プーチン政権が極秘にしてきた電子線システム「クラスハ-4」の画像がリークされる
ハッカー集団によるリーク

ウクライナの軍事情報サイト「Militarnyi」によれば、ロシア軍が誇る最新の電子戦装置1RL257「クラスハ-4」の画像がハッカー集団によってリークされてしまったようだ。
2023年に撮影された画像

リークされた画像は2023年に撮影されたとみられ、同システムを製造する拠点の内部や、クラスハ-4の内側の様子などが写っていた。
画像:Wiki Commons By Vitaly V. Kuzmin, CC BY-SA 4.0
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システム内の設備が丸裸に

「Militarnyi」いわく、「コンテナ内の主要部品やユニットの配置、アンテナモジュールなど、システム内の設備がはっきりと見える」とのこと。
画像:Telegram @b8m_info / Edited by The Daily Digest
SNSからは削除済み

これらの画像ははじめ、ハッカー集団「ブラック・ミラー」によってTelegramチャンネル上で公開された。しかし、このチャンネルはTelegramの運営によって凍結されたため、すでに同プラットフォーム上での閲覧はできない。ただし、別のサイトなどで、同じ動画がふたたび出回っているようだ。
画像:Telegram @b8m_info / Edited by The Daily Digest
大規模なデータ漏洩の一角

軍事ニュースサイト「Defence Blog」いわく、これらの画像流出はロシア国営複合企業「ロステック」の大規模な内部文書漏洩の一角をなすもので、これまで秘密に包まれていたクラスハ-4の姿があばかれることとなった。
セルビア向けの生産報告書?

同サイトはさらに、「これらの資料は外国(おそらくセルビア)の顧客向けに作成された正式な生産報告書の一部だとみられ、ロシアが極秘にしてきた地上配備型電子戦プラットフォームの部品や製造過程がはじめて画像によって確認されることとなった」と説明。
画像: Telegram @b8m_info / Edited by The Daily Digest
ロシアにとっては大問題

同サイトによれば、「これらの画像は、これまで機密扱いとされていた内部レイアウトや戦闘システムに関する貴重な情報を提供している」とのこと。そのため、ロシアにとってこの画像流出は大問題なのだ。
画像:Wiki Commons By Mil.ru, CC BY 4.0
最新鋭の電子戦システム

軍事ニュースサイト「Army Technology」いわく、クラスハ-4は「最新鋭」のロシア製電子戦システムであり、偵察機やスパイ衛星をはじめとする敵のレーダーシステムを妨害する広帯域ジャミング装置だ。
NATOの航空機を追跡

このシステムはNATOの航空機を追跡できるほか、航空機用レーダーに巧みに対抗すると報じられている。つまり、敵の航空戦力を撹乱し、味方の防空に寄与するのだ。
カバー範囲は半径300キロメートル

クラスハ-4のカバー範囲は半径300キロメートルあり、その内部を飛行する敵の航空機やドローンの信号を妨害できるとされる。しかし、2両の車両によって校正されているということのほか、その詳細は謎に包まれていた。
画像:Wiki Commons By Mil.ru, CC BY 4.0
クラスハ-4を極秘としてきたロシア

「Defence Blog」いわく:「今回のリークが注目を浴びている理由はその内容だけでなく、むしろその背景にある。ロシアは自国の戦略的電子戦システムの性能や内部構造を秘密にするため、あらゆる努力を払ってきたのだ」
画像:Telegram @b8m_info / Edited by The Daily Digest
西側諸国にとっては役立つ情報

同サイトはさらに、「画像を含む資料が流出したことで、西側諸国のアナリストや情報機関はクラスハ-4の設計やモジュール、配備の仕方などをより正確に推定できるようになるかもしれない」と結論している。
画像:Telegram @b8m_info / Edited by The Daily Digest