社会現象となった映画『国宝』 国内外での快挙を振り返る

映画『国宝』

興行収入・邦画実写歴代1位, 新語・流行語大賞, 日本アカデミー賞での快挙, 日本アカデミー賞 13部門17賞受賞, カンヌ国際映画祭, トロント国際映画祭, 第98回米アカデミー賞 ノミネート, 国際的な高い評価

2025年6月6日に公開された映画『国宝』は、吉田修一の同名小説を原作に、李相日監督がメガホンを取った実写映画。物語は、任侠の家に生まれながら歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・立花喜久雄の一代記を描く。主演は吉沢亮、共演に横浜流星、渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶら豪華キャストが揃う。

原作の売上部数

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原作となった吉田修一の長編小説『国宝』は、2021年9月に文庫版が発売された。映画公開前からメディアやコミック化でも話題となっており、映画公開後の2025年10月には累計200万部を突破した。

興行収入・邦画実写歴代1位

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公開172日間で観客動員1231万人、興行収入173億円を突破。2003年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』の記録を22年ぶりに塗り替え、邦画実写歴代1位となった。

新語・流行語大賞

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映画の公開とともに社会現象を巻き起こし、鑑賞報告のSNS投稿で流行した「国宝(観た)」が、2025年の新語・流行語大賞トップテンに選ばれた。

日本アカデミー賞での快挙

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2026年3月13日に授賞式が行われる第49回日本アカデミー賞では、優秀作品賞を含む13部門で最多受賞。優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演男優賞など、幅広い部門で評価された。

日本アカデミー賞 13部門17賞受賞

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吉沢亮が優秀主演男優賞、横浜流星、田中泯、渡辺謙が優秀助演男優賞、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜が優秀助演女優賞を受賞。新人賞には見上愛が輝いた。

カンヌ国際映画祭

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2025年5月、第78回カンヌ国際映画祭監督週間で世界初上映。上映後には約6分間のスタンディングオベーションが巻き起こり、主演・監督も感涙する熱狂的な反応となった。

トロント国際映画祭

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2025年9月、北米プレミアとして第50回トロント国際映画祭スペシャルプレゼンテーション部門で公式上映。1244席満席の観客からスタンディングオベーションを受け、海外でも高い評価を獲得した。

第98回米アカデミー賞 ノミネート

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『国宝』は第98回米アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞に日本作品として初めてノミネート。国際長編映画賞候補にも日本代表作品として選ばれていたが、最終選出は逃した。

国際的な高い評価

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上海、釜山、バンコクなど国際映画祭にも出品され、俳優陣の歌舞伎演技や李監督の演出力が世界中で高く評価された。北米公開も決定しており、さらなる国際的な成功が見込まれる。

3時間の超大作

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約3時間という長尺の歌舞伎映画である本作は、歌舞伎文化の映像化と映画表現の新たな可能性を示した。