17年間毒ヘビに咬まれ続けた男性、免疫を高めて医療に貢献

ヘビに咬まれる人は世界で年間540万人

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世界保健機関(WHO)の推定によると、ヘビに咬まれる人は毎年世界で540万人にのぼり、うち半数がヘビ毒の被害を受けているという。日本でもマムシに咬まれたらすぐ病院に行かなければならない。

毒へビ咬傷の治療に光

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そんななか、毒へビ咬傷の治療に救世主が現れたかもしれないという。この爬虫類と因縁浅からぬさる人物の血液をもとに、万能の血清が生まれる可能性があるのだ。

アマチュア研究者の大胆な挑戦

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その人物とは、カリフォルニア州を拠点とするアマチュアのヘビ研究者、ティム・フリード氏だ。同氏は20年近くにわたって、世界屈指の危険なヘビの毒を自分の身体に注入したり、わざと毒ヘビに噛まれたりし続けてきたのだ。CNN放送が報じている。

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数百回におよぶ実験

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『ネイチャー』誌によれば、フリーデ氏はヘビ毒に対する免疫を高めるため、ヘビ毒を600回も身体に注入。さらに、およそ200回毒ヘビに噛まれたという。

コブラ、マンバ、ガラガラヘビ……

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フリーデ氏はコブラやマンバ、ガラガラヘビをはじめとする様々な毒ヘビを実験に用い、数種類の神経毒に対して免疫を手に入れた。

年間8万人が毒ヘビによって死亡

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WHOによれば、世界中で毎年8万1,410~13万7,880人もの人々が毒ヘビに噛まれて命を落としているという。さらに、手足の切断など、毒ヘビを原因とする後遺症はその3倍に上るそうだ。

免疫学者の見解

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しかし、免疫学者のジェイコブ・グランヴィル博士はフリーデ氏の血液がヘビ咬傷の治療に革命を起こす可能性があると見ている。

類を見ない実験

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グランヴィル博士はCNN放送に対し、フリーデ氏の実験は異例だと強調:「私の知る限り、彼の経歴は類を見ないものです。全大陸を原産とする多種多様な種で実験していたのです。17年以上にわたって、さまざまなヘビの種をローテーションし、綿密な記録を残し続けています」

「このときをずっと待っていた」

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グランヴィル博士は2017年にフリーデ氏に連絡をとり、「ぶしつけとは思いますが、あなたの血液を少しチェックさせていただけないでしょうか?」と尋ねたそうだ。すると、フリーデ氏は「このときをずっと待っていたんですよ」と答えたそうだ。CNN放送が伝えた。

ネズミを用いた実験に成功

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8年後、『ネイチャー』誌はグランヴィル博士とコロンビア大学の化学者であるピーター・クォン博士が共同開発した血清が、19種におよぶ猛毒ヘビの毒からネズミを守ることに成功したと報道。

最終的な製品のタイプ

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クォン博士はCNN放送に対し、「最終的な製品は汎用の血清カクテル1種類か、特化型の血清2種類になるでしょう。後者の場合、ひとつはコブラ科が対象、もうひとつはクサリヘビ科が対象です。というのも、どちらか一方しか生息していない地域も多いからです」

臨床実験はまだ

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この血清の臨床実験はまだ行われていないが、近いうちにヘビ咬傷の特効薬が普及するようになるかもしれない。

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