山形新幹線つばさ、7時間運転見合わせ 奥羽本線も、送電異常4110人影響

運休となり奥羽本線の普通列車が止まったままのホーム=23日午後4時54分、南陽市・JR赤湯駅
23日午後0時45分ごろ、JR奥羽本線の上り普通列車が赤湯駅に到着直前に、送電の異常があった。同駅停車後、点検したところ、車両のパンタグラフが破損していた。同駅構内と、かみのやま温泉―羽前中山駅間(上山市)で架線の金具が外れていることも判明。奥羽本線の普通列車は山形―米沢間、山形新幹線つばさは山形―福島間で約7時間運転を見合わせ、計4110人に影響が出た。
JR東日本山形支店によると、直後から運転を見合わせ、福島駅に停車していた、上りのつばさ140号も確認したところ、パンタグラフが壊れていた。午後7時55分に運転を再開したが、つばさと普通列車は、上下計34本が運休し、計2本が最大1時間12分遅れた。
山形駅の改札前は混雑し、横浜市から出張で訪れた40代の会社員男性は「飛行機など別の手段で東京まで戻らないといけない」と困惑した様子だった。米沢駅では駅員に運行状況を確認する乗客の姿が見られた。南陽市の中川駅まで帰る予定だった、置賜農業高1年鈴木優斗さん(15)は「米沢駅で待つことも考えたが、いつ再開するのか分からず親に迎えを頼んだ」と話した。
寒河江産サクランボ、宮城経由で首都圏へ
奥羽本線の運転見合わせで、JR東日本が新幹線など列車を活用した荷物輸送サービス「はこビュン」を活用した取り組みも影響を受けた。山形新幹線つばさで、23日に首都圏へ寒河江市産のサクランボを運ぶ予定だったが、急きょ仙山線と東北新幹線やまびこを活用するルートに変更となった。
同日朝に収穫した加温栽培の県産主力品種「佐藤錦」8キロを、午後1時過ぎ出発のつばさなどで、浦和駅(さいたま市)まで運ぶ予定だった。運転見合わせとなったため変更したルートで運び、同駅で25日まで開かれている「寒河江産直市」に約2時間遅れで届けられ、駅利用者らに販売された。

改札前で運行状況を確認する利用客=23日午後5時1分、山形市・JR山形駅
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