのが特徴だ。それに対して、多幸感メイクはパウダーで「薄く広く」入れる。

■さらに「洗練」

「愛子さまも、目の下から小鼻の高さまで、横に幅広くチークを入れていらっしゃるように見受けられます。柔らかく清らかな印象が引き立っていると感じます」

 チークの色も重要だ。愛子さまのチークは、青みのあるピンク色だと思われる。

「オレンジ寄りのコーラルを使うのもありですが、パーソナルカラーにかかわらず青みピンクを使うと、肌のトーンを引き上げ、透明感を際立たせることができます」

 WBC観戦時に着ていたブルーのセットアップは、昨年3月の進水式でも着用していたとみられるが、今回とは愛子さまの印象が違う。

「進水式の時よりもチークが強調されています。目元は大きく変わっていませんが、今回は青みピンクのチークによって肌の白さが引き立ち、より洗練された印象になったのでしょう。愛子さまの内面の幸せが、そのまま表れているようなメイクですね」

 (AERA編集部・井上有紀子)

・【写真】まさか1人だけドレスコードが伝わっていない?女性皇族がずらりと並んだ一枚

・【写真】愛子さま桜色ジャケットがお似合い!「心が温かくなる」優しさがにじむメイクはこちら!

・【写真】印象が一変!愛子さまの“個性”がみえたボブはこちら