石破首相が辞任表明「進次郎総理」爆誕あるのか ポスト石破は誰

石破茂首相

自民党総裁の石破茂首相(68)が7日、退陣を表明した。昨年10月の衆院選に続く今年7月の参院選大敗を受けた事実上の引責辞任となる。

ネット上では次期総理として、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相(64)や、小泉進次郎農林水産相(44)らの名前が挙がっている。

「ポスト石破」が誰になるのか、識者たちも見解を示している。

石破首相は自身のX(旧ツイッター)で、「本日、自由民主党総裁の職を辞することといたしました」とポストした。官邸で行った記者会見では、「総裁の職を辞することにした。後進に道を譲る決断をした」と述べた。

石破首相はほかにも、事態の打開に向けて一時、衆院解散総選挙を検討したことを認めた。「衆院解散の可能性についてどのように考えていたか」と問われ、「いろいろな考え方があったことは否定しない」「何よりも国民に対して、政府の機能が停滞するということがあっては決してならないということでこの判断(退陣)に至った」とコメントした。

小泉進次郎氏

この日の「産経ニュース」は、自民党兵庫県連の幹部が、「どうしてもっと早く辞めなかったのか。参院選直後から決断をしていれば、これほど党内が混乱することはなかった」とも述べたと報道。

日本維新の会からは、災害時に首都機能を代替する「副首都構想」の実現に向け、次の首相次第では「連立入りを検討すべきだ」との声が上がったとも伝えられた。

元フジテレビアナウンサーで、2017年の衆院選に維新公認で出馬した経験のある長谷川豊氏(50)は自身のXで、「石破退陣からの小泉進次郎か。40代の総理。そして吉村洋文さんと自公維連立で安定与党。見返りの副首都。まぁなんと言うか…さすが自民党って感じかな。裏で石破さんの立場も守ると約束したのが昨晩ってことね」とポストした。

7日未明の「産経ニュース」では、石破首相は6日夜、公邸で自民党の菅義偉副総裁(76)、小泉農林水産相と会談し、「菅、小泉両氏は、党総裁選前倒しの要求が強まる中、党が割れてはいけないという前提の下、首相に自発的な退陣を促したもようだ」と報じられていた。

元産経新聞社会部記者でフリーライターの三枝玄太郎氏(58)は自身のXで、菅副総裁と小泉農相が石破首相に辞任を促したとする報道を引用し、「これで小泉進次郎氏が総理総裁の椅子に近づいたな~」とコメント。

高市早苗氏

ポスト石破の有力候補の1人である高市氏については、「高市さん、石破おろしの際にもっと存在感を見せるべきだった。僕は何が何でも高市早苗さんが総理総裁にならなければ、自民党は奈落の底だとは思う。だが、大将は前に出なければ…」とつづった。

日本維新の会代表の大阪・吉村洋文知事(50)は、自身のXで、「石破総理、総理の任、お疲れ様でした。国のトップとして物事を動かしていくこと、大変な重圧と責任だったことと思います。与党内からも野党からもマスコミからも批判の矢面に立たれました。批判は簡単ですが、現実に物事を動かすことは簡単ではありません。政党は違うけれど、本当にお疲れ様でした」と労いの言葉を送った。

立憲民主党の小沢一郎衆院議員(83)は、石破首相の辞任表明について自身のXで、「石破総理が責任を取って辞任すると表明しました。政権与党が衆参の選挙で過半数を割り込んだ訳ですから、トップリーダーとして、その責任を取るということは、ごく自然の道理にかなった結論であると思います。そして、これは何も自民党だけの問題ではなく、わが党も、このことを他山の石として捉え、自民党に代わり政権を担える政党として国民に支持されるように、全面的な党風の刷新を図っていかなければならないと考えます」と反応した。

■石破茂(いしば・しげる) 1957年2月4日生まれ。鳥取県出身。昭和54年に慶應義塾大学法学部法律学科を卒業し、三井銀行(現・三井住友銀行) 入行。昭和61年に全国最年少議員として衆議院議員初当選。当選回数は13回。平成19年に防衛大臣、平成20年に農林水産大臣、平成21年に自由民主党政調会長、平成24年に自由民主党幹事長などを歴任した。

5度目の挑戦となった2024年9月の総裁選挙の決選投票で高市氏に勝利し、10月に首班指名を受け、第102代内閣総理大臣に就任した。

趣味は、料理(カレーには自信あり)。音楽はクラシックから演歌までなんでも好きだが、特に70年代のアイドルもの(その中でも特にキャンディーズと南沙織)、ユーミンや伊勢正三などのニューミュージック系を好む。子供の頃になりたかったものは、車掌さん。

父は自治大臣、参議院議員、鳥取県知事などを務めた石破二朗。

■小泉進次郎(こいずみ・しんじろう) 1981年4月14日生まれ。神奈川県横須賀市出身。2004年に関東学院大学経済学部卒業、2006年米国コロンビア大学大学院政治学部修士号取得。米国戦略国際問題研究所(CSIS)研究員、父で元首相の小泉純一郎の秘書を務めた後、2009年8月、衆議院議員に初当選。当選回数は6月。

2019年から環境大臣兼内閣府特命担当大臣(原子力防災)、2021年からは環境大臣兼内閣府特命担当大臣(原子力防災)兼気候変動担当を務めた。2024年9月に出馬した自民党の総裁選挙では3位に終わり、決選投票に進めなかった。今年5月からは農林水産大臣を務めている。

妻はフリーアナウンサーの滝川クリステル。2020年の第一子の男児、2023年に第二子の女児が誕生している。趣味は野球、サーフィン、映画、文楽、落語。尊敬する人物はジョン・F・ケネディ。

(zakⅡ編集部・小野田聡)

■小野田聡(おのだ・さとし) ライター歴2年。産経デジタル新卒入社6年目。現在はzakⅡ編集部に在籍。エンタメ・スポーツ分野の執筆経験が豊富。1996年生まれ。X(旧ツイッター)のアカウントは@zakdesk。