「通るだけで命懸け」──ホルムズ海峡を越えて広がる船舶攻撃、タンカー爆破と港攻撃が同時進行する異常事態

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引用:depositphotos

ホルムズ海峡を越えて拡大する海上攻撃

イランが事実上、ホルムズ海峡を封鎖し、タンカーの航行が脅かされる中、攻撃の範囲が海峡外の海域にまで広がっているとの分析が出ている。専門家の一部は、最近の攻撃の様相が軍事作戦というよりも、民間船舶を狙った「海上テロ」に近い形へと変化していると指摘している。

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引用:ニューシス

イランは11日(現地時間)、イラクの領海内に停泊していたタンカー2隻を攻撃した。この攻撃の過程で外国人乗組員1人が死亡し、数人が救助された。この事件を受け、中東の海上物流全体に対する緊張が急速に高まっている。

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ペルシア湾深部の港にも攻撃

攻撃されたのは、イラク南部のバスラ港だ。ホルムズ海峡から約800キロ離れたペルシア湾奥部に位置する、同国の主要な原油輸出拠点である。

報道によると、イランは爆発物を搭載した小型ボートを用い、停泊中のタンカーを攻撃したとのことだ。この攻撃により船舶が大きく損傷し、乗組員25名が緊急救助される事態となった。イラク当局は現在、港の原油ターミナルの運営が中断している状態で、救助チームが現場で捜索作業を続けていると明らかにした。

軍事専門家は、今回の攻撃が単なる局地的な事件ではなく、イランが中東海域全体に攻撃範囲を拡大しようとする戦略的なシグナルである可能性があると見ている。

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無差別的な船舶攻撃の拡大

イランは同時期、ホルムズ海峡付近でも複数の船舶を攻撃した。攻撃対象には米国やイスラエルの船籍だけでなく、日本やタイの船籍を持つ貨物船も含まれていたと伝えられている。

これまでにホルムズ海峡一帯で攻撃を受けた船舶は、少なくとも15隻以上に及ぶとされている。イランのイスラム革命防衛隊は、同海峡を通過する船舶は自らの許可を得る必要があるとの立場を示しており、事実上の統制権を主張している。

ホルムズ海峡は全世界の原油輸送量の約20%が通過する重要な海上交通路であり、この地域の緊張の高まりは国際エネルギー市場に直接的な影響を及ぼす可能性がある。

「原油価格200ドル覚悟しろ」と圧力

イランはエネルギー市場を圧迫する発言も続けている。イラン当局は国際社会が中東情勢に介入した場合、国際原油価格が1バレル=200ドル(約3万2,000円)まで上昇する可能性があると警告した。

専門家らは、こうした発言は実際の経済的衝撃を引き起こすことを目的とするものではなく、エネルギー市場の不安心理を刺激し、米国と同盟国に政治的圧力をかける戦略である可能性が高いと見ている。

油田や港にも攻撃拡大

最近では、イランの攻撃対象は船舶だけでなく、港やエネルギー施設にも広がっている。オマーンのサラーラ港では、大規模な燃料貯蔵タンクがドローン攻撃を受け、火災が発生した。現地当局は、鎮火までに相当な時間を要すると見ている。

また、イラク最大の油田級の一つであるマジュヌーン油田もドローン攻撃を受けたと伝えられている。

軍事専門家は、イランが現在、米軍基地だけでなく、世界的なエネルギー供給網や海上物流システムを同時に圧迫する戦略を取っていると分析している。こうした攻撃が続けば、中東地域の海上交通やエネルギー供給の安定性に大きな影響を及ぼす可能性があるとの指摘も出ている。

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