揺れる共和党、中間選挙に向け亀裂 「思想の純粋性」か「中道シフト」か

揺れる共和党、中間選挙に向け亀裂 「思想の純粋性」か「中道シフト」か
【AFP=時事】米テキサス州ダラス近郊グレープバインで28日までの日程で開催された今年の保守政治活動会議では、11月の本選に向けた候補者選びで誰が勝利すべきかといった直近の問題のほか、共和党がいかにあるべきかという根本的な部分にまで議論が及んだ。

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会場では、目前に迫る中間選挙で勝利を収めるためには「思想的な純粋性」か「幅広い支持層への訴求」のどちらを優先すべきなのかが議論された。共和党支持者の間では、強硬派の保守層と実務派層、そして両者の折り合いをどうつけるか苦慮する層との間で議論が熱を帯び、緊張感が高まっている。

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■代理戦
この対立が最も顕著に表れているのが、テキサス州の上院予備選だ。現職のジョン・コーニン氏とケン・パクストン州司法長官による争いは、党全体の主導権争いの代理戦となっている。
一部の支持者にとっての答えは──候補者は保守的であればあるほど良い──と明確だ。
ダラスで不動産業と地域保健に従事するペトリーナ・バラードさんは、「間違いなくパクストン氏だ。彼は本物の保守だからだ」と話す。「コーニン氏は違う。彼は当選するためだけに共和党員のふりをしている民主党員だと私は信じている」

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バラードさんは、共和党は既得権益層(エスタブリッシュメント)よりも「国民とともに現場にいる」候補者を優先すべきだと主張し、思想的な妥協は党の核心的な価値を薄めるリスクがあると警告する。
一方、こうしたアプローチは激戦区では不利になると見る向きもある。
アラバマ州のオーバーン大学に籍を置くコネチカット州出身のショーン・オブライエンさんは、共和党は支持層を広げる必要があると語り、ドナルド・トランプ大統領は「非常に評価の分かれる人物」で、「より中央(中道)にシフトすべきだ」と主張する。

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ただ、オブライエンさんもトランプ氏の「アメリカ第一主義」を掲げる候補者を支持している。これは、若手保守層が直面するバランスの難しさを象徴するものだ。
今後の流れについては、イランとの武力衝突など広範な政治情勢が共和党の前進を阻むことが考えられるとし、「民主党がより多くの議席を獲得し、上院を奪取することもあり得る」との見方を示したが、下院については共和党が維持する可能性があると述べた。
■揺れる共和党
一方、党として進むべき方向を見出すことに苦慮している支持者もいる。オースティンから参加したマイケル・シュパックさんは、「中道派の票を得るには、極右や保守、トランプ色を薄めるべきだ」と話す。ただ「それは同時に、一部有権者の支持を失う可能性を意味する。それは非常に難しい問題で、私にも答えはない」と語った。

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シュパックさんは、11月の中間選挙では思想的な立ち位置よりも、物価上昇などの有権者の直接的な懸念が重要になると指摘し、「人々はイランで何が起きるか、ガソリン価格がいくらになるかをより気にしている」と続けた。
また、こうした経済的圧力が、選挙結果を左右する少数の無党派層を動かす可能性があるとも述べ、「もし明日中間選挙が行われれば、下院を失うかもしれない」と、国内の生活コスト上昇や昨今の不安定な情勢に触れながら語った。
しかし、足並みをそろえることができず厳しい状況に直面する中でも、党内の意見の不一致は修復できるとの楽観的な見方はある。

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バラードさんは、テキサス州の予備選における緊張は緩和されつつあるように見えるとし、「多くの人が分裂ではなく、協力という目標に向かって取り組んでいる。ゆっくりではあるが、一つにまとまりつつあると思う」と述べ、11月に向けて共和党の団結が進んでいるとの考えを示した。(c)AFP/Frankie TAGGART
【翻訳編集】AFPBB News
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