バイセップカールは「何キロ・何回」が正解? 上腕二頭筋を太くする回数・重量・1RMの目安

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バイセップカールは「何キロ・何回」が正解? 上腕二頭筋を太くする回数・重量・1RMの目安

シャツの袖が張り裂けそうなパンプを狙うにせよ、プッシュ&プルのバランスを整えたいにせよ、ひとつ確かなことがある。バイセップカールは、腕を鍛えるうえで欠かせない定番種目だ。

高重量をコントロールしながら巻き上げる感覚は、この種目ならではの魅力だろう。一見シンプルな動作だが、その効果は一時的なパンプにとどまらない。正しいフォームと意図を持って取り組めば、本格的な筋肥大にもつながる。

では、腕を太くするには何回カールを行えばいいのだろうか。また、どの程度の最大挙上重量(1RM=1 Rep Max)があれば「上腕二頭筋が強い」と言えるのだろうか。アームデイ(腕の日)をより有意義なものにしたいなら、適切な回数設定と重量選びの基準を知っておいて損はない。

筋肥大に最適なバイセップカールの回数とは

筋肉を成長させるうえで重要なのが、「機械的張力(メカニカルテンション)」と「漸進的過負荷(プログレッシブオーバーロード)」の2つだ。機械的張力とは、筋線維に加わる物理的な負荷のこと。一方、漸進的過負荷とは、トレーニングの負荷を段階的に高めていく原則を指す。これらが、筋肥大の土台となる。

さらに、適切なトレーニング量、十分な回復、栄養摂取が組み合わさることで、理想的な筋肥大環境が整う。

まずは、自分のレベルと目的に合った回数設定を行うために、十分な負荷を感じられる重量を選ぶ必要がある。前述の「機械的張力」を生み出すには、フォームを維持できなくなる限界の数回手前まで追い込むことが重要だ。

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研究によれば、限界近くまで追い込めていれば、6〜30回という幅広い回数レンジでも筋肥大は起こるとされる。多くのトレーニーにとって、筋肥大に適したバイセップカールの回数は以下が目安となる。

8~15回で1セットとし、1度のトレーニングでそれを3~5セット行う。

回数に対する負荷感は重量設定によって大きく変わるため、初心者・中級者・上級者で厳密に区切る必要はない。フォーム習得中の初心者でも、軽めの重量で高回数を行えば十分な刺激を得られる。重量設定に迷った場合は、以下をひとつの目安にすると良いだろう。

ダンベルカールの重量目安(ダンベル1個あたり)

・初心者:6~10kg

・中級者:10~14kg

・上級者:14~20kg以上

重要なのは、終盤にきつさを感じながらもコントロールできる重量を選ぶこと。重さを優先するあまり、反動に頼ったフォームになってはいけない。

バイセップカールの1RMはどれくらいが目安か?

筋肥大を目的とする場合、無理に1RMを追い求める必要はない。しかし、自身の筋力レベルを把握する指標として知っておく価値はある。

ただし、スクワットやデッドリフトのようなコンパウンド種目とは異なり、カール種目はフォームのわずかな崩れや反動の使用によって数値が大きく変わりやすい。そのため、以下はあくまで一般的な参考値として捉えてほしい。

バーベルカール1RMの目安

・初心者:17kg

・初期中級者:30kg

・中級者:47kg

・上級者:68kg

・エリート:91kg

ダンベルカール1RMの目安(片腕あたり)

・初心者:8~12kg

・中級者:12~20kg

・上級者:20~25kg

・エリート:25kg以上

これらの数値には、厳密なフォームで行ったケースと、多少の反動を含むケースの両方が含まれている可能性がある。したがって、絶対的な基準ではなく、あくまで目安として考えるべきだ。

筋肥大において本当に重要なのは、1RMの数値そのものではない。動作をコントロールしながら、継続的に筋肉へ張力を与え、漸進的過負荷を積み重ねていくことこそが鍵となる。

1週間にバイセップカールを行うべき頻度

その気になれば毎日でも上腕二頭筋を鍛えることはできる。しかし、筋肉の成長はトレーニング中ではなく、回復中に起こる。

ケガ予防とトレーニング効果の最大化を考えるなら、高強度で行うほど休養日の重要性は増していく。バイセップカールは、週2〜5回を目安に、十分な休息を挟みながら取り入れるのがおすすめだ。

バイセップカールの正しいやり方

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・ダンベルを両手に持ち、手のひらを上向きにして腰の前で構える。

・肘(ひじ)を脇腹に寄せたまま、ダンベルを肩まで持ち上げる。肩は後ろに引いたまま固定し、腰の反動に頼らない。

・コントロールしながらゆっくりとダンベルをスタートポジションまで下ろす。

バイセップカールの回数を伸ばす方法

回数を伸ばしたいなら、毎回のトレーニングで十分な主観的運動強度(RPE=Rating of Perceived Exertion:運動のきつさや疲労度を主観的に数値化した指標)まで追い込むことを意識したい。

常に限界まで行う必要はないが、自分の実力を把握するために、ときには限界近くまで挑戦することも重要だ。多くの人は、自分の実力を過小評価しがちだからだ。

感覚がつかめてきたら、RPEやRIR(Reps in Reserve=予備レップ数)を基準に、セット終了時の余力を管理するとよい。

筋肥大に適した範囲は、「限界まであと0〜5回できる余力を残した状態」とされる。ただし、十分な刺激を得るためには、3〜5回以上の余力を残しすぎないことが望ましい。

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10:最大努力、もう1レップできない9:非常に難しい、もう1レップできる8:難しい、もう2レップできる7:中程度、あと3レップできる6:比較的簡単、あと4レップ可能5:簡単、あと5レップ可能

回数を増やすべきか、重量を増やすべきか?

重量を増やすべきか、それとも回数を増やすべきか。結論から言えば、どちらでも問題ない。

生命科学・医学分野の査読付き学術誌『PeerJ』に掲載された研究では、漸進的過負荷の原則に従っている限り、「回数を増やす方法」と「重量を増やす方法」のどちらも筋肥大に有効であることが示されている。

つまり、現在の重量と回数設定に余裕が出てきたら、回数を増やしても、重量を上げてもいい。いずれの方法でも、筋肥大という目標には着実に近づいていける。

Source / Men's Health UK

Translation / Kazuki Kimura

※この翻訳は抄訳である。

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