大混雑の大阪・関西万博、予約なしで突撃してみた 当日登録駆使でパビリオン何個楽しめたのか【レポート】

事前準備・記者についての参考情報, 東ゲート、始発電車で夢洲駅に臨む, 早く入場出来たら、並びながら当日登録するのが肝, 午前は当日登録を駆使できるかが重要, 午後は当日登録をどれくらい拾えるかが勝負, 22パビリオン、それぞれに楽しめ大満足

大混雑の大阪・関西万博、予約なしで突撃してみた 当日登録駆使でパビリオン何個楽しめたのか【レポート】

いよいよ閉幕まで約1か月。駆け込み需要も増えつつあるという、大阪・関西万博。今回、9月に初めて行くことになった筆者が、どのようにして楽しんだのか、レポートをお届けする。

事前準備・記者についての参考情報

事前準備・記者についての参考情報, 東ゲート、始発電車で夢洲駅に臨む, 早く入場出来たら、並びながら当日登録するのが肝, 午前は当日登録を駆使できるかが重要, 午後は当日登録をどれくらい拾えるかが勝負, 22パビリオン、それぞれに楽しめ大満足

関東地方在住の筆者(20代・男)は、ひょんなことで、平日(9月第2週)の丸一日を万博で過ごすことになった。万博の基礎知識としては、話題になっているパビリオンについては知っているものの、予約システムや、アクセスなどについては「なんか大変そうだな」という程度の知識。

ただ、体力についてはそこそこ自信があり、丸一日歩き回っていてもなんとかなるタイプ。1人で行動することが好きで、人と同じことをすることは好まない天邪鬼。写真投稿アプリは登録しているものの、投稿することは苦手な、自己顕示欲があまりないタイプである。ただ、知的好奇心は旺盛で、食わず嫌いはしないタイプでもある。

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万博に行けるようになったのは来場の10日前程度。2か月前抽選はもちろん、7日前・3日前の抽選・登録ができず、パビリオンの予約はない状態で当日に臨むことになった。

運よく、東ゲート、午前9時入場枠が確保できたのが救い。当日登録や、予約なしのパビリオンを中心にまわることになったのである。

東ゲート、始発電車で夢洲駅に臨む

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パビリオンの予約がないこと自体は気にしていなかったが、せっかく万博で1日を過ごすのであれば、いろいろなパビリオンを楽しみたいもの。夢洲駅着の初電車で向かうことにした。

本町駅で大阪メトロ中央線の始発電車に乗ったところ、夢洲駅で階段・エスカレーターが近い後方車両はつり革が埋まるくらいの混み方。その後、混雑が増し、最終的には乗車が難しくドアの開閉に時間を要す状態になった。とは言え、関東在住の人間からすると、昨今の東京メトロ東西線の朝ピーク時通勤ラッシュよりは混んでいないな、という感想である。

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夢洲駅に到着後、怒涛の勢いで人が階段やエスカレーターに殺到する。画像は開業直後の夢洲駅であるが、ここに人が埋め尽くされる状態である。正直あまり穏やかな光景ではない。

ただ、のんびり向かうと、早起きしたメリットが薄れそうなため、全速力の競歩で入場待ち列に向かう。走るひともいるが、危ない上に、この先長い1日の最初を余計な体力の消耗からスタートすることになるので、やめたほうがよい。転んでいる人もおり、さながら戦場の様相である。

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午前5時40分頃、東ゲートの入場列に並んだ結果、前から100~200人くらいに入れた印象である。午前7時頃までこの場所で待機することになる。皆携帯椅子やレジャーシートを使って座っており、列自体に殺伐とした印象はない。

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午前7時頃、手荷物検査場前への誘導が始まる。ゆっくりと列が動いていき、20ゲート強(一般入場者向け)の手荷物検査場ごとに並ぶことになる。この時点で、ゲートのフェンスから3層目、手荷物検査の準備状況や、開場前の会場で準備するスタッフが見える位置につく。また、ここでも椅子やレジャーシートを使って座ることができるが、日の出を迎え、気温が上昇してくる時間帯でもある。暗黙の了解で、荷物を置いておけばトイレに行くこともできる。

