NASAの宇宙船が“月の裏側”へ 2028年に「月面着陸」目指す“アルテミス計画” なぜ人類は宇宙を目指すのか?

アメリカNASAの有人の宇宙船が目指しているのは、地球からおよそ40万キロメートル離れた月の裏側。アポロ計画以来、50年以上ぶりとなる「月へ行く」プロジェクトが2日から始まりました。「人はなぜ再び月を目指すのか?」。私たちはそのヒントを宇宙飛行士の油井亀美也さんに聞いていました。

■宇宙船「オリオン」ケネディ宇宙センターから打ち上げ

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2日夜、見頃を迎えた桜の名所。空を見上げると満月が浮かんでいました。その月の裏側はどうなっているのでしょうか。

日本時間2日午前7時半ごろ、NASAの宇宙船「オリオン」がアメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げられました。

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搭乗しているのはレイド・ワイズマン氏を司令官とする、アメリカとカナダの4人の宇宙飛行士。

NASAのプロジェクト、その名も“アルテミス計画”。目的地は“月の裏側”です。そこは地球からおよそ40万キロメートル離れた場所で、有人の宇宙船が到達したことがないエリア。6日後に到達する予定です。

プロジェクトは今後、月面に滞在することができる基地をつくることを目指しています。

■2028年に「月面着陸」目標…成功すれば約50年ぶり

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NASAが最初に有人の宇宙船の月面着陸を成功させたのは、いまから57年前。その3年後、1972年を最後に月面着陸はしていません。

NASAは2028年の月面着陸を目指しているということで、成功となればおよそ50年ぶりとなります。この計画はアメリカが主導し、日本も参加しています。

■仏マクロン大統領と高市首相 宇宙ベンチャー企業を視察

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一方、日本では来日していたフランスのマクロン大統領と、高市首相が宇宙ベンチャー企業を視察しました。

高市首相

「宇宙の持続可能性を高めていこうという素晴らしい取り組みにチャレンジをしていただいております。取り組みが広がることを心から祈念し、日本政府としてもエールを送りたい」

両首脳は持続的で安定的な宇宙の利活用のために、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

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宇宙事業の関心が高まる中、イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業「スペースX」が史上最大の新規株式公開を申請したことが分かりました。上場により、宇宙とAI分野での存在感をさらに高める狙いがあるとしています。

■今後、一般人も宇宙に? 油井亀美也飛行士「絶対来ると断言できる」

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なぜ人類は宇宙を目指すのか─。その答えを藤井キャスターは、当時、国際宇宙ステーションにいた油井亀美也飛行士に聞いていました。

藤井貴彦キャスター(去年12月)

「今後、一般の私たちが宇宙で生活することもできるんですか」

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油井亀美也飛行士

「素晴らしい質問です。私は絶対来ると断言できます。皆さんが宇宙にきてコーヒーを浮かべて飲んだり、ぐるぐる回りながら3次元を自由に使って壁に立ったり、天井に立ったりとかしながら仕事をする日もくるんじゃないか。すぐに、もう間もなくじゃないかな」

   ◇

宇宙船「オリオン」は打ち上げ後、人工衛星との通信に一時障害がでるなどトラブルはあったものの、現在、システムは復旧しているといい、10日後に地球に帰還する予定です。

(4月2日放送『news zero』より)