友情は永遠か、青春は終わらないのか 「五十年目の俺たちの旅」ほか

映画「五十年目の俺たちの旅」©️「五十年目の俺たちの旅」製作委員会
新春から今年度内に公開予定の作品からピックアップした「シネマプレビュー」をお届けします。上映予定は予告なく変更される場合があります。最新の上映予定は各映画館にお問い合わせください。
◇
五十年目の俺たちの旅

映画「教場 Reunion」©フジテレビジョン ©長岡弘樹/小学館
放送終了から50年。昭和を代表する青春ドラマが、映画になった。主演は中村雅俊。「自分らしく」生きることを模索し、社会や常識と格闘する大学生、カースケこと津村浩介を演じ共感を呼んだ。
約10年ごとにスペシャルドラマも作られてきた。しかし、メインの演出家の死去などで「40年目」の制作は見送られ、その後、出演者も鬼籍に入った。それでも脚本家、鎌田敏夫は諦めず、メガホンも中村に託して「50年目」が誕生した。

映画「ウィキッド 永遠の約束」©Universal Studios. All Rights Reserved.
カースケ、オメダ(田中健)、グズ六(秋野太作)。3人は70代になった。それぞれが平穏な日々を送っていたある日、病死したはずのカースケのかつての恋人、洋子が生きているという情報が、グズ六からもたらされる。
「生きていくことは切ない」。これが鎌田が「50年目」に込めた思いだという。友情は永遠か。青春は終わらないのか─。(健)
教場 Requiem
白髪に義眼の鬼教官、風間公親(きみちか)役で木村拓哉が新境地を開拓したフジテレビ系ドラマ。その最終章が映画になった。前編「教場 Reunion」はNetflixで元日から配信、後編は劇場公開という異色のメディアミックスだ。
風間は警察学校=教場で、適性のない生徒をふるいにかけ、容赦なく退学を迫る。長岡弘樹の小説シリーズを、「ひとつ屋根の下」などの演出家、中江功が緊張感あふれるドラマに仕立ててきた。今回も中江が監督を務め、脚本は「踊る大捜査線」シリーズの君塚良一が担う。
風間が相対するのは綱啓永(つな・けいと)、斉藤京子、倉悠貴(くら・ゆうき)らがふんする第205期生だ。赤楚衛二、白石麻衣、染谷将太、川口春奈、福原遥、目黒蓮ら卒業生が風間のため再集結(リユニオン)するのも大きな見どころ。では「レクイエム(鎮魂歌)」は何を意味するのか…。(健)
ウィキッド 永遠の約束
ブロードウェーミュージカルを原作に一昨年公開され、日本でも興行収入35億円を突破した米映画「ウィキッド ふたりの魔女」。その話題作の続編がついに日本に上陸する。
米国では昨年11月に公開され、週末3日間の興収が前作の130%となる約230億円を記録。驚異的な滑り出しを見せた。
誰もが知る米児童書「オズの魔法使い」の前日譚(たん)が前作。「悪い魔女」エルファバと「善い魔女」グリンダの〝真実の過去〟を描いたが、後編では竜巻にのって一人の少女が「オズの国」へ飛ばされてくる。
ジョン・M・チュウ監督が再びメガホンを取り、シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデら豪華キャストも再集結した。
ミュージカルの歌の魅力と映像ならではの迫力ある表現が組み合わさり、圧倒的な感動作となった前作を超える驚きが待っている。(健)