平愛梨が振り返る、子ども4人・4カ国の出産体験 「最も手厚い」と感じた国とは?

 結婚当時、平愛梨さんの夫・長友佑都さんはイタリアのインテルに所属していました。二人の結婚生活はイタリアからスタートし、夫のチーム移籍にともない一家も引っ越し。そのタイミングで家族も増えていきます!子育て情報誌「AERA with Kids 2026年春号」(朝日新聞出版)から、お届けします。※前編<平愛梨が語る4人の男の子の子育て 夫・長友佑都は「わが家の監督かも。私より子育てに熱心」>から続く

■海外での3人の出産は大変だった

 イタリア、トルコ、フランス、日本と、4人の息子を4カ国で出産しました。1人目の出産の際は里帰り出産も考えましたが、「生まれてすぐに父親の肌に触れさせてあげたい」という気持ちがあったので、当時暮らしていたイタリアで出産することにしました。ただ、出産の数日前に夫はトルコのチームに移籍してしまって。立ち会い出産はかなわなかったのですが、代わりに私の母と夫の姉に立ち会ってもらい、夫とはテレビ電話でやり取りしながら出産の日を迎えました。初めての出産で、自然分娩だったこともあり、「痛みの恐怖」に耐えながらの出産でした。

 2人目はトルコで出産しました。無痛分娩だったものの、体のあらゆる場所が痛み、点滴をしているにもかかわらず、「24時間以内に歩いて」と助産師さんに言われるなど、なかなか過酷で。痛くてつらくて、精神的にもこたえました。

 3人目はフランスで。夫が付き添ってくれたものの、助産師さんは1人しかおらず、英語も通じず、翻訳機能に頼りながらの出産でした。生まれた直後も、赤ちゃんのケアはしてくれるけれど、私のケアまでは回らず、産後数時間しか経っていないのにすべて自分でやらなければいけなくて。大きな声で泣き続ける子だったこともあり、大変な2日間でしたが、今となっては「親子であの日々を乗り越えたのだから何があっても大丈夫」という気持ちで3人目の息子には接しているかもしれません。

■至れり尽くせりの日本の出産

 4人目の息子を初めて日本で出産した際は、便利な出産グッズの数々と手厚いサポートに驚かされました。たとえば、ベビーバス。海外で出産した際は、洗面台に栓をし、その中で生まれたばかりの赤ちゃんの体を洗うのが当たり前だと思っていたので、なんて便利なものがあるのだろう、と。何人もの助産師さんが常に気に掛けてくれますし、授乳に苦戦していたら母乳外来まである。いい意味で「日本が一番過保護だな」という印象が残りました。

(構成・文:古谷ゆう子)

○平 愛梨/1984年生まれ。兵庫県出身。99年に芸能界デビュー。2008年、映画「20世紀少年」シリーズでカンナ役に抜擢。第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後、俳優だけではなく、バラエティー番組にも多数出演。17年にプロサッカー選手の長友佑都選手と結婚。現在は4人の男の子のママとして、活躍の幅を広げている。

◯「映画ドラえもん 新・のび太の海底⿁岩城」

「映画ドラえもん」シリーズ45作目の作品は、1983年に公開された作品が生まれ変わってスクリーンに登場。夏休みに海の真ん中でキャンプをすることになったのび太たち。今回もびっくりどっきり大冒険に出発! 平愛梨さんもゲスト声優として登場しています。

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