25年最新版「本当に強い大学ランキング」TOP50

2025年版「本当に強い大学ランキング」。東京大学が不動の1位 (撮影:梅谷秀司)

18歳人口が急減する日本。オンラインなど多様な学びが広がる中、日本の大学は今後どう変わっていくのか? そして、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『週刊東洋経済』では毎年、臨時増刊『本当に強い大学』を刊行し、最新の大学の現状や課題をまとめている(2025年版の購入はこちら)。

562校を対象に総合評価

本当に強い大学はどこか──。

2025年最新版!本当に強い大学ランキング

比較可能な定量データを用いて本誌が毎年算出しているのが、この「本当に強い大学ランキング」だ。2006年から、指標や対象大学数に一部変更はあるものの、ほぼ同じ方式でランキングを実施している。対象は、800校以上に上る日本の大学のうち、本誌が今年3月に実施したアンケートに回答し、かつ2023年度の財務諸表が入手できた大学だ。

比較が難しい株式会社立大学や文部科学省管轄外法人、大学院大学、専門職大学などは対象外としている。結果、国公私立合わせて562大学がランキングの対象になっている。

ランキングで重視しているのは大学の4つの力。1つ目は、学生に付加価値を与える「教育・研究力」、2つ目は、教育力のわかりやすい成果である「就職力」、3つ目はそうしたアウトプットの基盤となる「財務力」で、4つ目はグローバル時代への対応力を見る「国際力」である。

この4つの力を表す定量データを3~4選び、計13の指標で評価。各指標の数値は偏差値にしてポイント化し、その平均値を総合ポイントとした。

教育・研究力は「教育投資率」「科学研究費補助金(科研費)」「教員1人当たり学生数」の3つの指標で評価。就職力の指標は「就職率」「上場企業役員数(役員数)」「有名企業400社への就職率(400社就職率)」の3つ。

財務力の指標は「総志願者数/入学定員倍率」「経常利益率」「自己努力収入比率」「自己資本比率」で、国際力の指標は「外国人学生比率」「海外留学協定校数」「外国人教員比率」の3つ。国際化の進展度や、海外留学の選択肢の幅広さを評価している。いずれも数値が高いほど評価も高い。

東京大学が不動の1位

その結果、2025年版の本当に強い大学ランキングの1位は東京大学。ランキング開始以来、連続で1位となっている。200億円を超える科研費をはじめ、役員数や外国人学生比率、海外留学協定校数など多くの指標でポイントが高い。

2位は早稲田大学。海外留学協定校数735校で最多、外国人教員比率も高く、国際力で高い数値を示す。入学定員倍率が高い点など評価を押し上げた。

3位の慶應義塾大学は、役員数が1673人でトップ。400社就職率も高かった。

4位は京都大学。科研費が東大に次ぐ額で、それ以外の各指標も高水準だ。

5位は初の国際卓越研究大学選定の東北大学。科研費や就職率、海外留学協定校数などは高水準だ。

6位は大阪大学でバランスよく高評価。ここまでの順位は昨年と同じだった。

7位は豊田工業大学が浮上。学生数は500人程度の小規模校だが、400社就職率がトップなど、ほかの指標でも高い数字を誇る。

以下、8位名古屋大学、9位九州大学、10位北海道大学神戸大学の2校と続く。上位10位内(11校)に国立大8校、私立大3校と国立大優位の図式は変わらない。

ここでは48位までの51大学を紹介しているが、289位(301大学)までのランキングと、大学ごとの指標の実数字および指標の出所・概要については、東洋経済オンライン有料版記事「<完全版>『2025年最新版「本当に強い大学ランキング』TOP300。教育・研究力、就職力、財務力、国際力を総合評価」でご覧いただけます。