レッドブルのF1マシンは本当に扱いにくいのか? フェルスタッペン「僕はこのクルマしか乗ったことがないけど……限界で走るのはいつでも大変だ」
レッドブルの歴代マシンは何も扱いにくく、マックス・フェルスタッペンしか扱うことができないと言われる。しかし当のフェルスタッペンは、それについては全く分からないという。
フェルスタッペンは2016年のスペインGPでトロロッソ(現在のレーシングブルズ)からレッドブルに昇格し、その初戦で初勝利。以降現在(2025年のカナダGP)までの間に65回もの勝利を積み重ねてきた。その間、6人のドライバーがチームメイトを務めたが、この6人合計の勝利数は9勝。フェルスタッペンとの勝利数には大きな差がついている。勝利を手にしたのはダニエル・リカルド(4勝)とセルジオ・ペレス(5勝)だけであり、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、リアム・ローソンは1勝も挙げられずにチームを去った。現在のチームメイトである角田裕毅も、厳しい戦いを強いられている。
そんなレッドブルのマシンは、”フェルスタッペン専用機”と言われることすらある。かつてレッドブルのマシンに乗った経験があるアルボンは先日、「あのマシンは、ナイフの刃の上を走る感じになっているんだと思う。マックスはそれをドライブできるんだと思う」と評した。
レッドブルのマシンはコントロールするのがとても難しいのか? そう尋ねられたフェルスタッペンは、次のように語った。
「問題は、僕がそれ以上のことを知らないってことだね」
そうフェルスタッペンは語った。
「僕は基本的に、レッドブルでキャリアをスタートさせた。だから、レッドブルのクルマしか知らないようなモノだ。それが僕のドライビングスタイルだし、マシンに適応していくだけなんだ」
「最高のマシンか? 最速のマシンか? あるいはそうじゃないのか……それは僕には分からない。ただ僕が手にしているマシンに適応していくというか……そこにあるモノをドライブするだけなんだ」
昨年までレッドブルはシーズンを通して、好パフォーマンスを発揮してきたが、今季はライバルが台頭。さらにパフォーマンスを発揮できるようにしなければいけないとフェルスタッペンは考えている。
「僕らは長年にわたって、非常に良いパフォーマンスを発揮してきた。チームとしても、素晴らしい成果をあげてきたんだ」とフェルスタッペンは言う。
「ただ昨年、今年と、他のチームもステップアップしてきた。だからこれからは、さらなるパフォーマンスを発揮できるように努力していく必要がある」
そしてフェルスタッペンは、最後にひと言こう締め括った。
「どんなマシンでも、限界までドライブするとなれば、容易なことではない」
なおF1オーストリアGPの予選でレッドブル勢は、フェルスタッペンが7番手、角田が18番手と、期待以下の結果となった。ドライバーのふたりは「バランスが変わってしまった」と口を揃えており、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士も「最大の問題は、我々のマシンの作動領域が狭すぎること」だと明言した。
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