「リブート」真北(伊藤英明)=二重スパイ? 最終回の大どんでん返しに期待! カギは妻(小橋めぐみ)が起こした「ひき逃げ」? 考察続々

真北正親(伊藤英明)(C)TBS

俳優の鈴木亮平が主演を務める連続ドラマ「日曜劇場『リブート』」(TBS系)で、22日に放送された第9話のラストシーンに、多くの視聴者が震撼した。主人公の早瀬陸(鈴木)の「味方」と思われた警視庁警務部の監察官、真北正親(伊藤英明)が、闇組織とつながる大物政治家の兄、弥一(市川團十郎)とまさかの「結託」。これまでの流れを根底からひっくり返す衝撃展開にSNSは悲鳴に包まれた。ドラマは29日に最終回(20分拡大)が放送される予定で、多くの視聴者が本作のクライマックスを考察している。

合六亘(北村有起哉)、真北弥一(市川團十郎)(C)TBS

「リブート」とは?

足立翼(蒔田彩珠)、早瀬陸(鈴木亮平)(C)TBS

「グランメゾン東京」(2019年)、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(21年)、「ラストマン―全盲の捜査官―」(23年)などの話題作を手がけた黒岩勉氏が、構想に3年を費やした完全オリジナルのサスペンス。闇組織の10億円を横領したとされる妻の夏海(山口紗弥加)を殺した罪を着せられたパティシエの陸が、自身の潔白を証明するため、公認会計士の幸後一香(戸田恵梨香)の手引きで、警視庁捜査一課の刑事、儀堂歩(鈴木)に成り代わり、真犯人捜しに奔走。その後、100億円相当の商品が盗まれる事件も発生したが、それらはすべて闇組織を牛耳る合六亘(北村有起哉)の自作自演で、合六は弥一に次の選挙で政権を取らせるため、その資金を工面していた。

早瀬夏海(戸田恵梨香)、海江田勇(酒向芳)(C)TBS

正親(伊藤英明)「僕はこっち側の人間だったということです」(ネタバレあり)

正親はこれまで、弥一が合六から不正な献金を受け取っているのではないかとの疑惑を抱き、合六に警察の捜査情報を流していた儀堂をスパイとして協力させ証拠をつかもうとしてきた。儀堂が100億円相当の商品を組織から強奪した濡れ衣をかぶって合六に殺された後は、正体を明かした早瀬に合六の内偵を続けさせてきた。

第9話で、早瀬は、一香の正体がリブートさせられた妻の夏海だと見抜き、一香も涙ながらに事実を認めて謝罪。自分たちの人生を好き勝手に翻弄してきた合六の組織を夫婦で力を合わせて潰し、2人そろって家族のもとに帰る決意を固めた。宣戦布告を受けた合六は、思わぬ展開に焦り、100億円の商品を、持ち主である香港のマー会長にバレないように速やかに現金化。近く行われる選挙で、首相の座に座ることを狙う野党第一党「開政党」の党首である弥一に献金しようと急いだ。

合六は早瀬と一香に1億円の懸賞金をかけ部下を総動員。さらに早瀬をけん制するため、幹部の菊池(ドランクドラゴン・塚地武雅)に命じて早瀬の息子、拓海(矢崎滉)を拉致させようとするが、先を読んだ早瀬が捜査一課に情報提供してこれを防いだ。儀堂の部下、足立翼(蒔田彩珠)は、防犯カメラの映像から、儀堂の正体が早瀬なのではないかと気づいたが、早瀬は足立の警察官としての正義を信じると説得。合六を潰すため、警察内部にいるとされる合六のスパイで、儀堂のロッカーに偽情報を仕込んだPCを入れた人物を探してほしいと協力を求めた。

