橋本環奈、紅白司会「落選」に『おむすび』大コケ…『あんぱん』高評価の今田美桜と「人気逆転」か
橋本環奈がブレイク当時、今田美桜はどこで何を?
「福岡で一番かわいい女の子」がとうとう「1000年に1人の逸材」を追い抜いたかもしれません。
今田美桜さんと橋本環奈さんのことです。
橋本さんが2024年度後期の朝ドラ『おむすび』(NHK)で主演し、今田さんが続く2025年度前期の朝ドラ『あんぱん』(NHK)で主演したことから、今年3月、NHK放送センターで行われたバトンタッチセレモニーにて共演し、笑顔で会話を交わしていました。
同じ福岡県出身という共通点がある2人は、今田さんが1997年3月生まれの28歳、橋本さんが1999年2月生まれの26歳と今田さんのほうが2歳年上ですが、先にお茶の間に顔と名前が知れ渡ったのは橋本さんのほう。
橋本さんが「1000年に1人の逸材」と騒がれて脚光を浴び、そのまま大ブレイクして数多くのテレビ番組や映画に出演していた頃、今田さんはまだ地元・福岡で日の目を見ずにいたのです。
しかし、いまや2人の立場は逆転していると言えるのではないでしょうか。

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今田美桜は福岡出身の橋本環奈を特別視
まずは橋本環奈さんのキャリアを簡単に振り返っておきましょう。
橋本さんが世間に“見つかった”のは14歳だった2013年11月。福岡の地元アイドルグループのメンバーとして出演していたライブをファンが写真撮影しており、そのうちの1枚が天使のようにかわいいとネットで瞬く間に拡散され、「1000年に1人の逸材」だとしてバズッたのです。
2014年には東京に進出して一躍テレビスターに。数々のバラエティ番組に出演し、テレビCMにも出演するようになります。
それからドラマや映画で俳優業に軸足を置く活動をしていくのですが、2022年末には『NHK紅白歌合戦』(NHK)の司会に大抜擢。持ち前の明るさとトーク力で完璧に司会をこなしたため、“無双状態”と評する報道がいくつも出ていました。初司会で高評価を獲得した彼女は、続く2023年末、2024年末と3年連続で紅白司会に抜擢されたのです。
橋本さんは国民的タレントになったと言っても過言ではないでしょう。
一方の今田美桜さん。
橋本さんがテレビで注目を集めスターダムに駆け上がっていた2014年、今田さんはまだ地元にいる高校生。この時期に福岡でモデルデビューはしていますが、それ以前は漠然と高校卒業後は大学進学し就職するという普通の将来を思い描いていたそうで、高校生でモデルになったとはいえ、まだまだ全国的には無名の存在でした。
高校卒業後は俳優になるという夢を叶えるため、大学進学せずにタレント活動を続け、いくつものオーディションを受けていたものの、東京で通用するかどうかの不安もありすぐに上京できなかったそう。福岡でのタレント業だけでは収入が安定しないため、日雇いのアルバイトをすることもあったんだとか。
今田さんが一念発起して上京したのは2016年。高校卒業から1年後の19歳のとき。
ちなみに2016年といえば、橋本さんが『セーラー服と機関銃-卒業-』で映画初主演した年。この作品で彼女は「日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞していましたので、知名度や人気は比べるまでもなく橋本さんが圧倒的に上だったのは言わずもがなです。
今田さんが上京当時、彼女を売り出すために事務所社長が考案したキャッチフレーズが「福岡で一番かわいい女の子」。2020年に受けたYahoo!ニュース特集編集部のインタビューで、今田さんはこのキャッチフレーズについてこう語っていました。
《いやもう、そのキャッチフレーズは、ありがたいんですけど、本音は違うんです、と言い続けてるんです。福岡出身で言ったら、橋本環奈さんとか、それこそ別格の可愛い人たちがたくさんいますし、私なんかには申し訳ない、と思ってました(笑)。福岡って、可愛い子の宝庫なんですよ、本当に!》
このとき「橋本環奈さん」と名前を挙げていることから、同じ福岡出身の同世代の俳優として特別視していたことがわかるでしょう。
パワハラ疑惑と『おむすび』黒歴史化で失速した
昨年9月から『おむすび』がスタートした橋本環奈さん。昨年末には3年連続となる紅白司会を務めるなど、一見すると相変わらず順風満帆な芸能生活を送っているように見えましたが、昨年後半から風向きが急変していました。
まず『おむすび』スタート直後の昨年10月、マネージャーへのパワハラ疑惑のスキャンダルが飛び出します。報じた「週刊文春」によると、仕事現場で「使えねぇ」と強く罵るなどしており、マネージャーが次々と辞めて8人も代わっていたというのです。このパワハラ報道は事務所社長が完全否定していましたが、橋本さん自身が疑惑について言及していないこともあり、いまだに真相はグレーのままとなっています。
それだけでなく、満を持して臨んだ『おむすび』のストーリーに酷評が続々。その影響で視聴率も低迷し、全話の世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)は13.1%と沈みます。なんと長い長い朝ドラの歴史において、歴代ワースト視聴率を記録してしまったのです。

