デュアルではなく“トリプル”チャンバーのピラーレスケース、CORSAIR新ケースが興味深すぎた

「AIR 5400 MID-TOWER」

 CORSAIRは5月21日、COMPUTEX TAIPEI 2025にてメディア向けセッションを実施し、PCパーツをはじめ、配信・クリエイター向けデバイスブランド「Elgato」や、ゲーミングデバイスの新製品を紹介した。

 今回はその中から、PCパーツとPCケースについて紹介しよう。

デュアルチャンバーではなくトリプルチャンバー

ピラーレスで心配なエアフローに対するCORSAIRの回答

ピラーレスで正面から見ると右側にラジエーターファンが見える

 まず紹介したいのが、PCケース「AIR 5400 MID-TOWER」。マザーボード部分と電源部分を分けるデュアルチャンバーのケースは多く登場しているが、このモデルはさらにCPU、GPU、ストレージ/電源ユニットの各チャンバーを分ける“トリプルチャンバー”を採用している。これにより、エアフローの熱効率を向上させている。

クリアなトレーにより、ビデオカード部分とCPUクーラーのラジエーター部分が分離してある

 もう少し詳しく説明すると、まず電源とマザーボード部分が切り離されているのが、通常のデュアルチャンバーとなる。しかし、AIR 5400 MID-TOWERはビデオカードがあるマザーボード部分と、水冷CPUクーラーのラジエーターがある部分の間を閉じることで、マザーボード部分とラジエーター部分の熱源も切り離しているというわけだ。

底面ファンの周りには、エアトレーを設置

 加えて、ビデオカード下の底面ファンの周りには、エアトレーを設置。これにより、底面ファンからの風がすべてビデオカードにあたるようになってるため、さらに冷却性能を向上している。以上のように、ピラーレスケースで心配されがちな排熱を徹底的に向上させたモデルといえる。

420mmラジエーター搭載可能なFRAME 5000D、ピラーレスケース「FRAME 4500X」が登場

 続いて紹介したいのが、人気の「FRAME 4000D」より少し大型化した「FRAME 5000D」だ。こちらは、少しサイズが大きくなったことで、420mmラジエーターの水冷CPUクーラーが取り付け可能になった。なお、FRAME 4000D同様フルモジュラー形式を採用しており、ツールレスで取り外しが可能なほか、FRAME 4000Dの特徴も受け継いでいる。FRAME 4000Dの特徴については、以下の記事を参照してほしい。

「FRAME 5000D」

前面と底面に合計6基のファンを搭載

背面にもファンがあり、ラジエーターファンを除いて合計7基ファンが設置してあった

“こうだといいな”を多数実現したPCケース「FRAME 4000D」、色々細かく変えられるモジュール式に注目!

 そして、FRAMEシリーズ初となるピラーレスを採用したのが「FRAME 4500X」だ。FRAMEシリーズなので、ピラーレスながらこちらもフルモジュラー形式となっている。また、左サイドから天面にかけて流線的なデザインを採用している。これにより、デザイン的にも一役買いながら、エアフローの向上にもつながっているとのことだ。

FRAMEシリーズ初のピラーレスケース

流線的なデザインが採用されている

FRAME 4000D用カスタマイズパーツを採用したモデルも展示

横長LCDディスプレーがほしい!

 PCケースでは、従来のFRAME 4000Dに、カスタマイズオプションを使用して付け替えたモデルも展示されていた。フロントパネルを取り換えたモデルや、左サイドに新たに登場した横長のLCDディスプレー「XENEON EDGE 14.5 LCD Touchscreen」が搭載されたモデルが展示してあった。

FRAME 4000Dにカスタマイズオプションのパーツを装着した特別モデル

フロントインターフェースにはDACがあった

こちらは未発売モデルだが、スケルトン仕様の電源が搭載されていた

XENEON EDGE 14.5 LCD Touchscreenを左サイドに搭載したモデル

 XENEON EDGE 14.5 LCD Touchscreenは、2560×720ドットでタッチ操作に対応する14.5型LCDディスプレー。ディスプレー側はType-C、パソコン側にはHDMIで接続する。FRAME 4000Dに組み込む場合は、ケース内部から背面のビデオカードの外部出力にケーブルを伸ばすことになる。加えて、ケースの外でも使用可能となっている。XENEON EDGE 14.5 LCD Touchscreenは、日本でも6月に発売予定とのことだ。

14.5型でタッチ操作に対応している

 簡易水冷CPUクーラーは、新たに420mmラジエーターを搭載する「TITAN 420」が展示されていた。加えて、「NAUTILUS 360」は、ヘッドのLCDディスプレー周りのLEDを排し、ディスプレーが見やすくなっている。

420mmラジエーターを搭載する「TITAN 420」(写真中)

「NAUTILUS 360」

 ケースファンについては、「RS ARGB」と、回転数やファンブレード、LEDの数などが異なる「iCUE LINK RX RGB」「iCUE LINK LX RGB」「iCUE LINK QX RGB」が展示されていた。iCUE LINKのモデルは、ファンの外周と軸受部分にRGB LEDを搭載しており、吸気ファンとして取り付けた場合でも鮮やかなライティングが楽しめる「リバースローター設計」が採用してある。今回は展示されていなかったが、今後RS ARGBにもリバースローター設計のモデルを用意するとのことだ。

左から「RS ARGB」「iCUE LINK RX RGB」「iCUE LINK LX RGB」「iCUE LINK QX RGB」

 電源は、「RM750e」「RM1000e」にホワイトモデルが登場する。加えて、「HX1500i」やRM850xといったモデルに「SHIFT」を冠するモデルが登場する。こちらは、電源端子を正面とすると左側に各種ケーブル端子が配置されており、ケースに組み込んだ後でも抜き差しが容易になっているのがポイントだ。

RM1000eのホワイトモデル。ケーブルもホワイトだ

SHIFTモデル

端子が左側に配置されている

 以上がCORSAIRの新製品で気になったモデルとなる。個人的にはとくにAIR 5400 MID-TOWERとXENEON EDGE 14.5 LCD Touchscreenが気になっている。XENEON EDGE 14.5 LCD Touchscreenは6月に発売予定とのことだが、AIR 5400 MID-TOWERの発売時期はまだ未定となっている。気になる製品がある方は、今後のリリース時期の発表を待とう。

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