星乃珈琲店の「隠れキッズメニュー」400円で満足

今回はランチタイムに訪れた「星乃珈琲店」を紹介する(写真:筆者撮影)
今回取材したのは「星乃珈琲店」。同店は、ドトール・日レスホールディングスの傘下企業の一つである日本レストランシステム株式会社が運営。2011年3月に第1号店を埼玉県蕨市に出店し、2025年9月現在では国内外を合わせて約290店舗展開している。
【写真を見る】公式サイトやSNSには明記されていないという、星乃珈琲店の「隠れたキッズメニュー」
待ちに待った秋の足音が聴こえてきた土曜のランチタイムに、我が子と筆者のふたりで首都圏郊外のとある店舗を訪ねた。
個室でまわりを気にせずランチ
土曜の昼、ウェイティングは3組ほどだった。我が子と筆者のふたりで訪問したが、確かウェイティングボードには「大人◯名、子ども◯名」と記入する欄があった。
待ち時間はおよそ10分、通された場所は個室だった。思いがけず個室に案内された我が子は「やったー!かわいいお部屋だ!」と大喜び。小学1年生の我が子が店舗内で騒ぐことはだいぶ少なくなったものの、子連れの親としては個室で食事ができるのは大変ありがたい(個室対応の可否は店舗によります。ご希望の際はあらかじめ店舗へ直接お問い合わせください)。

個室。店内のインテリアは喫茶店を想起させるレトロで落ち着いた雰囲気(写真:筆者撮影)
星乃珈琲店といえばパンケーキ
星乃珈琲店といえば「釜焼きスフレパンケーキ」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。物語に登場するような、二段重ねのパンケーキのあの姿はとても魅力的である。
ただ、メニューはオフィシャルサイトや公式インスタグラムを見てもあまり詳細には書かれていない。キッズメニューについては明記されていないため、存在を知らない人も多いだろう(取り扱いの有無については直接店舗にお問い合わせください)。

公式HPのメニュー一覧はかなりシンプル。キッズメニューは載っていない(写真:公式HPより引用)
しかし、現地にはちゃんとキッズメニューのシートが用意されていた。さっそく内容について紹介したい。

(写真:筆者撮影)
【おえかきパンケーキセット】400円
・ミニパンケーキ(チョコペンシル付)
・フライドポテト
・選べるドリンク(オレンジ・アップル・ミルク・メロンソーダ)
・選べるアイス(バニラ・チョコ・季節のフレーバー)
【キッズセット】550円
・選べるメイン(ミートソーススパゲティ・オムライス)
・フライドポテト
・選べるドリンク(オレンジ・アップル・ミルク・メロンソーダ)
・選べるアイス(バニラ・チョコ・季節のフレーバー)
我が子は「おえかきパンケーキセット」を選択。ドリンクはミルク、アイスはバニラをチョイスした。
ドリンクは「ミルクで」と伝えた際に、スタッフの方から「氷はなしにされますか?」と尋ねられたので「なしでお願いします!」と答えた。選んだものが牛乳だったから聞いてくれたのかもしれないが、この一言があるかないかは結構大きい。
氷で冷え切ったドリンクを飲み続けるとお腹を壊すことがあったり、子どもによっては氷で遊んでしまったりすることがある。
後になって「ああ、氷なしでお願いすればよかった……」と思うのに、オーダー時には目の前のことでいっぱいですっかり忘れていることが多い。だからこそ、先に尋ねてもらえると大変助かるのだ。

この形のコップは、ストローの傾きでコップが倒れる心配がないので安心(写真:筆者撮影)

おえかきパンケーキセット(400円)。食後にはアイスがついてくる(写真:筆者撮影)
しかしながら小学生のお昼ご飯としては、この内容だと正直やや少なく感じる。対象年齢は未就学児くらいまで、とみなすのが妥当である。しかし、結果的に小学1年生の我が子は、この日はこれくらいの量で満足したようだった。
ミートソーススパゲティやオムライスのセットを選べば、もう少し満腹感を得られるだろう。だが、「パンケーキにお絵描きができる」ことのほうに惹かれる子どもは多いはずだ。

