環境になじめば「ほぼ植えっぱなしOK」初夏の庭を美しく彩る《ローメンテな宿根草3選》野趣あふれる植物たち
風にそよぐ可憐な花姿「ゲラニウム」、個性的な花と香り「モナルダ」など

環境になじめば「ほぼ植えっぱなしOK」初夏の庭を美しく彩る《ローメンテな宿根草3選》野趣あふれる植物たち
新緑が目にまぶしく、梅雨の足音も聞こえてくるような初夏の季節となりました。お庭を眺めて、「もう少し華やかさが欲しいな」「日陰のスペースを有効活用したい」などと感じることはないでしょうか。
忙しくてこまめな手入れが難しい方には、冬は地上部が枯れて休み、春になると毎年芽を出す「宿根草(多年草)」がおすすめです。
この記事では、一度植えれば数年間は手間がかからない「地植え」を基本とした管理のポイントを解説します。(※鉢植えは根詰まりしやすいため、1~2年に一度の植え替えが推奨されます)。
適切な場所に植え付ければ、季節の移ろいとともに美しい姿を見せてくれます。年々株が成長していく様子は、ガーデニングの大きな喜びとなるでしょう。
今回は、初夏の庭を素敵に演出してくれる宿根草を、参考価格とあわせてご紹介します。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
初夏の庭を彩る!この記事で紹介する宿根草たち

モナルダ
・ゲラニウム:風に揺れる姿が美しく、他の植物と調和しやすいナチュラルさが魅力です。
・モナルダ:独特な花の形と、ベルガモットオレンジのような爽やかな香りが庭のアクセントになります。
・ギボウシ(ホスタ):美しい葉の模様と色が、日陰の庭をおしゃれに演出します。
手間いらずで毎年咲く!初夏の庭におすすめの宿根草3選
毎年きちんと芽を出してくれる信頼感と、自然な樹形が美しい宿根草。庭全体の印象をぐっと良くしてくれる、おすすめの3種類をご紹介します。
風にそよぐ可憐な花姿「ゲラニウム(フウロソウ)」

ゲラニウム
ゲラニウムは、まるで初夏の庭に涼しい風を届けてくれるような植物です。しなやかな茎の先に青紫やピンク色の花をつけ、その野趣あふれる姿は和風・洋風を問わずどんな庭にもマッチします。
品種によって育ち方が違い、地面を覆うように広がる「這性」のタイプはグラウンドカバーとして利用できます。一方、背が高くなる「立ち性」のタイプは、成長するにつれて茎が倒れやすくなることがあるため、支柱で支えてあげるとよいでしょう。
もともとは冷涼な土地を好む性質があるため、日本の夏の暑さや湿気は苦手で、暖かい地域では夏を越せずに枯れてしまうこともあります。
数年間植えたままにしたいのであれば、暑さに強い「ロザンネイ」といった品種を選ぶことが、うまく育てるポイントです。夏の西日が直接当たらない半日陰で、風通しの良い環境で管理するのがおすすめです。
地植えの場合でも、株が古くなったり高温多湿で蒸れたりするのを防ぐために、3~5年に1度を目安に掘り上げて株分けや整理をするとよいでしょう。
※参考価格:400円~700円前後(3号ポット苗)
松明のような個性的な花と香り「モナルダ(ベルガモット・タイマツバナ)」

モナルダ
ハーブとしても知られるモナルダは、その名前が示すように「松明(たいまつ)」を思わせる個性的な形の花を咲かせます。赤、紫、ピンクといった鮮やかな花色は、夏本番を迎える庭で主役級の存在感を放つでしょう。
また、花や葉に触れると、ミカン科のベルガモットオレンジを思わせる爽やかな香りが広がります。
極端に乾燥するのは苦手ですが、湿気が多すぎると蒸れや根腐れの原因になるため注意が必要です。水はけが良く、同時に適度な保水力のある土壌の日当たりの良い場所に植えれば、毎年きれいな花を楽しめます。
ただし、地下茎で非常に勢いよく増えるため、他の植物が育つスペースにまで広がってしまう可能性があります。
「手がかからない宿根草」として楽しむには、植え付ける際に土の中に仕切りを設ける(根域制限)といった対策をしておくとよいでしょう。
あらかじめ根域制限をしておけば、数年間は掘り上げる必要なく観賞できます。また、高温多湿の環境ではうどんこ病が発生しやすいため、株と株の間隔をあけて風通しを良くして植えるのが安心です。
※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)
シェードガーデンの主役!美しい葉が魅力の「ギボウシ(ホスタ)」

ギボウシ(ホスタ)
ギボウシは、美しい葉脈や、青みがかった緑色、斑入りの葉が魅力的な植物です。日陰に強く、暗くなりがちな場所を葉の質感と色で引き締めてくれる、シェードガーデンに欠かせない存在といえるでしょう。
葉の美しさが注目されがちですが、初夏から夏にかけてすっと伸ばした花茎に、ユリに似た花を咲かせる点も大きな魅力です。
非常に丈夫な植物ですが、その美しさを最大限に楽しむには、品種に合わせて光の加減を調整することが大切です。例えば、斑入りや黄葉の品種は、完全な日陰に植えると斑が薄くなったり葉色が悪くなったりすることがあります。美しい葉色を保つためには、木漏れ日が差すような「明るい日陰(半日陰)」への植え付けが適しています。
冬の間は地上部が枯れて休眠状態になりますが、春には再び力強く芽吹きます。年数が経つと株が大きくなりすぎたり、花の数が減ったりすることがあるため、庭植えの場合は4年に1回程度、掘り上げて株分けをするとよいでしょう。
※参考価格:500円~1500円前後(ポット苗)
植えっぱなしでOK!庭の環境に合う宿根草を見つけませんか?
この記事では、生育環境が合えば数年間は手間いらずで、毎年庭に彩りを添えてくれる宿根草を紹介しました。
それぞれに異なる特徴を持つ植物ですが、その性質をよく理解し、庭の環境に適した場所に植えることが、ローメンテナンスで楽しむ一番の近道です。適切な場所に地植えすれば、年々株が充実していき、庭の風景をより一層豊かなものにしてくれるでしょう。
植物ごとの耐暑性や繁殖の仕方、必要な日照量などを考慮して選ぶことで、失敗を減らしながらガーデニングを満喫できます。ぜひ、これからの庭づくりに役立ててみてくださいね。
※この記事は再編集記事です
参考資料
初夏の庭を美しく彩る《ローメンテな宿根草3選》環境になじめば「ほぼ植えっぱなしOK」野趣あふれる植物たち
【ガーデニング豆知識】多年草や宿根草の魅力とは?

【ガーデニング豆知識】多年草や宿根草の魅力とは?
多年草や宿根草の魅力
・一度植えれば植え替えの必要がなく、ほぼほったらかしで育てられる植物もある
・ローコスト&ローメンテでガーデニングが楽しめる
・年々大きく育っていく喜びを味わえる
・毎年決まった時期に花が咲き、季節を教えてくれる
お庭に取り入れるコツ
・開花時期をずらすと、一年中花が咲く庭になる
・花色やテーマを統一するとおしゃれな印象に(ホワイトガーデン、ブルーガーデン、ナチュラルガーデンなど)
・カラーリーフとして楽しめる植物を取り入れると、花が少ない季節も華やかになる
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