中森明菜・還暦60歳に 25年冬のディナーショーが「60万円」もあり得る当世チケット事情

7月13日は中森明菜、60歳のお誕生日。還暦を前に、2024年からじわじわと活動を再開し始めている明菜は6月、年末にディナーショーを開催すると発表。詳細は8月に発表される予定だが、気になるのはその価格だ。「還暦だから60万円」とも話題になっているが、そんな予想も的外れではないらしい。昨今のディナーショーチケット高騰事情を世代・トレンド評論家の牛窪恵さんらに聞いた。
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2010年10月、中森明菜は体調を崩し、無期限休業に。同年末のディナーショーも中止となってしまった。年末のディナーショーは明菜が31歳の1996年から行ってきた“恒例”だった。
再開したのは、2016年暮れ。12月4日の東京・ヒルトン東京お台場から各都市を回り、24日のクリスマスイブに千葉のホテルニューオータニ幕張でファイナルを迎え、さらに名古屋、大阪の追加公演があった。翌17年、35周年を迎えた年末にもディナーショーを開催し全国14都市を駆け巡ったが、この年のディナーショーを最後に再び活動を停止した。
ちょうど1年前の24年7月、ファンクラブイベントとしてライブを実施。食事が提供されるライブだったので、“ディナーショー”としては「6年半ぶり」と話題になった。
そして、6月7日に主催の東京ドームが「25年冬に東京都内でディナーショーを開催する」と発表。東京ドームでは7日から9日にかけて、東京ドームシティ内Gallery AaMoで明菜デビュー43周年を記念した写真展「43rd ANNIVERSARY AKINA NAKAMORI PHOTO EXHIBITION」を行うなど関係は深い。
年末だけ開催される、いわゆるディナーショーは実に8年ぶりとなる。本ディナーショーの日時・会場などの詳細は明らかになっておらず、25年8月以降をめどに発表される予定だ。
■価格は「60万円」!? 注目が集まる
主催が東京ドームということは、会場は東京ドームホテルであろうことは想像がつく。気になるのはその価格だ。
6月7日に「25年冬、中森明菜ディナーショー開催」の情報が流れると、SNSではディナーショー料金がすぐに話題になり、
「10万円くらいは、もう予算を別にとっておこう」
「大阪から参加なので、宿泊+交通費+チケット、自分、いくら出せるかな」
「20万2500円?」
「明菜さまにはその料金で世間をびっくりさせてほしい」
「まさかの祝 KANREKI 60マン!」
などと、ディナーショーのチケット代に関してコメントが次々にあがっていた。還暦を祝して、25年末のディナーショーが「60万円」というのも、当たらずといえども遠からず? なのだろうか。

あるイベント制作会社社員はこう話す。
「だんだん物価高や人件費の高騰に慣れてきてしまってマヒしていますが、イベントの見積もりを作成していると、“こんなに高かった!?”ということがよくある。食事が提供され、音楽を楽しむイベントなら、まず“箱”としての光熱費を含む会場代。食事を考えても、乾杯のアルコールから、最後に出されるコーヒーまで何もかも値上がりしています。ホテルスタッフのほか、音響やセットの技術スタッフの人件費などトータルは、明菜さんが17年末の最後に行った年末のディナーショーの時代からは比べ物にならないほどの高騰ですね。ディナーショーはその年を締めくくる大切なイベント。価格を抑えて、しょぼくはしたくないでしょうし」
■10万でも20万でもというファンはいる
そうした事情に加え、ディナーショーなどのチケット代の価格を引き上げる要因を、牛窪さんが指摘する。
「今年は大阪・関西万博もあり、宿泊料金も含めてホテルの価格そのものが、急騰している状態です」
ファンにとっては待ち焦がれていた明菜の年末のディナーショーで、その話題性が価格に反映されることは大いにありえるだろう。牛窪さんは「明菜さんなら、10万円、20万円を出しても喉から手が出るほどほしい、という人はたくさんいらっしゃるでしょう」と話す。
最近、高額なチケットで話題になったのは、YOSHIKIだ。8月22日から6日間で10公演にわたるディナーショー「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2025 in TOKYO JAPAN KURENAI」では、1席100万円の「VVIP ダイアモンドパッケージ」が用意されている。昨年は、30万円のチケットが売り切れ、「最も高額で完売したディナーショーチケット」としてギネス世界記録に認定された。

そんなことからも牛窪さんは「明菜さんのチケットが60万円というのはあり得る数字」と分析する。
「チケット代金は、一律とは限りません。例えば昨年、酒井法子さんはSS席などのランク付けをして、価格を変えていらっしゃいました。中森明菜さんとの写真撮影などの特典があれば、それこそ60万円を出す方もいらっしゃるはず。一律60万円ではなく、特典付きのスペシャルな価格としてつけるのであれば、60万もあり得る数字ですよね。私はそこまでは出せないですが(笑)、明菜さんと個別にお話しできるなど魅力的な特典があれば、30万円までなら出せるかな。明菜さんもディナーショーで儲けようというより、自分を応援してくれる幅広いファンの方々とお会いになりたいのでは? 高い値段をつけるとしてもランクを設け、それに応じた特典などを考える気がします」
ディナーショーそのものだけでなく、その価格までも話題になるのは、さすが明菜だ。遠くない本格的活動再開の日を待ちたい。
(AERA編集部・太田裕子)