ユニクロ、今年最大の話題作「絶対に買うべき3990円アイテム」と「やや物足りなかった4990円アイテム」

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第552回をよろしくお願いします。

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

◆ユニクロの最新コラボ、珍しい「予約販売」の理由

 ユニクロとニードルズのコラボレーションが発表され、10月10日より予約開始、31日より店舗販売開始となりました。ユニクロにしては珍しく「予約販売」を用意しているあたりに本気度が伺えます。

「確実に買えるように」と考えてのことでしょうが、それは裏を返せば、「そのくらい人気が出るだろう」と読んでいるということ。

 そう、どのアパレル関係者に聞いても今回のコレクションは間違いなく売れると答えます。さらに言えば、いくら予約販売を受け付けても、このコラボは100%販売後に即完売し、人気カラー人気モデルは転売祭りとなるでしょう。虎視眈々と狙っている転売ヤーも多いのではないでしょうか。

 そんなわけで今回は話題のユニクロ×ニードルズの買うべきアイテムをご紹介。先日、ユニクロプレスルームにて全型試着して参りましたのでリアルなところをお伝えいたします。

◆アイテムはわずか3型…少数精鋭なコレクション

 まず今回展開されるアイテムは3型

・フリースジャケット 4990円

フリースジャケット

・フリースオーバーサイズカーディガン 3990円

フリースオーバーサイズカーディガン

・フリースオーバーサイズカーディガン 3990円

フリースオーバーサイズカーディガン

・フリースワイドパンツ 3990円

フリースワイドパンツ

・フリースワイドパンツ/丈長め 3990円

フリースワイドパンツ/丈長め

 カーディガンはストライプ柄だけURLが異なり、ワイドパンツは丈長めモデルも用意されていますが基本は3型のみ。かなり少数精鋭なコレクションとなっております。

 今回、大事なことですが、素材は完全にユニクロです。ニードルズの「ニ」の字もありません。ニードルズといえば、国内外で人気のデザイナーズブランド。東京発で海外でも名が知れており、カルト的な人気を誇るショップ『ネペンテス』のオリジナルラインとして誕生したのがきっかけ。

 パピヨンマークがついたトラックパンツが市場を席巻しており、日本の大手セレクトショップは当然軒並み取り扱いがあり更には海外でもかなりの人気となっています。

◆「ヤンキー感」のあるデザインがマイルドに

 そんなニードルズの人気アイテム、ラインパンツとカーディガンをユニクロ素材で仕上げた今回のコレクション。ニードルズと言えば「ヤンキー感」のあるデザインが男心をくすぐるのですが、ユニクロのソフトなフリース素材で程よくそれらが消されており、万人に向けられたアイテムとなっています。

 ラインパンツはやや太め、カーディガンもリラックスシルエット、色味はニードルズらしいパープルカラーなどがあるもののフリースのお陰でコーディネートしやすくなっています。これ嫌いな人はいないだろうな……。

 さらにカーディガンとパンツは同素材なのでセットアップとしても着用可能。フリースの上下と聞くとなんだかパジャマみたいになりそうですが、着用すると太めのラインやパール風のボタンデザインなどギミックが利いており、特に『ダル着』には見えません。

◆メルカリなどで転売祭りになる予感

 これは爆発的に人気が出るでしょうね……特にパンツの黒、カーディガンのストライプはおそらくメルカリなどで転売祭りになるはずですので早めに押さえておくのが吉です。

「正直、ニードルズなんて別に好きじゃない」と思う方もいるでしょうが、それでも買っておくべき。

 シルエットが非常にきれいで着心地もよく、かつ「秋冬用のフリースセットアップ」なんておそらくほとんどの人が持っていないと思う。実用性があり、便利かつかっこいい。ほんのりニードルズのヤンチャ感があり、ユニクロの優等生感と程よくバランスが取れている。これは今年1年間の中でもユニクロのベストバイとなるでしょう。

◆フリースジャケットはインパクト弱め

 他方、フリースジャケットはというと、もちろんかっこいいものの他2型と比べるとインパクト弱め。フリースはこちらだけ毛足の長い「ボアフリース」になっており、どことなくユニクロ感が強いのです。ニードルズテイストがさほど感じられない。

 ZIPが普段のユニクロと違っていたり、ポケットもユニクロがやらなそうな配置で面白いのですが……まあでもユニクロのボアフリースだなぁ……という感じは否めない。

 4990円でこれなら文句はないのですが、他2型と比べると少々見劣り。買うならカーディガンとパンツのみでいいかもしれません。

◆ユニクロ「今年最大の話題作」は予約必須

 また、サイズはいつも通りでよさそう。普段のユニクロよりややゆるめに作ってはいるものの、だからといって自分で調整する必要はありません。普段Mを買ってる人は普段通りMで大丈夫。僕は175cm67kgでLサイズがちょうどいいイメージです。

 今回予約販売があるのでいろいろと事前情報がほしいかと思いますが、上述で事足りるのではないかなと思います。要するに……

「転売品買うことになる前に、予約しとけ」

 これに尽きます。ユニクロ今年最大の話題作、お祭り感覚でGETするのも悪くないです。ぜひご参考に。

【MB】

ファッションバイヤー。最新刊『ロードマップ』のほか、『MBの偏愛ブランド図鑑』『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Xアカウント:@MBKnowerMag)