夏バテにキノコの出番です 猛暑で疲労がたまった体にエネルギーチャージ

 こんにちは。管理栄養士 山口真弓です。

 9月になったとはいえ、まだまだ暑い日が続きますね。体がお疲れの方も多いのではないでしょうか。そんな時はキノコの出番! 年間を通じて食べられますが、野生のキノコが多く採れるのは9月~11月頃。食欲の秋に、キノコでエネルギーチャージしていきましょう。

ビタミンB群で効率よくエネルギー補給

ビタミンB群で効率よくエネルギー補給, エネルギー生産をスムーズにするオルニチン, ストレス緩和で疲れ知らず! GABA, キノコと厚揚げのオイスターソース炒め

夏バテにキノコの出番です 猛暑で疲労がたまった体にエネルギーチャージ

 糖質、たんぱく質、脂質を体の中でエネルギーに変えるには、ビタミンB1、B2などのビタミンB群が必要です。ところが、これらが不足すると、変換が効率よく行われなくなり、その結果、疲労物質がたまって、だるさや疲れといった夏バテの原因にもなってしまいます。

 また、ビタミンB群は水溶性で、汗をかくことで体の外へ排出されやすく、さらに、暑さなどによるストレスによっても消費されてしまうので、夏は特に疲労がたまりやすいのです。

 人間の主なエネルギー源である糖質の代謝に重要なビタミンB1は、エノキダケ、シイタケ、ブナシメジに多く含まれています。繰り返しになりますが、ビタミンB群は水に溶けやすい性質ですので、スープなど汁ごと食べられるメニューとの相性が◎(二重丸)。ニンニクやニラ、ネギなどと組み合わせて一緒に取ると、ビタミンB1の吸収も良くなりますよ!

エネルギー生産をスムーズにするオルニチン

 みなさん、オルニチンと聞くとシジミをイメージする方も多いのではないでしょうか。

 実はキノコにも多く含まれる栄養素で、肝機能の働きをサポートするのが、その仕事です。肝臓の代謝経路を活性化させ、エネルギーの生産を邪魔するアンモニアの分解を促す作用があります。これで、エネルギーの生産性を高め、筋肉や脳へのエネルギーチャージがスムーズになります。

 オルニチンは、ブナシメジや白ブナシメジに多く含まれています。

ストレス緩和で疲れ知らず! GABA

 さて、もう一つ、キノコが持つ特筆すべき栄養分があります。

 アミノ酸の一種で、血圧の上昇を抑える成分、GABA(ギャバ)です。神経細胞の興奮を抑えることでストレスを緩和する効果があり、寝つきが良くなる、質の良い睡眠が取れるなどの効果が期待されます。

 GABAは体内で作られますが、食べ物からも直接取ることができ、やはり、ブナシメジや白ブナシメジに多く含まれています。

 以前、

山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」

でご紹介した「

キノコのそぼろ炒め

」のような常備菜をストックしておくと、ストレスによる影響を未然に防いでくれるかもしれません。

キノコと厚揚げのオイスターソース炒め

ビタミンB群で効率よくエネルギー補給, エネルギー生産をスムーズにするオルニチン, ストレス緩和で疲れ知らず! GABA, キノコと厚揚げのオイスターソース炒め

夏バテにキノコの出番です 猛暑で疲労がたまった体にエネルギーチャージ

 キノコに含まれる成分をしっかり体に取り込めるレシピをご紹介します。

作り方

ビタミンB群で効率よくエネルギー補給, エネルギー生産をスムーズにするオルニチン, ストレス緩和で疲れ知らず! GABA, キノコと厚揚げのオイスターソース炒め

夏バテにキノコの出番です 猛暑で疲労がたまった体にエネルギーチャージ

(1)キノコは軸や硬いところを取り除き、食べやすい大きさに手でほぐす。厚揚げは1センチ幅に切る。ニラは3~4センチの長さに切る。ニンニクはみじん切りにする。

(2)フライパンを中火にかけ、厚揚げの両面に焼き目がつくまで焼く。

(3)キノコとニンニクを加え、キノコがしんなりするまで炒める。

(4)しんなりしたら、Aの調味料とニラを加えて、1~2分炒めて出来上がり。

※キノコはお好みのものをどうぞ!

※仕上げにゴマ油をかけても良い。

【写真6枚】キノコと厚揚げのオイスターソース炒めの作り方