【ガーデニング】意外といろいろな料理に活用できる! 多年草ハーブ【オレガノ】の栽培方法と活用アイデア2選

【ガーデニング】意外といろいろな料理に活用できる! 多年草ハーブ【オレガノ】の栽培方法と活用アイデア2選
「ハーブは暮らしに役立ててこそ、楽しい!」と話すのは、長年にわたってハーブを育て、その利用法を研究してきた桐原春子さん。本連載では、毎回1種類のハーブを取り上げ、栽培方法や活用方法、歴史などを教えていただきます。今回は【オレガノ】です。
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トマトとの相性がバツグンな【オレガノ】
トマトとの相性がよいとされるオレガノですが、利用の機会が今ひとつなくて……という人も多いのでは。じつは、オレガノはとても使いやすいハーブです。ここで特徴や利用法をマスターし、生活に取り入れてみてください。
別名/ハナハッカ(和名)、ワイルドマジョラム
科名/シソ科
性質/多年草
草丈/50~80㎝

家庭料理に欠かせない“おばあちゃんの味”
「オレガノはこしょうに似たピリッとスパイシーな香りがもち味。葉をサラダの彩りに加えたり、煮込み料理に入れて風味をつけたり、あら塩にドライのものを加えてハーブソルトを作ったりと、いろいろな料理に活用できます。南仏ではラタトゥイユなどの家庭料理によく使われ、まさにおばあちゃんの味のような存在。エルブ ド プロバンスと呼ばれるハーブミックスの材料にも欠かせません」と話す桐原春子さん。
フレッシュでもドライでも利用できますが、ドライのほうが青くささがないのでお好みで。桐原さんはフレッシュの葉を刻んで納豆に入れてみたこともあるそうで、「スパイシーな香りで、いつもの納豆が目新しく感じました。慣れていない方は、トマトのスライスに葉を添えることから始めてみては。それだけでおしゃれに見え、風味がアップしますよ」。
また、オレガノはエスニック料理との相性も良好。
「チヂミに入れたり、中華風おかゆなどでコリアンダーの代わりにオレガノを使うのもいいでしょう。豆板醤や魚醤にオレガノをプラスしても、奥深い味が生まれます」

育てやすいのでぜひ一家に一鉢を!
オレガノは丈夫で、日照と風通しがよければどんどん生長します。桐原さんは鉢植えで育てていますが、「株はよく増えて菊の懸崖仕立てのように茂ります。戸外で冬越しもできるので、一鉢あると便利ですね」。
みずみずしい葉を随時、収穫できますが、花が咲く頃に茎ごと収穫し、使いきれない分はドライにするのもおすすめ。
「ドライにした茎はリースの土台など、クラフトにも利用できます。淡いピンクから紫がかった小さな花も魅力的で、ブーケやリースにシックな趣を与えます」
スパイシーな香りのオレガノ= ワイルドマジョラム

小さな葉からスパイシーな香りを放つオレガノを、シノワズリーの器に入れてキッチンに。
オレガノには花や苞葉(ほうよう)の美しい園芸種もありますが、料理やティーにはワイルドマジョラムとも呼ばれる基本種を使います。

活用アイデア① オレガノ風味のピザ

トマトとオレガノは鉄板の組み合わせ。イタリア料理店でも、フレッシュやドライのオレガノが、トマトソースのパスタやピザのトッピングに使われています。家庭で楽しむピザにもオレガノをプラスして、本格的な味に近づけましょう。
具材の種類は自由ですが、トマトは必須。ピリッとしたオレガノが新鮮で、あとを引くおいしさです。
淡いグリーンのオレガノティーも添えて。
作り方(2人分)
❶ピザクラスト(市販)にピザソース(市販)適量を塗り、ピザ用チーズ適量を散らす。
❷①に薄い輪切りにしたトマト、ズッキーニ、オレガノの茎葉(フレッシュ)各適量をのせる。
❸予熱したオーブントースター(1000W)で4~5分、または250度に予熱したオーブンで5~6分焼く。
活用アイデア② オレガノのモイストポプリ

抗菌、抗ウイルス作用にすぐれ、消化器系の不調に効くという報告もあるオレガノ。あら塩に混ぜてモイストポプリを作り、蓋つきの小さな器に入れ、室内に飾ってみました。
日がたつにつれ、オレガノの葉は色あせていきますが、その過程を楽しむのもモイストポプリの醍醐味です。
もちろん、新しい葉と交換してもOK。周囲にはマツボックリやトチノミ、シロヤマブキの実、ドライのオレガノなどを並べて、秋らしさを演出。
作り方
❶ポリ袋にあら塩½カップを入れ、オレガノの葉(フレッシュ)3~4枚を手でちぎって加える。好みでオールスパイスパウダーやシナモンパウダーを加えてもよい。
❷①を、袋の外から手でもみ、オレガノの香りを塩に移す。
❸②を器に盛り、オレガノの茎葉適量、あればシナモンスティックを適量のせる。
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監修者
園芸研究家 桐原春子
英国ハーブソサエティー終身会員。長年、自宅でさまざまな植物を育て、家庭での実用的かつ美しい庭づくりを提唱。国内外の多くの庭を訪れ、ハーブの歴史、育て方、利用法を研究。カルチャースクールでハーブ教室の講師を務める。『知識ゼロからの食べる庭づくり』(幻冬舎)など著書多数。ブログ「桐原春子のハーブダイヤリー」やインスタグラムでも情報を発信中。
撮影/川部米応
※この記事は「ゆうゆう」2020年11月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
▼※2024年7月1日に配信した記事を再編集しています▼