フェルスタッペン、ドメニカリCEOの”F1フォーマット変更案”に警鐘「突拍子も無いことをしない方がいいよ」

 F1のステファノ・ドメニカリCEOが提言したF1のレースフォーマット変更案について、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは「F1は無茶なことをするべきではない」と語った。

 ドメニカリCEOは、拡大するファン層をさらに広げることを目指し、レースフォーマットなどいくつかの項目を変更する案を、イタリアGP直前に地元メディアを対象とした会見で語った。この中でドメニカリCEOは、今のF1のレースは「若者にとっては長すぎる」と主張。またMotoGPのように、全グランプリでスプリントレースを行なう案についても言及した他、リバースグリッド方式を導入する案が浮上していることも明かした。

「数年後には、全てのレースの週末を、同じフォーマットで開催することを求める声が高まるだろう」

 そう語ったドメニカリCEOの案に対して、フェルスタッペンは即座に反論した。

「スプリントレースについて僕がどう考えているか、皆さんご存知だろう。レースの長さも、問題ないと思っている。1時間半で終わるレースもあれば、2時間近くかかる時もある。それは他のスポーツでも同じだ。エキサイティングな試合もあれば、ひどく退屈で眠ってしまうような試合もある」とフェルスタッペンは言う。

「でもそれがスポーツなんだ。常にエキサイティングにできるわけではない。常にエキサイティングだと、逆につまらなくなってしまう」

 フェルスタッペンは、フォーマットを調整するような小手先の変化ではなく、レースそのものに集中するようにすべきだと語った。

「多くの変化が起きていることは分かっているけど、必ずしも望むような変化になっているとは限らない。常にサプライズが必要だ。驚くほどエキサイティングな変化もあれば、驚くほど退屈なことだってある」

「僕は、どちらかと言うと保守的な人間だと思う。全チームのレベルを近づける方が、よっぽど重要だと思うね。そうすれば、コース上でのバトルが増えるからだ。しかし今シーズンを見れば、マクラーレンが圧倒的に強いことを除けば、それほど悪くはないと思う」

「ただ、他のマシンの後方を走ることは、少し問題になってきている。だから、DRSトレインに閉じ込められてしまうことがあるんだ」

 しかしながらフェルスタッペンは、変更案の目的自体には、一定の理解を示した。

「もちろん、良い面も理解している。そうなれば、もっと多くのお金を稼げるからね。でも僕個人としては、この件については何度も話してきた。僕の意見は、皆さんもご存知だろう。しかし彼らがなぜそうしようとしているのかは理解している。それは、レース当日をよりエキサイティングなモノにしようとしているからだ」

「ファンがサーキットに来た時、フリー走行で周回するよりも実際にレースが行なわれていた方が興奮するのは分かる。でも、僕らにとってフリー走行は依然として非常に重要だ。しかしファンの観点からすれば、少し退屈に感じることもあるだろう」

「でもF1は、1950年代からずっとこういう状況だった。スポーツが進化していく必要があるのは理解しているけど、あまりにも突拍子もないようなことをしてはいけない。スプリントレースは、僕の立場から見れば、既に十分クレイジーだと思うんだ」

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