世界中の人々が朝食に食べているもの

朝食は1日の中で最も大事な食事だとよく言われるが、その内容は世界各地で大きく異なる。

有名な朝食がある国もある。イングリッシュブレックファストをこよなく愛する人もいれば、毛嫌いする人もいる。フランスのクロワッサンやデニッシュパンは世界中で親しまれている。

ところが中にはあまり知られていないものもある。魚のつみれ入りスープを朝食に食べる国がどこか当てられるだろうか?もしくは、スライスした牛タンをトーストにのせて食べるのはどこだろう?

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フランス

フランス人の朝食は美味しいと有名で、今や世界中で食べられている。魅惑的なサンドイッチ、クロックマダム、フレンチトースト(フランス人はパン・ペルデュと呼ぶ)、そしてもちろん、クロワッサンだ。

スイス

ミューズリーはスイスが世界に広めたものであることから、朝食として人気があるのは当然だと言える。また、スイスでは、牛乳に浸したロールドオーツ麦に様々なトッピングを加えたビルヒャーミューズリーも有名だ。日曜の朝や元旦には、zopf(ツォップフまたはツォップ)と呼ばれる伝統的な編み込なだパンを食べる。

韓国

韓国人の朝食はブロス(だし汁)、魚、牛肉、米、スープ、シチューといった風味豊かなものが好まれる。さらに、おかずを意味するパンチャンが添えられるが、これには韓国の名物料理であるキムチなどが含まれる。

カナダ

カナダの朝食にメープルがふんだんに使われるのは言うまでもない。メープル漬けのベーコン、メープル風味の豆、そしてお決まりのメープルシロップをかけたパンケーキやフレンチトーストなどがその例だ。

メキシコ

メキシコの伝統的な朝食を代表するものはたくさんあり、今や世界中で1日中楽しまれている。エンチラーダ、タマレ、ケサディーヤなどの美味しい料理はどれも、卵と組み合わされて様々な朝食のメニューとして親しまれている。

スペイン

スペインでは、潰した新鮮なトマトをのせたトーストや、玉ねぎとじゃがいも入りのスパニッシュオムレツで1日を始めるのが伝統的だ。クッキーやパンのような甘いお菓子も、ミルクたっぷりのコーヒーと一緒に楽しまれている。

マレーシア

マレーシア人は味わい深くボリュームのある朝食を好む傾向があり、ラクサや魚のつみれ入り麺といった麺類が人気だ。また、トーストにカヤというココナッツジャムを塗って食べることもある。ナシレマやナシダガンといった米料理も人気で、甘いコンデンスミルクで作った濃いお茶であるテータリックで流し込むのが定番となっている。

アルゼンチン

アルゼンチン人は朝食に甘いものや揚げ物を好む。今や世界的に有名なお菓子となったチュロスをはじめ、ボンバス(丸いドーナツのような揚げたお菓子)やメディアルナス(三日月状の美味しいお菓子)も楽しまれている。

ブラジル

ブラジルの朝食はジャムを塗ったパン、シリアルとコーヒー、卵入りハム、フルーツとヨーグルトなどのシンプルなものが多い。また、ポン・デ・ケイジョと呼ばれる、外側はカリカリ、中はもちもちのチーズ風味のボール状のパンもある。

ポルトガル

ポルトガルはホロホロカとしたスタードのタルトであるパステル・デ・ナタでよく知られている。現在では世界中でデザートとして楽しまれているが、ポルトガル人はミルクたっぷりのコーヒーと一緒に朝食として食べる。

日本

日本人の1日の始まりと言えば、焼き魚、炊きたてのご飯、味噌汁、卵、海苔(海外では寿司に巻く海藻として知られる)である。これに美味しい漬物を添え、新鮮な緑茶と共に味わう。

イギリス

イギリスの食べ物と言えば、ベーコン、卵、ソーセージ、トマトなどの炒め物やベイクドビーンズがたっぷり盛られたボリューム満点のイングリッシュブレックファスト(フルイングリッシュとも呼ばれる)が定番だ。これにバブル・アンド・スクイークと呼ばれるじゃがいもとキャベツの一品が付くこともあるが、もちろんこれも油で炒めたある。

アメリカ合衆国

アメリカ合衆国で朝食として食べる物は、ドーナツやワッフルに始まり、ビスケット、グレービーソース、グリッツなど多岐にわたる。朝食用のサンドイッチ、ベーグル、ソーセージとベーコンなどもあるが、もちろん全てオレンジジュースと大量のコーヒーで流し込む。

ナイジェリア

ナイジェリアの朝食には、アカラジェ(黒目豆で作った生地を揚げた軽食)、フンカソ(香ばしく揚げたフリッター)、ガリ(キャッサバの根)、オギ(とうもろこしの粥)、モイモイ(蒸した豆のプリン)などが並ぶ。

