α ・ WALKMAN ・BRAVIA、ソニーの技術が大集結したスマホ「Xperia 1 VII」

Photo: Daisuke Ishizaka
惜しげもなく全部盛り──。
ソニーが手掛けるスマートフォン、Xperia(エクスペリア)シリーズ。その最新フラッグシップモデルが、今年も登場しました。
モデル名は「Xperia 1 VII(エクスペリアワン マークセブン)」。ついにセブンまで来たのかぁと感慨深い気持ちにもなるし、今度はどんな最新機能が搭載されているのか、考えるだけでもワクワクしませんか?
皆さんもご存知の通り、ソニーはカメラやオーディオ、テレビといった幅広いジャンルのプロダクトを手掛けています。Xperiaシリーズには、それら他ジャンルで培った技術がガッツリ投入されているんです。そこに掛け合わせるように搭載された、独自のAI「Xperia Intelligence」だって抜かりなし。
80年近い歴史を持つソニー、その最新地点が生み出すAIスマホ。一体どれほどの「こう来たか!」という驚きが秘められているのか、早速みていきましょう。
ディスプレイを見なくても構図をバッチリ決めるAIカメラワーク

「Xperia 1 VII」でもっともアップデートされた点のひとつが、動画撮影機能。強力な手ぶれ補正と、AIによる被写体認識を融合させた新機能「AIカメラワーク」です。
「AIカメラワーク」は、自動的に被写体を画面のセンターに捉え続けてくれる機能。ビデオ会議アプリなどの、人が移動しても画面中央にキープし続けてくれる機能のようなイメージに近いですね。

自動で被写体の位置をキープし続けてくれるから、このようにディスプレイから目を離しても撮影ができてしまう。まさに、動画撮影の常識をくつがえす機能です。
例えば旅行などで友人や家族を撮影する際、撮影者はスマホを見てしまうから、撮られる側はスマホと話しているみたいになってしまう。せっかく一緒に旅行に来たのに、これでは寂しい。
しかし「AIカメラワーク」を使えば、おおまかにスマホを相手に向けるだけで、自動的に被写体を画面のセンターにおさめてくれる。撮影者も相手と目を見て話せるし、動きながら撮影してもOK。いわばスマホの中に専属カメラマンがいるような感覚ですね。
百聞は一見にしかず。実際に「AIカメラワーク」で撮影した様子がこちらです(片手持ちで撮影しています)。
この撮影のとき、僕は一切スマホを見ていません。スマホを見ずに動画を撮影したとは思えないほど、被写体が常にセンターに収まっていますよね。強力な手ぶれ補正のおかげで画面もブレていないし、プロ仕様のジンバルを使って撮影したみたい!
「AIカメラワーク」を使えば、両手でビシっとスマホを構えたり、ディスプレイを見続ける必要もなし。撮影ボタンを押せば、あとは胸元あたりにスマホを構えて普通に過ごすだけでOK。子どもやペットなど、相手の目を見ながら撮影したいシーンでは一層重宝しそうですね。ディスプレイ越しではなく、肉眼で相手を見る方が思い出に残るはずですから。
引きと寄りを同時に撮影!? オートフレーミング
常識を覆す新機能はもうひとつあります。それが「オートフレーミング」。これは、引きと寄りのふたつの動画を一度の撮影でこなせてしまいます。……え、いったいドユコト?

「オートフレーミング」を使うと、画面内に白い枠が表示されます。この枠は被写体を追従するだけでなく、枠内がもうひとつの動画として個別に出力されるんです。同時に、ディスプレイ全体の動画も撮影されています。仕組みとしてはディスプレイ全体の撮影範囲のうち、枠の部分だけが自動的に切り取られているわけですね。
これも実例をお見せしましょう。「オートフレーミング」を使うと、こんな映像が撮影できます。
繰り返しますが、一度の撮影でこのふたつの動画が撮れるんです。これも今までの動画の常識では考えられません。
だって本来なら、引きで撮影した横向きの動画を動画ソフトで編集して、被写体を追従するように縦方向でクロップする必要があるんですよ。その労力を大幅にカットしてくれるだなんて、スマホ自身の編集力が高すぎる。
「風景全体も撮りたいし、SNS向けに被写体のアップも撮りたい」といった需要はわりかし多いですし、上記のような横長動画から縦方向にクロップする方法を使えば、入学式や結婚式など全体の雰囲気は抑えつつ、主役の表情も抑えたいようなシチュエーションでも両立して撮影できます(オートフレーミングは縦動画でも利用可能、枠の方向も回転可能)。まさに動画の常識が一変する機能!
アップデートされた超広角レンズ

被写体をセンターに捉え続ける「AIカメラワーク」に、常識破りの引き&寄りのダブル撮影を実現した「オートフレーミング」。
こうした撮影が可能になった要素のひとつに、進化した超広角レンズがあります。
「Xperia 1 VII」の超広角レンズに使われているイメージセンサーは、前モデル「Xperia 1 VI」より約2.1倍も大型化。センサーサイズが大きくなったことで、より豊かなダイナミックレンジ、より精緻なディテールを捉えることが可能になっています。
「Xperia 1 VII」の超広角カメラのイメージセンサーサイズ:1/1.56インチ
前モデル「Xperia 1 VI」の超広角カメラのイメージセンサーサイズ:1/2.55インチ
得られる光量そのものが増えるから、光と影のコントラストが強い場面でも破綻の無い画像を記録できる。有効画素数も4800万画素と非常に高く、トリミングしても高い画質を維持できます。
大型センサーが活きる場面のひとつが、夜景撮影。そもそもの光量が少ない夜の撮影は、スマホカメラの永遠のハードルでもあります。
が、「Xperia 1 VII」ならば夜景もどんとこい!