午前8時半頃、手荷物検査場の直前まで進み、すぐに手荷物が検査できる状況に入場者が整理される。といっても、各手荷物検査場ごとに列の作り方がバラバラで、雑然としているゲートもあれば、ゲートごとに2台ある手荷物検査機に沿って、2列に整列させられているゲートもある。筆者は後者の整列がしっかりしているゲートに並ぶことができた。

この日は、午前9時の数分前、手荷物検査がスタートし、入場できるようになった。前から5人目くらいで手荷物検査をクリアし、スムーズにQRコードを入場処理する端末にかざすことができた。

早く入場出来たら、並びながら当日登録するのが肝

ここで、パビリオンの登録・入場方式をおさらいしておこう。

パビリオンには予約・登録が必要なものと、そうでないものがある。そして、予約・登録ができるものの、当日並んで待てば入場できるパビリオンもある。

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予約・登録をすれば、待ち無しで入場できるが、予約がない筆者の場合、当日登録をするほかない。当日登録はスマホのほか、会場内に設置された端末からもできる。ウェブサイトの使い勝手が悪く、端末から予約する人もいるが、端末も大混雑という有り様で、登録しにくいことこの上ない。

そして、当日登録は同時に1個しかできず、予約したパビリオンに入場した約10分後からしか次の予約ができない。

ただ、当日登録をしたうえで、予約・登録が不要なパビリオンに並ぶことができる。予約・登録と、並ぶことをうまく両立すれば、効率よくパビリオンを回ることができるというわけだ。

午前は当日登録を駆使できるかが重要

ここからは筆者がどのように回ったかを記録していく。なお、パビリオンの具体的な感想などはネタバレになってしまうこともあり、敢えて割愛する。

筆者が東ゲートから万博会場に入ったのは午前9時の数分前という非常に良いタイミングだったので、当日登録を手元のスマートフォンからしながら、お目当てのパビリオンに並ぶことに。

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午前9時に到着したのは、フランス館。ここは予約なしの先着入場。この日の2人目の入場となり、フランス館の展示をじっくり楽しむことができた。

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フランス館の入場直前に、当日登録で午前9時30分からのイタリア館を登録できた。イタリア館は多彩な芸術品が話題になっており、長い待ち時間が発生しているため、当日登録する価値はあるだろう。

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この後、イタリア館鑑賞中に少々休憩してポーランド館の当日登録を取得。イタリア館の展示物が多かったため、間髪入れずにポーランド館に移動することに。

ポーランド館の展示を楽しんだ後は、パビリオンの午後の登録を取得。次の登録時間までは、別に何か登録を取得することができないため、先着入場制のパビリオンを回ることに。

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この間回ったのは、オマーン館、北欧館、トルクメニスタン館、国際機関館。オマーンとトルクメニスタンが未訪問、北欧は、年に数回ペースでフィンランドに行くなどしている筆者にとっての感想は「行ったことのない国のパビリオンのほうが新しい発見が多くて興味深い」という感想。この感想が午後のパビリオン巡りに反映されてくることになる。

結局午前中はハイペースに7館回ることができた。フランス、イタリア、ポーランド館は館内を歩き回る大規模なパビリオンであり、充実度は高かった。ただ、規模と満足度はそこまで比例することもなく、他のパビリオンそれぞれにも収穫があった。

午後は当日登録をどれくらい拾えるかが勝負

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午後最初は、西ゲートの海岸側にある未来の都市パビリオン。日本企業の共同出展パビリオンで、万博の中でも最大級のパビリオンだ。見学に1時間ほど要し、コンテンツの情報量が充実していた。

未来の都市パビリオンから退出後、フューチャーライフヴィレッジにて筆者の学生時代に学んだことに通じる展示などを見学し、場内のコンビニで調達した食糧でエネルギーを調達する。

万博内には、様々なパビリオンの特設レストランもあるが、今回は1人参加なので、様々なパビリオンを見る作戦をとることにしている。何回か万博に来られているなら、レストランも回ってみたいところだが。

