高校の美術部顧問…絵の具の扱いが苦手な生徒に対して告げた言葉が「まさに恩師」と話題【漫画】

『恩師に絵の具を使うなと言われた話』より

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『恩師に絵の具を使うなと言われた話』を紹介する。作者の水面 れたすさんが、1月24日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、9000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、『こんなふたりが好き!』で知られる水面 れたすさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

高校時代絵の具を扱うのが苦手だった水面さん

『恩師に絵の具を使うなと言われた話』より

作者の水面 れたすさんは、高校生の時に美術部に所属していた。部活一筋の高校生活だった水面さんにとって、美術室が唯一の居場所。所属していた美術部の顧問・O先生は、新部員歓迎会に全員でうどんを作る行事を開催するという、なかなかの変わり者だった。

突飛なことをするO先生に対して、かなり濃い印象が残っているという水面さん。中でも印象深いのは、絵の具を扱うのが苦手な水面さんに対して、「あなたは無理!」と言い放ったこと。絵の具を扱うのは無理だから諦めろと言うO先生。しかしそのあと続いた言葉は…。

このエピソードを読んだ人たちからは、「何気ないひと言が影響を与えてくれる」「まさに恩師」「いい先生との出会い」「美術の先生っていいこと言ってくれる」など、多くのコメントが寄せられている。

作者・水面 れたすさん「自分の今の絵のスタイルや考え方を築いてくれた恩師のエピソードを、ぜひ形に残したい」

『MINAMOKE_COLLECTION』より

――『恩師に絵の具を使うなと言われた話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

実録漫画を毎週更新するようになってから、自分の今の絵のスタイルや考え方を築いてくれた恩師のエピソードを、ぜひ形に残したいと思ったのがきっかけです。あの先生との思い出が、今の自分を作ってくれた大事な一部だなと改めて感じて、漫画にしてみました。

――本作では、恩師である美術部顧問の先生が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

一番こだわったのは、やっぱり「先生らしさ」をちゃんと漫画で伝えきることでした。言葉遣いや雰囲気、教え方など、記憶の中の先生をできるだけ忠実に再現したつもりです。その甲斐あってか、同じ先生に教わった方とXで繋がることができて、その方が今も美術の道を歩んでいるという言葉をお聞きできたのは本当に嬉しかったです!

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

「無理なものは無理!」という先生の言葉を入れたシーンが特に好きです。先生はいつも遠慮なく、でも愛情を持ってストレートにズバッと言ってくださる方で、そのインパクトが強烈だったんです。作中でもそのまっすぐさを目立たせて、読んだ人に「ああ、こういう先生だったんだな」と伝わればいいなと思いながら描きました。

――本作のなかで「キャラクター増えた?」の回答に「750人くらいいます」(現在は800人超えている)とのことですが、キャラクターのデザインや名前はどのようなところから着想を得ているのでしょうか?

キャラクターデザインでは、何か「モチーフ」を決めて立てるようにしています。例えばうさぎ、船、クローバーなど、ぱっと見て「あ、これがモチーフなんだ!」と分かりやすいものにしています。そうすると読者さんにも親しみやすくなって、イメージが頭に残りやすく、形にもしやすくて。名前も、ちょっとした遊び心を入れつつ、由来を聞くと「なるほど!」と思ってもらえるようなこだわりを強く持っています。

――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。

今はとにかく漫画の力をもっと伸ばしたい時期なので、創作漫画でも実録漫画でも、表現の幅をどんどん広げていきたいです!読んでくださる皆さんが「楽しい」「面白い」と思ってくれる作品を、これからもたくさん作っていけるように頑張ります!

―― 作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

これからもほぼ毎週、実録漫画をコツコツ更新していきたいと思っています。忙しい日常の中で、ちょっとした息抜きに、気軽に「何となく」読んでもらえたらすごく嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします!