「ネット検索が招いた誤解…」パニック障害の薬に偏見を持ち、症状が治まらなかった女性の告白【作者に聞く】

パニック障害1話1-1

幸せに暮らしていたデザイナー・種(たね)さん。ある日突然、激しい吐き気に襲われ、理由もわからぬまま“オエオエ地獄”と称する発作に5年間苦しむことになる。その原因はパニック障害だった。自身の体験を描いた漫画『パニック徒然日誌』は、SNSで大きな反響を呼んでいる。今回は「パニック障害と診断されて」をテーマに、漫画に込めた思いなどを著者に聞いた(後編)。

※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。似た症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含むため、閲覧にはご注意ください。

パニック障害と薬への恐怖

パニック障害1話1-2

パニック障害1話1-3

パニック障害1話2-1

原因不明の体調不良が4年続いた末、心の病であるパニック障害と診断された。すぐに薬(向精神薬)が処方されたものの、問題は解決には至らなかった。医師からは「不安なときに服用してください」と言われたが、不安を感じていないときに発作が起きるため、いつ薬を飲めばいいのか判断できなかったという。

種さんは医師に尋ねることなくネットで情報を探したが、そこで向精神薬を用いて酩酊している人々が集うサイトを見つけてしまう。その結果、「これは危険な薬だ」という偏見を抱いてしまった。

薬を飲むタイミングについて、種さんは「医師から『不安な時に服用してください』と言われ、薬袋にも同様の記載があったため、それ以上の質問ができず、通院も止めてしまいました」と当時の状況を明かした。

「理解はできても、地獄は変わらず」…薬の重要性

薬を飲まなかったため、発作は続いていた。頻度は少なくなったものの、薬が飲めないので突然出る発作に常におびえる日々。「ただ、発作時に『これはこういう病気だ』と頭の中で理解し、周りに説明ができるようになりましたね。ただ私の場合はまだこの時に薬をちゃんと使えてなかったので、『理解ができているだけ』で、地獄な状態は変わらずでしたが…(笑)」と語る。

そして、薬の服用がいかに大切かを訴える。「病院で診断されて、薬をもらい、正しく飲めばこの発作もちゃんと抑えられるので、似たような症状や経験のある方は本当に無理せず、ぜひ、心療内科に行ってみてほしいです」と、切実なメッセージを送った。

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