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当日登録用のサイトはほぼパンク状態、まともに予約ができなかったこともあり、先着で入場できるパビリオンを回っていく。アフリカやアジアなどの日本から直行便がないような国のパビリオンを回って、異文化を吸収したいと思っているためだ。

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バングラディシュ、セネガル、カンボジア、アルジェリアと、近い位置にあるパビリオンをまわる。行ったことがある国も、ない国も混ざっているが、それぞれ特色があるのをしっかりと拾っていき、記憶に焼き付けていく。この時点で午後2時をまわっているが、会場内は混雑していて、ちょっと歩きにくいなと思う時間帯であった。パビリオンも混んでいるなと感じるところもあったが、ゆっくり見ることができるチャンスだと思ってまわっていた。

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東ゲート側に行ってペルーパビリオンを見学。売店でインカコーラを売っているのがうれしい(画像はペルー・リマ市内でインカコーラを楽しんだときのものである)。飲み物はコンビニや自販機を利用するのが手っ取り早いが、異文化を吸収できるポイントにもなり得て、心もリフレッシュできた。

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マレーシアとアラブ首長国連邦、モザンピークと、気になる展示を長くても30分程度(マレーシア)の待ちで回れ、海外パビリオンでほかに行きたいところを目星がつけられたところで、当日登録ができたガンダムパビリオンへ。

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筆者はガンダムの知識はそこまでないものの、十分に楽しむことができた。万博の各パビリオンに共通するが、背景知識がそこまでない人でも、好奇心をもって楽しもうという気持ちがあれば、なんとでも楽しめるなという印象だ。

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適宜コンビニなどでスポーツドリンクやフライドチキンなどエネルギーを補給しながら、日没とともにガンダムパビリオンの待ち時間で取得できた関西パビリオンへ。各府県の展示を回れたが、ブース来場後、三重県に来県すると三重グルメをプレゼントする「三重へおいないキャンペーン」は非常に魅力的に映った。

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この後、何回か現地を訪れたことがあるカタールパビリオンを見学後、当日登録ができた「いのちのあかし」パビリオンへ。コンテンツはもちろん、学校を移築した異色のパビリオンとして必見ではないかと感じた。途中退出不可の所要約1時間の異色な体験だが、得られるものは多かった。

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「いのちのあかし」パビリオンを出た後、外見から気になっていたいのちの遊び場クラゲ館に向かう。若干疲れが見える人々(大人中心)が、遊び場である「いのちのゆらぎ場」で無心になって楽しんでいる様子を見ながら、当日キャンセルで空きが出た、万博会場→バスタ新宿の高速バスの予約を取得。

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最後は若干駆け足であったが、地下鉄などの公共交通機関の混雑と無縁な、午後8時55分発、JRバス2社共同運行のEXPOエコドリーム2号で会場を後にした。

午後は小規模のパビリオン中心だったが、全部で15パビリオンを回った。午前5時39分夢洲駅着の初電車から、午後8時55分発のEXPOエコドリーム2号までの約13時間で、計22パビリオンを回ることができた。

22パビリオン、それぞれに楽しめ大満足

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今回は、事前にパビリオンを予約できなかったことなどもあり、初電車で会場に向かう強行軍スケジュールとなったが、そういった努力の甲斐のある収穫が多く、大満足の滞在だった。

機会があれば、もう1日くらい大阪・関西万博に足を運んで、今回見ていないパビリオンを回ってみたいが、昨今の駆け込み需要により、混雑度合も増しているとの情報もあり、もう1回万博に行っても、お目当てのパビリオンをすべて回るのは難しいかなとも思っている。

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SNSの発達により、様々なパビリオンの感想を目にすることが多くなっており、今回の万博訪問により、訪れたパビリオンはもちろん、訪れなかったパビリオンの感想をみることも、不思議と楽しめるようになったのも収穫かもしれない。

前評判どおり、予約サイトに対しては使いづらいという印象はぬぐえなかったが、他の人もほぼ同じだろう。そんな制約のなかでも回ることができた、22パビリオンそれぞれの記録・記憶を自分の中でかみしめたいと思った。