Xperia 1 VIで撮影(画像をクリックでオリジナル画質を表示)

Xperia 1 VIIで撮影(画像をクリックでオリジナル画質を表示)
1/1.56インチセンサー×超広角レンズという贅沢な組み合わせにより、夜景での超広角撮影でライトアップされた建物を鮮やかに映し出すことも。「Xperia 1 VII」を構えて夜景スポットを巡りたくなりますねぇ。

Xperia 1 VIで撮影

Xperia 1 VIIで撮影
こちらは先程の写真を拡大したものですが、前モデルのXperia 1 VIと比較すると、橋の裏や側面などの暗い部分も解像度が高く、くっきりと表現されています。暗所での描写性能が高い!
新しい超広角レンズは歪みを抑えているのも特徴。超広角レンズで撮影すると画面端がぐねっと歪むことが多いのですが、「Xperia 1 VII」の超広角撮影は歪みをほとんど感じさせません。
こちらは前モデルであるXperia 1 VIとの歪み比較です。ともにソフトウェアでの歪み補正なしの設定にしています。

Xperia 1 VIで撮影(画像をクリックでオリジナル画質を表示)

Xperia 1 VIIで撮影(画像をクリックでオリジナル画質を表示)
前モデルのXperia 1 VIは道路沿いの建物が丸く歪んでしまっていることがわかりますが、Xperia 1 VIIはほとんど歪みがわかりませんね。この低歪化はレンズ設計の段階から改善されており、αシリーズで培ったカメラ技術を惜しげもなく投入しているのがわかる実例です。
WALKMANの技術がXperiaに搭載
ここまではソニーがもつカメラの面を見てきましたが、次はオーディオを見ていきましょう。
ソニーはポータブルオーディオプレーヤーの「WALKMAN(ウォークマン)」を長年手掛けています。スマホで音楽が聞けるこの時代、あえて専用の音楽再生機を作るわけですから、それだけ音質が優れている証拠でもあるわけです。

というわけで、そのWALKMANの技術もスマホに入れちゃいました。
「Xperia 1 VII」には3.5mmオーディオジャックが装備されており、有線でのリスニングが可能。回路にはWALKMANで実績のある高音質部品を余す所なく採用し、極上のサウンドが味わえます。もはや「Xperia 1 VII」をWALKMANとして使えるレベル。
ではワイヤレスでのリスニングは高音質でないのか? いえいえ、ハイレゾ音源を再生できるLDACコーデックに対応しているから、ケーブルがなくとも高音質はお任せ。ソニーの新作ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM6」と組み合わせれば、外でも抜群の視聴環境が作れますよ。
「DSEE Ultimate」機能をオンにすれば、圧縮音源もハイレゾ相当にアップスケーリング。つまり、音源を問わず高音質再生が楽しめます。

しかも「Xperia 1 VII」は、Bluetooth接続時の送信パワーが前モデルと比較して最大2倍まで向上。人が多い街中でも途切れづらい音楽再生を実現しました。ワイヤレスにも本気なのが伝わってきますねぇ。
BRAVIAの技術がXperiaに搭載
カメラ、オーディオと来れば、お次はテレビ。ソニーのテレビといえばBRAVIA(ブラビア)ですが、スマホにおいてテレビのポジションになるのは? そう、ディスプレイです。

初めて見たときの感想は「色の深みがすごい」。まるで深い海を覗き込むような、平面なのに奥行きを感じるほど、ディスプレイに臨場感があります。内部ではAIによる画質調整が行われており、スマホでありながらBRAVIAに迫る映像美を実現しています。
また、スマホの前面・背面に照度センサーを搭載しており、環境に合わせて自動で明るさを調整。暗い室内ではスっと暗く、逆に日中や逆光下のような極めて明るい環境では、人の目で見やすい明るさに自動で調整してくれます。

写真左:Xperia 1 VII 写真右:Xperia 1 VI
前モデルよりもピーク輝度(画面の明るさの最大値)が向上してるのもあって、逆光に向けるとその違いは顕著。ディスプレイに映っている暗い部分や明るい部分を見比べると、左側の「Xperia 1 VII」の方が破綻すること無く表示されています。
ディスプレイが見やすい=どんなときでもスマホを操作しやすいということですし、高品質なディスプレイはスマホ体験の基礎を支える要素でもある。もちろん、画面がきれいだとエンタメや写真を楽しむモチベーションも湧きますよね。そこにBRAVIAの技術が搭載されているだなんて、これほど頼もしい要素はない。
ソニーの技術、すべてを詰め込んだスマホ

写真左から:スレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープル
αシリーズで培った、カメラ力。
WALKMANで培った、オーディオ力。
BRAVIAで培った、ディスプレイ力。
そして、ソニー独自のAI技術、Xperia Intelligence。
それぞれの分野において世界をリードするソニーの集大成ともいえるプロダクト。それがXperiaシリーズであり、その頂点に立つモデルこそフラッグシップの「Xperia 1 VII」なんです。これだけ贅沢で全部盛りなスマホは、なくないですか?
もちろん、スマホとして日々の使いやすさにもこだわっています。バッテリーは大容量の5,000mAhで、36時間以上も連続して動画が再生できるほどパワフル。最大4回のOSアップデートが保証されており、6年対応のセキュリティアップデートもサポート。
漫画などで「最強の◯◯と最強の□□を合体させて、さらなる最強を生み出すぞ!」みたいな流れがありますが、その全部盛りを現実でやってるのがソニーなんですよね。こんなの、ワクワクしないわけがないじゃないですか?
Photo: Daisuke IshizakaSource: Xperia 1 VII