神社で発見した警告の看板、ボロクソすぎる内容にギョッとしたが… 「事実しか書いてない」と話題に

「秋の匂い」と言えば、真っ先に金木犀の香りを思い浮かべる人は多いのではないだろうか。

しかし現在X上では、同じく「秋の匂い」を代表する植物に対する警告の看板が、大いに話題となっているのだ。

 

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■看板に書かれたメリット、デメリット

ことの発端は、Xユーザー・まずいもやしさんが投稿した1件のポスト。

「銀杏、散々な言われようで草」という意味深な1文が綴られた投稿には、「お願い ぎんなんの実を踏まないでください」と書かれた看板の写真が添えられている。

さらに、看板には「(ぎんなんの実を)踏むメリット なし」「踏むデメリット 1.かぶれる 2.靴がくさくなる 3.帰りの車が地獄と化す」と、インパクト満載の内容が続いていたのだった。

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■「事実しか書いてない」と話題に

■看板に書かれたメリット、デメリット, ■「事実しか書いてない」と話題に, ■それにしてもこの宮司、ノリノリである, ■看板の他にもユニークすぎる光景が…, ■執筆者プロフィール

陶山神社・看板

(画像提供:まずいもやしさん)

当該のポストは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「だいたい合ってる」「メリット欄も用意してて優しい」「踏むと本当に臭いからな…」「事実しか書いてなくて面白い」「しかも踏むと、滑りやすくて転ぶんだよな」といった具合に、共感の声が多数寄せられていた。

こちらの看板について調査したところ、佐賀県西松浦郡にある「陶山(とうざん)神社」にて発見されたものと判明。

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陶山神社

(画像提供:まずいもやしさん)

そこで今回は同神社の宮司に、話題の看板の詳細について尋ねてみることに。その結果、微笑ましい舞台裏が明らかになったのだ。

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■それにしてもこの宮司、ノリノリである

看板設置の経緯について、陶山神社の宮司・宮田胤臣(たねおみ)さんは、「毎朝、気付いた際に拾ってはいるのですが、どうしても自然の流れには勝てずに拾うことが間に合わなくなり、実が参道に落ちてしまいます。そうすると、足元に注意がいかず、知らず知らずに踏んでしまわれる方が多かったので、注意喚起のために昨年の秋ごろから設置するようにしました」と、説明する。

ただし「注意喚起」の看板となると、言葉遣いによってはキツい文章にも読めてしまう。なので、見た人が「あっ、踏まないようにしよう」と、自然に感じてもらえるような内容を目指したという。

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陶山神社

(画像提供:陶山神社)

宮田さんは「『踏むデメリット』に関しては、近頃ではあまり銀杏の実自体を知らない方も多く、触るとかぶれてしまったり、においが臭いということを知らない人もいるようです…」「小さなお子さんが実を触っていても、親御さんが平気な顔をしていたりして、こちらが焦ってお声がけする、というケースも多くなりました」とも振り返っている。

こうした背景もあり、改めて「銀杏の実を踏むデメリット」として案内する形式に決定したのだ。なお、回収した銀杏の実は「美味しいぎんなん」になるよう、宮田さんが頑張って薄皮を剥いているそう(非売品)。

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陶山神社・ぎんなん

(画像提供:陶山神社)

また、「看板の内容はあくまでも『踏むデメリット』なので、銀杏さんの悪口は言っていません(笑)」と、お茶目なコメントも得られている。

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■看板の他にもユニークすぎる光景が…

なお、宮田さんは当該の看板がXで大いにバズっているということを知らなかった模様。

今回の取材に際し、「ただただ驚いております。そんなに話題になるとは想像すらしておらず、びっくりです。階段の登り口に看板を設置しているので、皆さん見てくださっています。その中で笑ってくださったり、たまに写真を撮ったりしておられる方もお見受けしました」と、笑顔で振り返っていた。

看板の内容を確認すると、みな足元に気をつけて歩いてくれるそうだ。

ちなみにこちらの陶山神社、当該の看板だけでなく、「参道を電車が走っている」という点でも非常にユニークな神社である。

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陶山神社

(画像提供:まずいもやしさん)

電車走行の経緯については、「明治時代から線路が通っております。境内の中に線路を通すことはかなり異例ですが、『町の発展のためなら』と、当時の宮司さんが許可したようです」とのコメントが得られている。

人のため、町のために、ユニークな方法を採用してきた陶山神社。その精神は明治から令和に至るまで、ブレることなく受け継がれているようだ。

【今回話題となったポスト】

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。神社や寺院が掲示した張り紙や看板をチェックするのが好き。

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