トラ猫と白黒猫は恋人同士?体を寄せ合いゆっくり歩いて、互いにゴッツンコ

トラ猫と白黒猫は恋人同士?体を寄せ合いゆっくり歩いて、互いにゴッツンコ

 こんにちは、世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回の旅先は、エーゲ海東部にあるギリシャのロドス島(ロードス島)です。アクロポリスのある町リンドスに向かいます。リンドスは、ロドス旧市街から約50km南西に行った海岸沿いに位置しています。

<ロドス島リンドスで出会った猫たちの写真(18枚)はこちら>

「白い町」リンドスに着いて最初に出会った猫は、真っ白でした。なぜか、幸先がいいかも?と思いました。

 続いて出会ったのは黒猫でした。さらに幸先がいい気がしました。

 黒猫はこんな顔をしていて、毛並みはツヤッツヤです。写真を撮っているとマダムが現れ、「うちの猫がきれいだから撮っているのね、感心するわ」。うんうんと首を小さく縦にふりながら笑っていました。

 マダムの家には、もう1匹、この猫もいました。「目が弱く明るい場所が苦手だから、ふだんは外に出ないの。この猫に会えたあなたは、とてもラッキー」。幸先がいいと思ったのは、このことだったのかも。

「うちの猫が気に入ったなら、きっと私のレストランも気にいると思うわ。後で訪ねてきてね。町の中心部に行けばきっとわかる」。そう言い残し、マダムは出かけてきました。

 路地を歩く猫は、堂々としています。気になる猫が近くにいたので、そちらを見据えたままよそ見をせずに歩いていました。

 階段の途中で立ち止まり風景を撮っていたら、群生する小菊の中から猫が出てきました。草むらの中で寝ていたのでしょうか? シッポをあげて近づいてきた、愛想のよい猫でした。

 猫は、紙や箱など乗れるものがあるとなんでも上に乗ります。リンドスの猫も例外ではありませんでした。

 じっとこちらを見ながら、近づいてきた猫がここにも。リンドスでは、人懐こい猫が多かったという印象が残っています。

 リンドスの町からは、紀元前4世紀ごろに造られたアクロポリスが望めます。最も高い場所に、ドーリア式神殿の遺跡があります。ここは、「ギリシャ最古の町」といわれ、町の礎ができたのは、いまから約3000年前と伝えられています。

 セントポールズベイは、使徒聖パウロがここから上陸したと伝えられている場所で、その名がつけられました。

 高いところに乗って、あちらこちらを見ていました。怖いオス猫が近くにいないか警戒していたのでしょうか? はたまた、かわいいメス猫はいないかなと、探していたのかもしれません。

 この2匹は、恋人同士といった感じで、仲のよいところを周りに見せつけていました。トラ猫がオスで白黒はメスです。体を寄せ合いゆっくりと歩いて、互いにゴッツンコの交換。近くにいた観光客も、とても微笑ましいと口々に話していました。

 こちらは仲が良いのか悪いのかよくわからない2匹です。赤トラ&白の若いオス猫が三毛(メス)に近づくと、三毛が「シャー!」と威嚇したので、オス猫は飛び跳ねて逃げた瞬間です。

 ところが、そのあと三毛は思わせぶりにトラくんの後をついてきていました。後ろにいる三毛が見えますか?

 三毛は、離れたところでシッポをブルンブルンとふっていました。なにかのアピールでしょうか。「さっきは、いきなりシャー!なんていって、ごめん」といっているのかもしれません。

 このモザイクのように小石が敷き詰められた床は、リンドス独特のものです。素足で歩けば足裏のツボマッサージになりそうなほどに凹凸がはっきりしています。猫たちは歩きにくそうにしていましたが、肉球のマッサージになっていたかもしれません。

 こちらの家の玄関前アプローチにもステキな小石のモザイクがありました。この猫は、最初、背中を下にして、ゴロンゴロンと寝転がっていました。肉球マッサージよりも、背中のツボ押しの方が気持ちよさそうです。

 このモザイクには何かいわれがあるのかと聞いてみると、「リンドスに古代から伝わるもの。いうなれば、おもてなしの気持ちと家のおしゃれ」という返事が返ってきました。「きれいでしょ。きれいなのは気持ちいい」と、その女性は目を細めました。

 最初に出会ったマダムのレストランを見つけました。覗いてみると、とてもチャーミングな三毛猫が柱に体をこすりつけていました。「誰か遊んでくれないかなー」と、待ちかまえていたようでした。

※リンドスへの行き方

 ロドス旧市街の近くにあるバスターミナルから1日数便のバスが出ていて、所要時間は1時間15分ほどです。

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