【ランキング】大学教員はどこ出身? 自校出身者が多い大学・学部は
大学で教壇に立っている先生たちは、学生時代にどこの大学で学んだのでしょうか。今、教えている大学の卒業生ということもあれば、別の大学で学び、研究を重ねてきた人も少なくありません。教員が「母校」で教えている割合は、大学や学部ごとに大きな違いがあります。朝日新聞出版「大学ランキング2026」で掲載している「教員の自校出身者の比率ランキング(2024年度)」から、その実態を紹介します。(写真=ピクスタ)
【工・理工学部】伝統校は自校出身が多い傾向
教員の自校出身者の比率は、大学によっても学部によっても全く異なります。傾向としては、伝統的な大学・学部では自校出身の教員が多く、新しい大学・学部では他校出身の教員が増えてくるようです。
大学教育の多様化を目指す上で、教員の自校出身比率が高いことは必ずしもプラスであるとは限りません。ただ、自校出身の教員はその大学のことをよく知っている、愛校心が強いといった特徴があることは言えるでしょう。
教員の自校出身者の比率が比較的高い工、理工学部と、比較的低い国際系学部について、それぞれランキングを見ていきましょう。

教員の自校出身者の比率ランキング(工、理工学部)1位~5位
1位は東京大工学部、2位は京都大工学部と、最難関の国立大が2校並びました。優秀な学生が大学院に進んで研究を続け、そのまま教員になるというケースが多いのではないでしょうか。1位が東京大、2位が京都大という並びは、法学部、文、外国語学部、理学部のランキングでも同様となっています。
3位は日本大理工学部で、私立大ではトップの数値となりました。日本大は、10位に生産工学部が、26位に工学部が入っています。4位は東北大工学部、5位は大阪大工学部の順でした。

教員の自校出身者の比率ランキング(工、理工学部)6位~10位
6位は早稲田大基幹理工学部です。早稲田大の理工系学部では、創造理工学部が11位、先進理工学部が15位といずれも高い順位につけています。
7位以下は、九州大工学部、北海道大工学部、創価大理工学部の順でした。
【国際系学部】神戸女学院大学国際学部は新しい学部

教員の自校出身者の比率ランキング(国際系学部)1位~5位
国際系学部は、外国籍の教員や、海外大を卒業した教員が多いためか、全体的に自校出身の教員は少なめです。その中で1位となった神戸女学院大国際学部は2024年開設の新しい学部で、同大の文学部や大学院文学研究科、人間科学研究科などを出身とする教員が複数在籍しています。2位は日本大国際関係学部、3位は東海大国際文化学部の順でした。4位は東京外国語大国際日本学部で、国立大ではトップの順位となりました。5位は立命館大国際関係学部です。

教員の自校出身者の比率ランキング(国際系学部)6位~10位
6位は神戸大国際人間科学部と文化学園大国際文化学部が並びます。神戸大国際人間科学部は、2017年に国際文化学部と発達科学部が統合再編して誕生しました。「異文化理解」「人間発達」「環境共生」などに視点を置く、国際系学部の中で取り扱う範囲が広い学部と言えます。8位は昭和女子大国際学部、9位は麗澤大国際学部の順です。10位には神奈川大国際日本学部と龍谷大国際学部が並びました。

「大学ランキング2026」(朝日新聞出版)
(表の見方)
常勤の教授、准教授、講師、助教が対象で、最終学歴(大学院含む)が自校出身の比率。
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(文=大学通信・雫 純平)