〈14歳でお見合い→19歳で結婚→現在は孫が3人〉細木かおり(47)が明かす、細木数子の“独特な家庭教育”「恋愛と結婚は別だと言われ…」

細木かおりさん。
「六星占術」の創始者であり、“戸籍上の伯母”にあたる細木数子さんに育てられた細木かおりさん。幼い頃からそばにあった“細木数子”という存在、そして“占い”は、彼女の人生に大きな影響を与えてきました。
独特な家庭環境の中で、“第二の母”ともいえる数子さんに導かれてきたこれまでの歩み。そして、いま振り返って感じる数子さんへの想い。改めて、そのすべてを語ってもらいました。
“細木数子”の身内であることを公にしなかった理由

細木かおりさん。
――占いは昔からお好きだったのですか?
いいえ、むしろ苦手でした(笑)。
私は生まれて間もない頃から3歳まで、戸籍上の伯母である母・数子の家で育てられました。小学校から高校にかけての時期は一緒には住んでおりませんが、母は何かあればすぐ駆けつけ、心の支えとなってくれました。私にとっての“第二の母”ともいえる大切な存在です。
当然、六星占術の根本的な考え方や活用法を耳にする機会も多く、教えも自然と日常に入り込んでいましたが、一方で「そんなのは関係ない」と思っている自分もいました。母に、より幸せに生きるための道しるべを示してもらっても、「鬱陶しい」と思っていたこともありました。ですから、いまでも「占いは信じません」という方のお気持ちは、よくわかります。
――細木数子さんの姪であることは、公にはあまり話してこなかったそうですね。
はい。母がテレビで活躍していた頃は、名前を出した瞬間に態度が変わる人も見てきたので、できる限り隠していました。自分からは、ごく近しい友人にしか話していませんでした。
大人になってからも、私が細木数子の身内であることは、本当に近しい人しか知らなかったと思います。

細木かおりさんが公開した母・細木数子さんとの貴重な2ショット(「細木かおり」公式Instagramより)。
――それでも継承を決意されたのはなぜですか?
歳を重ねるにつれ、自分の人生にも、周囲の人生にも、大きな波が訪れる瞬間を何度も目にするようになったからです。若い頃はたまたまだと思っていた出来事が、あとから振り返ると、運気の流れの中で起きていたことに気づき、運気の流れに従って生きる大切さを知るようになりました。
決定的だったのは、母の個人鑑定の現場に入れてもらい、その姿勢を目の当たりにしたことです。母と相談者さんたった二人の鑑定室に同席させてもらい、私を後継者にしたい母の覚悟を感じ、逃げるわけにはいかないと思いました。
母に「あんたにしか継がせたくない」と言われ、私も母のように、運気の良い悪いを言い当てるだけでなく、1人でも多くの人が幸せな人生を歩めるように力を尽くしたいと考えるようになりました。
中学2年からお見合いをして…

細木かおりさん。
――かおりさんは19歳でご結婚されていますが、中学2年生から数子さんがお見合いをさせていたとか……。
お見合いといってもかしこまったものではありません。母には、女として生まれた以上、結婚して子どもを産み育てることも大きな社会貢献だ、という一貫した考えがありました。「結婚と恋愛は別」と言われ、中学2年生くらいから母が気に入った男性と会わされていました。
今になって思えば、母は私の人生を支配しようとしていたのではなく、長い目で見た幸せを考えていたのだと思います。早く結婚させたいという焦りの裏には、「地位もお金もあっても、家族は買えない」という母自身の実感があったのでしょう。女として、ひとりの人間として、何を大切に生きるのか。その問いを、私はずいぶん早い段階で突きつけられていたのだと感じています。
もちろん素直に受け入れられたわけではありません。「食事に行こう」と誘われて行くと知らない男性がいたりするので「何を考えているの? こんなことをするなら、もう一緒に出かけないよ」と反発もしていました。
――やはり大金持ちの御曹司や著名な方を連れていらしたのでしょうか。
母が私に会わせたいと思う方は、人間的には素晴らしい方ばかりでしたが、意外にも普通のサラリーマンの息子さんだったりで、大企業の御曹司や名のある方ばかり、というわけではありませんでした。ただ、全員次男でした(笑)。
なかにはお金持ちの方もいらっしゃいましたが、最終的に母が引き合わせてくれた今の主人は、ごく普通の家庭に育った人です。結婚と妊娠がほぼ同時だったので、大学を辞めて専業主婦になりました。
――ご結婚後、しばらくは貧乏生活だったとYouTubeでユーモラスに語っておられたのを拝見しました。
生活は大変でした。母が勧めてきた結婚なので、自分のなかでも、どこかで母が生活の援助もしてくれるのだろうという甘い気持ちがあったのです。でも、「自分たちのできる範囲で生活しなさい」と言われ、当時は「自分が紹介したくせに、サポートはしてくれないんだ」と、突き放されたように感じました。
ただ、あの時の苦労があったからこそ、いまご相談に来られている方のご苦労や悩みに寄り添うことができると思うと、必要な経験をさせてもらったと母には感謝しています。
細木 かおり(ほそき・かおり)
1978年12月11日生まれ。「六星占術」を編み出した細木数子の姪として生まれ、2016年に養子縁組を経て娘となり、「六星占術」の継承者として活動をスタート。累計1億冊以上を売り上げ、“世界一売れた占い本の著者”としてギネスワールドレコーズにも認定されている『六星占術によるあなたの運命』(講談社)シリーズを受け継いだ。2025年12月には、新たな書籍『宿命大殺界の乗り越え方』(幻冬舎)を上梓した。