オーストラリア

オーストラリア人はアボガドをのせたトーストが大好きだ(オーストラリアではスマッシュド・アボと呼ぶことが多い)。また、ベジマイトを塗ったトーストも好まれる。ベジマイトは独特の粘り気を持つ、オーストラリアの黒いスプレッドであり、中毒のオーストラリア人のためにトラベルサイズまで販売されている。

フィンランド

フィンランドでは、オートミールや新鮮なフルーツと共に、濃い目の紅茶かコーヒーで朝が始まる。また、ハードチーズ、バター、サワーミルク(発酵乳)と、様々な種類の独特のスプレッドや調味料を使ったオープンサンドイッチも好まれている。

フィリピン

フィリピンの朝食には、数々の美味しい伝統料理が登場する。パンデサル(甘いロールパン)、タパ(薄切りの牛肉)、トチーノ(薄切りの豚バラ肉)、トゥヨ(干し魚)、シログ(卵とにんにく風味のチャーハンをベースに、様々な美味しいトッピングを乗せたもの)の組み合わせなどなどが挙げられる。

アイルランド

アイルランドの朝食はイングリッシュブレックファストと似ており、イギリスと同じくブラックプディングと呼ばれる珍味を楽しむのだが、この名前に騙されてはいけない。甘い響きを持つこの朝食メニューの正体は、ブラッドソーセージを切って炒めたものなのである。

イタリア

イタリアの1日は、コルネット(詰め物をしたペイストリー)やフェッテビスコッターテ(切って2度焼きしたサクサクのパン)で甘いひとときから始まり、いずれも美味しい調味料が添えられている。もう少しシンプルなものとして、焼きたてのイタリアのパンにバターとジャムをつけて食べるのもおすすめだ。

ノルウェー

ノルウェーはスモーブローという名のオープンサンドイッチが有名だ。大抵は全粒粉のパンで作られ、朝に食べるのが定番である。その他の朝食には多種多様なチーズ、コールドカットなどが味わえる。

デンマーク

デンマーク人は美味しいデニッシュ(ペイストリー)でよく知られており、様々な形のペイストリーに多様なフィリングが詰められていて、紅茶やコーヒーと一緒に朝一番に楽しむ。もう少し塩気のあるものが好きな人にはチーズ、ハム、半熟卵などとライ麦パンを組み合わせたものがおすすめだ。

オランダ

オランダ人は朝からチョコレートに目がなく、スライスした白パンやレーズンパンにチョコレートフレーク、スプレッド、スプリンクルなどをかけて味わう。もちろん、卵、チーズ、加工 肉などの他の具材も楽しんでいる。

インド

インドでは朝食のメニューの大半がスパイシーで風味豊かな料理で占められており、国内でも地域によって大きく異なる。ドーサ、パロッタ、プーリーなどの様々なパンが揚げたケーキ(餅)やフリッターと並び、複数のさっぱりとしたカレーと一緒に提供される。

スウェーデン

オープンサンドイッチは柔らかいパンでもカリッとしたパンでも作ることができ、パテ、卵、カッテージチーズ、コールドカットなどの幅広い種類のトッピングと共に朝食として楽しむことができる。最も人気があるのは、たらこから作られたクリーミーなスプレッドであるsmörgåskaviarである。

チェコ共和国

チェコ共和国は数々の伝統的な朝食料理を誇る。スクランブルエッグ、きのこ、玉ねぎを使った風味豊かなスマジェニツェ(smaženice)が人気だ。甘いものが好きな人には、クリーミーなセモリナプディングであるクルピツォヴァーカシェが良いだろう。

南アフリカ

南アフリカ人は朝食に挽いたトウモロコシで作ったお粥を食べる。もう少し甘いものが欲しいなら、コエシスターと呼ばれるドーナツや、紅茶やコーヒーに浸すのにぴったりの指の形をした2度焼きのビスケットであるムセリラスクも好まれる。

ハンガリー

万人受けするものではないかも知れないが、ハンガリーでは1日を美味しく始めるには牛タン料理がふさわしいとされている。ハンガリーの朝食は基本的に肉料理が多く、ハンガリーソーセージ、コールドカット、ベーコン、レバーパテなどもメニューに並ぶ。しかし、ベジタリアンの場合は、ペイストリーやシュトゥルーデルを楽しむのがおすすめだ。

ポーランド

ポーランドでは、1日の始まりにはソーセージやチーズと一緒に、半熟卵やスクランブルエッグを食べる。パンやトースト、コールドカット、肉を使ったスプレッド、スライスしたピクルスなどと共に楽しむことが多い。

ドイツ

ドイツの朝食はブレートヒェンから始まる。焼きたてのロールパンに、様々な種類の美味しいスプレッドがたっぷり塗られているものだ。あるいは、コールドカット、チーズ、半熟卵などをトッピングして、満足感のある朝食で1日を始めることもある。

出典:(World Population Review)