夫が常連だったお店。病気で夫が亡くなったことは伝えた方がいい?/木暮姉弟のとむらい喫茶(2)

夫が常連だったお店。病気で夫が亡くなったことは伝えた方がいい?
「病気で亡くなった夫の死を受け入れられない」「妻が亡くなって一人で家にいるのが寂しい」。そんな大切な誰かを喪った人を引き寄せる不思議な喫茶店「こかげ」。社交的なキッチン担当・千景の優しさあふれる料理と、喪失感を抱えたお客さんの気持ちをくみとるテルの接客で、不思議と心が癒やされて明日を生きる活力がわいてくる…。
もう会うことのできない相手に対する悲しみや後悔など、訪れる客のあらゆる想いを千景とテルが「弔いごはん」で晴らしていく『木暮姉弟のとむらい喫茶』を11回連載でお送りします。今回は第2回です。
※本記事はうおやま著の書籍『木暮姉弟のとむらい喫茶』から一部抜粋・編集しました。

ここに来たくなかったのは、かわいそうな夫の姿を思い出してしまうから

夫が亡くなったこと、言った方がいいのかな

レモンシャーベットです

そうそうこの味!

おなか空いたな

夫が最後に食べたがったのがここのハンバーグだったからよほど好きだったんだと思います

へ?

俺の妻がねえ、ハンバーグ大好きなのよ

みっちゃん、ハンバーグ食べに行こう

ハンバーグランチです

おいしいよ、たっちゃん

ヤバい!外で泣くのは恥ずかしい

あ、ありがとうございました...
著=うおやま/『木暮姉弟のとむらい喫茶』