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意外かもしれませんが、橋本さんには主演俳優として、世間も認める代表作がいまだにない状態。2019年公開の映画『午前0時、キスしに来てよ』や2022年公開の映画『カラダ探し』、2023年放送のドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)など、スマッシュヒットと呼べる主演作はありましたが、社会現象を起こして誰もが作品名を知っているような大ヒット作はゼロ。むしろ大コケと叩かれてしまう作品もいくつかあったほどです。
そのため俳優・橋本環奈としては国民的ドラマ枠である朝ドラのヒロインを好演し、代表作にしたかったところでしょうが、『おむすび』は大惨敗に終わり、むしろ黒歴史入り。
また、朝ドラヒロインを務めた後しばらくはドラマ主演しないというのが通例のところ、橋本さんは『おむすび』終了翌月の今年4月から放送された『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日系)に異例の主演。けれど、『天久鷹央の推理カルテ』もたいして話題にならず、ヒットとは言えない評価となっています。
パワハラ疑惑や『おむすび』黒歴史化で、これまで順調に築き上げてきた「橋本環奈ブランド」に傷がつき、大幅なイメージダウンは免れませんでした。
そして3年連続で務めていた紅白司会に今年は選ばれず、彼女に代わって今年の司会に抜擢されたのが今田さんだったのです――。
『あんぱん』は紛れもなく俳優・今田美桜の代表作
実は今田さんも、『あんぱん』以前は誰もが代表作と認めるような主演作はありませんでした。
GP(ゴールデン・プライム)帯の連ドラ主演は、2022年放送の『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ系)、2023年放送の『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、2024年放送の『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)の3作品。いずれも評判は悪くなく、スマッシュヒットと言える作品でしたが、ブームを巻き起こすほどの大ヒット作ではありませんでした。
そんななか主演した『あんぱん』は、ストーリーが好評を博し、今田さんが演じたヒロインの人気も高く、視聴率も上々。全話の世帯平均視聴率は16.1%という好成績だったのです。他のドラマ枠は一桁視聴率が当たり前となっているこのご時世に、二桁後半に乗せたのは立派ですし、なにより橋本さん主演の前作『おむすび』を実に3.0%も上回ったという事実は大きいでしょう。
『あんぱん』は紛れもなく、俳優・今田美桜の代表作となったのです。

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また今年9月に開催された『東京2025世界陸上』(TBS系)でアンバサダーに就任し、スペシャルアンバサダーを務めた織田裕二さんと、大会を連日盛り上げたのは記憶に新しいところ。この世界的大会も二桁視聴率を連発しており、今田さんの好感度アップの後押しとなりました。
そして極めつけは、今年の大晦日に放送される『NHK紅白歌合戦』の司会抜擢。
今年の紅白は、3年連続で3回目となる有吉弘行さん、6年ぶりで4回目となる綾瀬はるかさん、NHKアナウンサーの鈴木奈穂子さんとともに、初司会となる今田さんが名を連ねています。
この布陣を考えると、今田さんの役割は昨年まで橋本さんが担っていたポジション。今年はNHK放送100年ですので、そんな大きな節目となる年を締めくくる番組に、橋本環奈さんは続投できず、今田美桜さんに入れ替わったというわけです。
――同じ福岡出身で先に大ブレイクしていた「1000年に1人の逸材」を、2歳年上ながら後発組として追いかけていた「福岡で一番かわいい女の子」が、ついに追い抜いた瞬間を我々は目撃したのかもしれません。