「全然聞こえないなと思って」「実際はまったく違った」 フランス人、ドイツ人が驚愕 街中で心を動かされた日本人のマナーとは

フランスから来たジョセフィーヌさん【写真:Hint-Pot編集部】

日本を旅する外国人の多くが驚くことは、風光明媚な観光名所や食の豊かさだけではありません。街中でなにげなく目にする人々の振る舞いや、暮らしに根づいたルールに、深く心を動かされることも少なくないようです。フランスやドイツから日本を訪れた外国人たちが滞在中に実感した、日本人ならではのマナーや国民性を振り返ります。

◇ ◇ ◇

大混雑の観光地 静けさに衝撃

○「全然聞こえないなと思って…」 フランス人が日本で違和感 日本人には当たり前の意外な光景とは

東アジア出張の合間に初めて日本を訪れた、フランス人のジョセフィーヌさん。1日だけのオフを使って、浅草や上野、丸の内をめぐりました。初めてうどんを食べるなど東京観光を満喫するなかで、最も心を動かされたのは、街行く人々の振る舞いでした。

「どこもものすごい混雑なのに、とても静かなことに驚きました。赤ちゃんや子どもが泣いている声、人の大声が全然聞こえないなと思って……。きっと、みんな思い通りにならなくても怒鳴らずに、ちゃんと相手や状況を待つことができているからなんですね」

日本では、公共の場で周囲に配慮して静かに過ごすことが、社会全体のマナーとして深く根づいています。無数の人が密集しながらも穏やかな空気が保たれている状態は、そこにいる一人ひとりの配慮があってこそ成り立つ、日本ならではの風景といえるかもしれません。

ドイツから来たアブラさん【写真:Hint-Pot編集部】

地下鉄で目撃した「静かな思いやり」

○「日本人って実際はまったく違った」 ドイツ人が日本の地下鉄で目撃 イメージが覆った日本人の行動とは

ドイツのベルリンからやってきたアブラさん。3週間の滞在を予定し、東京、京都、大阪をめぐります。小さな頃から日本の映画やアニメに親しんできたというアブラさんにとって、今回は念願の初訪日でした。

「印象的だったのは、日本人のリスペクトの精神よ。地下鉄に乗っていたとき、おばあさんが入ってきた瞬間、何人かがさっと席を立って譲ろうとしている光景を目にしたの。日本人って内向的って聞いていたけど、実際はまったく違った。静かだけど、周りをよく見ていて、自然に思いやれる人たちなんだと実感したわ」

海外において、日本人は内向的で控えめというイメージを持たれることが多いかもしれません。しかし、それは他者への配慮や周囲の状況を察知する思いやりの裏返しなのでしょう。日本の文化や習慣に触れ、日本人の温かな精神性を肌で感じることができたようです。

フランスから来た(左から)ジュリさんとマキシムさん【写真:Hint-Pot編集部】

ゴミ箱がなくて困惑するフランス人

○「みんなどうしているの?」 フランス人が感じた日本の街中の不思議 「これからそうするわ」と納得したマナーとは

スペイン国境近くのフランスの街からやってきた、ジュリさんとマキシムさん。5週間の長期滞在を予定し、東京を出発点に長野、高山、金沢、京都など日本各地をめぐります。念願だった初めての日本に大満足のふたりですが、街を歩くうちに、ある大きな疑問を抱きました。

「街がきれいだけど、ゴミ箱がどこにもないよね? みんなどうしているの? どこにゴミを捨てているの? それを聞きたかったんだ!」

日本の街中には、公共のゴミ箱があまり設置されていません。2025年に日本政府観光局(JNTO)が発表した調査でも、訪日外国人が旅行中に困ったこととして「ゴミ箱の少なさ」が最も多く挙げられました。

日本では、自分たちが出したゴミを袋やバッグに入れて持ち帰るのが一般的だと伝えると、ジュリさんは「そうなのね、なるほどね。これからそうするわ」と納得。ふたりは、母国とは異なる文化であっても柔軟に適応し、滞在を楽しんでいるようです。

関連記事

▶ 【写真】フランス人が「どこもものすごい混雑なのに…」と驚いたものの写真

▶ 「今まで行った都市とはまったく違う」 初来日のアメリカ人が美しさに感激した都市とは

▶ 「正直、日本に対してそんなイメージを持っていなかった」 カナダ人が驚いた景色とは