絵を描くのもよし、にょろにょろ出てくる感触を楽しむのもよし(写真:筆者撮影)

えらいことになってきた(写真:筆者撮影)

最終形態はこれ(写真:筆者撮影)
付属のチョコペンシルで、にょろにょろとパンケーキの上にチョコを出し始めた我が子。絵を描くかと思いきや、ずっとにょろにょろと出し続ける。
「絵を描かないの?」と聞くと「だってもったいないもん!チョコ残したら捨てられちゃうでしょ!」と答える。母のケチ……いや、倹約家精神が身についているのか、それとも食い意地が張っているだけなのか。いずれにせよ、いただいたものは余すところなく楽しむべし、という姿勢は支持したい。

いただきます!(写真:筆者撮影)
最終的にはチョコクリームを塗りたくり、満足した様子であっという間に平らげていた。
小学1年生の我が子は、親がサポートをすればなんとかナイフを使って食べることができるし、白い服が汚れないように気をつけながら食べることもできなくはない。しかし、数年前だったらそれはなかなか難しかったはずだ。
もし、あちこちチョコをつけまくりながら食べるだろうと予測されるお子さんと行く場合は、汚れてもいい服で行くことをおすすめする。

食後のバニラアイス(写真:筆者撮影)
親子2人でランチをした場合の予算感は
では、親子2人でランチをした場合の予算感はどうだろうか。筆者の食事代を含めると、合計で2140円だった。
【筆者】
・ビーフシチューオムライス&パンケーキプレート(ドリンク付)1500円
・おかわりドリンク(カフェインレスコーヒー)240円
筆者は「ビーフシチューオムライス&パンケーキプレート」のドリンク付をオーダー。最初のドリンクは「星乃ブレンド」、食後に「カフェインレスコーヒー」のホットをおかわりした。
2杯目のドリンクは半額になるという、喫茶系チェーンでよく見かけるシステムを利用。コーヒー好きの筆者としては、いつもつい2杯目を頼んでしまう。

ビーフシチューオムライス&パンケーキプレート(ドリンク付)1500円(写真:筆者撮影)
内容と価格のバランスで見ると、ファミレスに比べ若干高い。だが、個室で周りを気にせず子どもとランチを楽しみ、ゆっくりとおかわりコーヒーも飲むことができた時間を思えば、それはそれで十分価値があると筆者は感じた。
某大人気喫茶チェーンとは一線を画す「強み」
この場で同業他社の名を引き合いに出すことをご容赦願いたい。喫茶系チェーンの代表格といえば、このシリーズの第1回に登場した「コメダ珈琲店」の人気は相変わらず根強く、同店はどの時間帯、かつどの店舗に行っても筆者はすんなりと入れた試しがない。いつも入店の順番を待つ人でいっぱいになっているという印象がある(あくまで筆者個人の見解です)。
しかし星乃珈琲店は同じジャンルのチェーン店であっても、大体いつも気軽に入りやすい混み具合。コメダの場合はある程度、混雑を覚悟して行かねばならないイメージの一方で、星乃珈琲店は思い立ったら「お茶しに行こう」と足を運べる感じがいい、と筆者は考える。
コメダ珈琲店では、一部店舗によってはコワーキングスペースを設けている店舗もある(公式HPでは特に検索条件等として公表されていないので、有無は店舗ごとにお問い合わせください)が、あくまでリモートワークや学習などの用途で使用するのが一般的だ。そういう意味でも星乃珈琲店の個室対応は、子連れとしてはとてもありがたかった。
筆者の体験からいえば、コメダは「大人たちが落ち着いて個人的な時間を過ごす場所」としての魅力がある一方、星乃珈琲店は「思い立ったときに、1人でも子連れでも気軽にカフェを楽しめる穴場」として利用しやすい印象だ。
キッズメニューをオーダーすると、もれなく次回から使えるクーポンをもらうことができる。これを使用すればおえかきパンケーキセットは300円だ。また今度、時間の空いたおやつどきに我が子を誘って一緒にカフェタイムを楽しむのも、いい気分転換になりそうだと思いつつ店を後にした。

次回から使用できるクーポンをもらった。パンケーキのキャラクターが可愛い(写真:筆者撮影)