その後、早瀬と夏海は真北にすべての経緯を説明。真北は、合六が兄に現金を渡す現場を押さえて一網打尽にしようと考え、受け渡し場所を特定するよう指示した。真北の妻、葉月(小橋めぐみ)は12年前にひき逃げ事件を起こしており、真北は、自分のせいで夫の出世がなくなったと負い目を感じている妻のためにも、手柄を挙げて出世しなければならないと意気込んだ。

早瀬は、合六の部下、冬橋航(King & Prince・永瀬廉)に一香の正体が夏海であることも含めて真実を明かし、手を組んで合六を潰そうと提案した。冬橋は夏海に恩義を感じていたが、自分で見聞きした事実しか信じないと拒否し、早瀬を捕らえた。冬橋から報告を受けた合六は、早瀬が一香を逃がした理由を話したかと尋ねるが、冬橋は一瞬何かに気づいたような表情を見せて、早瀬がしゃべる前に気絶させたとウソをついた。

盗聴器でこのやりとりを聞いていた夏海は、合六の顧問弁護士、海江田勇(酒向芳)から、現金100億円の受け渡し場所を聞き出す。それは東京・町田にある弥一の資金管理団体が所有する事務所で、時間は翌日の19時。夏海はすぐに真北に報告し、弥一と合六を逮捕した後で夫を救い出してほしいと頼んだ。取引の現場を押さえるまでは真北が早瀬救出に動けないことがわかっている夏海は、それまで合六に夫を殺させないようにどんな手段でもとる覚悟を示す。その言葉を聞いた真北は、電話の向こうで複雑な表情を浮かべた。

夏海は合六に話があると持ちかけ、単身彼が経営するレストランへ。合六は、別室で捕らえられている早瀬に電話をつなぎ、夏海と儀堂を殺しリブートしたことが警察にバレそうになって違法拳銃で自殺したという筋書きを聞かせ、取引の場所と時間が警察にもれたことはわかっていると言って夏海を秘密の部屋へ誘った。そこで夏海を出迎えたのはまさかの真北で、「見てのとおり、僕はこっち側の人間だったということです」。その隣には弥一がおり、「やはりお前を警察内の見張りにつけておいてよかった。頼れるのは家族だな」と言った。絶句する夏海に合六は「最初からあなたに勝ち目なんてなかったんですよ」。追い詰められた夏海は、自分を殺す代わりに夫を助けてほしいと泣きながら頼んだ。正親は、「私たちのいるところで手荒なことは勘弁してくださいよ」と合六に渋い顔を見せた。

放送が始まった頃から不審な動きを見せ、敵か味方かわかりにくい言動を繰り返してきた真北だが、中盤以降は説得力のある言葉で早瀬に近づき、助言や指示を出してきた。それゆえ、彼が「仲間」だと信じていた視聴者は多く、この展開に騒然。SNSには、

「真北さん信じてたのに…」

「兄弟でグルだったのかよ!」

「もう絶望しかないじゃん…」

「何だこれはー! どうすんだよー! 1週間待てぬ」

といったコメントが相次いだ。

一方、これまでもさまざまなことがひっくり返されてきた本作だけに、最終回での大どんでん返しを期待する視聴者は多く、

「真北正親は裏切り者と見せかけて二重スパイ」

「伊藤英明がこんなにわかりやすい敵で終わるわけないと思うんだよなぁ」

「裏切り者かと見せかけて最後どんでん返しで仲間説の線あるね」

「真北監察官が裏切る未来を信じる。弥一と合六に媚び売って結局逮捕することを祈ってる」

といった書き込みも寄せられている。

また、いわくありげな雰囲気を漂わす葉月も注目を集めており、

「ひき逃げ事故を起こした真北夫人が何か鍵を握ってきそう」

「本当は妻ではなく、誰かの身代わりで、その誰かがカギ」

「真北の奥さん、誰をひき逃げしたのかも気になるところ…」

「早瀬夫婦も海江田さんもそうだけど、誰しも大切にしたい家族がいるんだよねこのドラマ…日曜劇場だもんね」

などの書き込みも散見された。