角田真秀さんの食べ疲れない、大人の“のっけ丼”──チャーシュー高菜丼/炒めワカメ丼/タコライス/納豆ネバネバ丼

撮影・松村隆史 文・小沢緑子

あっさりなのに、ご飯がすすむ! 食べ疲れない、大人の“のっけ丼”──ご飯さえあれば、あとはおかずをパパッと作ってのせるだけののっけ丼。簡単に作れて一皿で満たされる。そんな、食欲が湧かない日も頼りになる4品を紹介。

チャーシュー高菜丼

角田真秀さんの食べ疲れない、大人の“のっけ丼”──チャーシュー高菜丼/炒めワカメ丼/タコライス/納豆ネバネバ丼

高菜とレモンの爽やかな塩気でグッと底上げ。

市販のチャーシューとねぎの簡単炒め合わせも、このひと手間かけた高菜漬けを添えると味に深みが。「高菜漬けをレモンで和えて爽やかな塩気に。料理の味を底上げしてくれます」

【材料(2人分)】

チャーシュー…160g

長ねぎ…1/2本

高菜漬け…10g

レモン汁…小さじ1

米油…大さじ1

醤油…小さじ1

ご飯…適量

【作り方】

1. 長ねぎは斜め薄切りに、チャーシューは食べやすい大きさに切る。高菜漬けはレモン汁と和える。

2. フライパンに油を入れて中火にし、長ねぎを炒め、醤油を加えて味付けする。チャーシューを加えて炒め合わせる。

3. 器に盛ったご飯に2、高菜漬けをのせる。

炒めワカメ丼

余りがちなワカメでヘルシーのっけ丼。

余りがちなワカメは、汁物だけでなく炒めて有効活用。「ワカメは油で炒めるとコクが出て、ヘルシーなのに満足感のある具に」。オリーブオイルを使うと和洋折衷の優しい味に。

【材料(2人分)】

生ワカメ…80g(塩蔵の状態で15g)

長ねぎ…5cm

オリーブオイル…大さじ1と1/2

おろし生姜…小さじ1

醤油…小さじ2 ご飯適量

【作り方】

1. ワカメは食べやすい大きさに切る。長ねぎはみじん切りにする。

2. フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、長ねぎ、ワカメ、おろし生姜を加えて炒める。醤油を絡めてさらに少し炒める。器に盛ったご飯にかける。

タコライス

家で手軽に楽しむ、辛くないタコライス。

夏に食べたくなるタコライス。「味付けは家にある醤油、酢、味噌だけでもおいしく作れます。コツはサルサソース風の酸味をきちんと出すこと。そのために酢は2回に分けて加えて」

【材料(2人分)】

合い挽き肉…200g

玉ねぎ…1/2個

トマト…1個

アボカド…1/2個

レタス…3枚

オリーブオイル…大さじ1

酢…大さじ2

味噌…大さじ2

醤油…大さじ1

シュレッドチーズ…適量

ご飯…適量

【作り方】

1. 玉ねぎ、トマトは粗みじんに、アボカドはひと口大に切る。レタスは食べやすい大きさにちぎって水にさらし、ざるにあげる。

2. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、挽き肉を炒める。色が変わったら玉ねぎを加えて炒め、玉ねぎがしんなりしたらトマトを加えて炒める。

3. 酢大さじ1、味噌、醤油を加えて炒める。全体がパラッとしたら火を止めて、残りの酢を加えて混ぜる。

4. 器にご飯を盛り、レタス、3、アボカドを順にのせ、シュレッドチーズをかける。

納豆ネバネバ丼

ネバシャキ食感、ポン酢でパワーアップ。

納豆、オクラ、山芋のネバネバトリオも、夏により食べたくなる味にパワーアップ。「山芋はシャキシャキ感を楽しめるようにさいの目に、タレは醤油でなくポン酢を使って」

【材料(2人分)】

納豆…2パック

オクラ…4本

山芋…80g

ポン酢…大さじ1と1/2

塩昆布…ひとつまみ

ご飯…適量

【作り方】

1. オクラは板ずりをして電子レンジ(600W)で50秒加熱し、1cm幅の小口切りにする。山芋はさいの目に切る。

2. ボウルに1と納豆を入れて混ぜ、塩昆布を加えポン酢で和えておく。

3. 器に盛ったご飯に2をのせて仕上げる。

あっさりなのに、ご飯がすすむ! 食べ疲れない、大人の“のっけ丼”

調理はフライパンか鍋ひとつ、あるいは混ぜるのみ。しかも最小限の調味料で手軽においしく作れる“のっけ丼”レシピを紹介してくれた、料理研究家の角田真秀さん。一番のポイントが、“夏に思わず食べたくなる”味付けだ。

「年々暑さが増し、おいしいと感じる味は変化しています。10年前は『酸っぱいかな?』と思った味も今だとちょうどよく感じられたり。今回はシンプルで食べ疲れしない味に仕上げました」

どのレシピも夏に欲しくなる“酸味、ほどよい塩味”が食欲を刺激。元気に乗り切りたい今の時季にぴったり。

食べ疲れない“丼”3カ条

[爽やかな酸味でシャキッと食欲も刺激。]

[塩辛すぎない、ほどよい塩味。]

[食材の旨みを利用し、調味料は最小限。]

角田真秀さん(すみだ・まほ)

料理研究家

シンプルで素材と調味料の組み合わせが新鮮な料理が人気。雑誌やWEB、行政の広報雑誌等にレシピを提供。新刊は『からだが整う「酢」の料理』。

『クロワッサン』1147号より