和久田麻由子アナに先制パンチ! Nキャス三谷幸喜&安住紳一郎アナが見せた「老舗の余裕」

日本テレビ「追跡取材 news LOG」キャスターに就任した和久田麻由子アナ
4月25日、土曜夜のテレビ欄に新たな緊張感が走った。日本テレビが元NHKの和久田麻由子アナ(37)をメインキャスターに据えた新番組「追跡取材 news LOG」をスタートさせたからだ。長年、この時間帯の王者として君臨してきたTBS「情報7daysニュースキャスター(Nキャス)」は、強力なライバルをどう迎え撃つのか。注目された生放送の冒頭は、コメンテーターの劇作家、三谷幸喜氏(64)による見事な「先制パンチ」から幕を開けた。

三谷幸喜氏
日テレ『news LOG』開始で三谷幸喜がそわそわ?

TBSの安住紳一郎アナ
「ついにはじまりましたよ」。午後10時ジャスト、いつも以上にそわそわとした様子の三谷氏が、安住紳一郎アナ(52)にささやきかけた。声こそ潜めているものの、身振り手振りは明らかに同時間帯に始まった「他局」を指している。
安住アナが「他局の新しい番組の話はしなくていいです」とたしなめるも、三谷氏の「対抗心」は収まらない。
「雰囲気変えたいですね。立ち位置変えましょう」という三谷氏の唐突な提案で、生放送中に2人の立ち位置が左右入れ替わる異例の事態に。しかし、「やりづらい」ということで、さらに「縦にしましょう」とエスカレート。
生放送で立ち位置変更!安住アナ背後の「ささやき女将」
三谷氏の背後に、安住アナが身を隠すように立つ姿は、かつて世間を騒がせた「船場吉兆のささやき女将」を見事に彷彿とさせた。安住アナの「こんなんで代わり映えしますか?」「やりづらいですね」という的確なツッコミとともに、スタジオは瞬く間に笑いに包まれた。
この一連のやり取りは、単なる生放送のハプニングではない。三谷氏なりの「強烈な牽制」であり、同時に番組の余裕を示す高度な演出といえるだろう。
裏番組の「news LOG」は、なんといってもNHKを退局したばかりの和久田アナが出演するということ自体で注目を浴びている。そして、番組自体は、和久田アナの圧倒的なアナウンス力と硬派なニュース進行が最大の売りであると目されている。
和久田アナの「硬派」に対抗?老舗番組が放ったエンタメの牽制
これに対し、Nキャス陣営は真正面からニュースの硬派さで張り合うのではなく、番組最大の武器である「エンタメ性」と「出演者のキャラクター」を初手から全開にした。「裏番組を過剰に意識して焦っている」という演技をあえて見せることで、逆に「ライバルの誕生を楽しむ余裕」を視聴者に印象付けたのだ。さすが、天性のコメディーライターの三谷氏といった感じだ。
三谷の暴走を完璧なオチへ導く、安住アナ「圧倒的な受けの妙」
そして、このコントを成立させたのは、受け手である安住アナの圧倒的な手腕に他ならない。三谷氏の暴走を制止するふりをしながらも、決して話を折らずに「ささやき女将」のオチまで導き、最後はスムーズに「ミラノ・コルティナ五輪パレード」のトップニュースへと着地させた。
「安住アナと三谷さんの、この阿吽の呼吸こそが、始まったばかりの新番組には到底真似できない“老舗の強み”といえるでしょう。土曜のこの時間帯は、NキャスとLOG、そして、時間帯は少しずれますがテレビ朝日の『サタデーステーション』と報道番組がひしめくことになりました。その中でも和久田アナの注目度は高い。土曜報道戦争がついに勃発しました」とテレビ誌編集者は話す。
三谷氏の“ささやき”から鮮やかに幕を開けた土曜夜10時のニュース戦争は、週末の夜のテレビライフを熱くしそうだ。