小さな犬の飼い主さんへ「大型犬は敵じゃないです…」病気やケガした小型犬の命を繋ぐのは「中大型犬と飼い主の善意」と知ってますか?

「店員さんに怒られるよ、と言うタイプだ」, 「大型犬」のことも知って, その言葉、自分がかけられたらどう思う?, 大型犬は「敵」じゃない、と知って, 大きくても小さくても、大切な家族の一員

「大型犬」は小さいわんちゃんの敵じゃないのに…(画像提供:そら ゴールデンレトリーバーさん)

温厚で人が大好きだという大型犬、3歳になるゴールデンレトリーバーの女の子、そらちゃんと暮らす飼い主、そら ゴールデンレトリーバー(@sora_42O)さん。

この日、犬を同伴できるお店のテラス席でそらちゃんと共に食事を楽しんでいたところ、同じテラス席にいた小型犬、トイプードル2匹に激しく吠え立てられたそうだ。

「昨日とうとう大型犬ならではの洗礼を受けました。某ハンバーガーショップのテラス席で一緒になったトイプーちゃん2匹。そらのことが気になって吠えるトイプーちゃんたちに言った飼い主さんの一言、それではお聞きください、『頭からガブッてされるよ!』やらんわ!」

X(旧Twitter)にそう投稿した、そらちゃんの飼い主さん。

実は大型犬オーナーの多くはこういった、小型犬の飼い主から心ない言葉を浴びせられた経験があるという。

そらちゃんの飼い主さんの投稿に対して、犬飼いさんたちから憤りの声が殺到した。

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犬を同伴できるテラス席で食事中、小型犬2頭に吠え立てられた挙句、その飼い主から心ない言葉を浴びせられたゴールデンレトリーバー、そらちゃん(画像提供:そら ゴールデンレトリーバーさん)

「店員さんに怒られるよ、と言うタイプだ」

「うっわ、ありえない」

「ゴールデンはそんなことしない!」

「なんて失礼な(怒)。小型犬がギャンギャン攻撃してくる確率の方が断然高い」

「そもそもワンちゃん飼ってる人のセリフと思えないし、そういう人は飼わないでほしいと思っちゃいます」

「うちもトイプーですが、この飼い主には私がガブっといきたいです。お店で子どもが悪いことした時、店員さんに怒られるよ!って言うタイプですきっと」

「大型犬」のことも知って

寄せられたコメントの中には、同様の経験をした大型犬の飼い主さんからの経験談も多く見受けられた。

「うちも以前同じようなこと言われました…」

「散歩で会う小型犬連れのおばあちゃんもいつもうちの子を見て、”まぁ~おそろしいわね~”って言って過ぎ去ります」

「きゃんきゃん吠えるミニチュアダックスの飼い主に、『戦っても負けるから』と言われたことあります!わんのわの字も言ってないようちのゴルは」

「超大型犬のグレートピレニーズを飼っていた時のこと、動物病院の待合室で一緒になったトイプーちゃんの飼い主さんの一言、『食べちゃいませんよね?』」

「もう少し大型犬のこと知ってほしいなって思うわ」

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ペットイベントの会場で「他のわんちゃんたち」に圧倒され、飼い主さんに助けを求めるそらちゃん。大型犬は繊細で温厚な子が多いんです(画像提供:そら ゴールデンレトリーバーさん)

その言葉、自分がかけられたらどう思う?

そらちゃんの飼い主さんにお話を聞いたところ、吠え立てるトイプーたちと争いにならないよう、そらちゃんは「目線を合わせないように」していたそうだ。

「小型犬の飼い主さんからすれば、大型犬は大きくて怖い、愛犬が襲われそう、というイメージなのかもしれません。それは、自分の犬に何かあったら… という不安な気持ちなのだと思います。そういう事故が起こらないように、ほとんどの大型犬の飼い主たちは、愛犬をしっかりとしつける努力をしています。

大型犬は優しくて穏やかな性格の子が多く、中には、体は大きくても怖がりで気の弱い子もいます。人が大好きなうちのそらも、他のわんちゃんが苦手です…。小型犬、大型犬に限らず、犬を飼っている人にとって、愛犬たちはきっと大切な家族の一員だと思います。もし自分の大切な家族(犬)が心ない言葉を投げつけられたらどう感じるか…逆の立場で考えてみてほしいです」(そらちゃんの飼い主さん)

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小型犬2匹に吠え立てられても、ケンカにならないよう「視線」を合わせずに耐えていた温厚なそらちゃん。えらかったね(画像提供:そら ゴールデンレトリーバーさん)

大型犬は「敵」じゃない、と知って

そらちゃんの犬種、ゴールデンレトリーバーは特に人懐っこく、賢いことで知られる大型犬。人間が撃ち落とした獲物を持って来る鳥猟犬としてのルーツを持ち、人と関わることが大好きな個体が多い。

そらちゃんは健康で人間に協力的な性格が評価され、病気や怪我などで「輸血」が必要な他のわんちゃんたちのために、これまで4回「供血犬」として協力。

4度目の「供血」は、体重2kgほどの小型犬のためだったそうだ。

「体重や健康状態、性格など、供血犬にはいろいろな条件があるため、その役割を担うのは必然的に大型犬が多いと思います。供血する側にもリスクがないわけではありません。依頼があっても、そらの体調が最優先です。やっぱり飼い主にとっては愛犬がいちばん可愛いですから…。

供血は無償の善意です。犬種も大きさも関係なく、大切な命を繋ぐためのものです。供血する側も輸血を受ける側も、それぞれの大切な家族の一員で、大切な命だと思っています。大型犬は小型犬の敵ではありません。サイズや見た目で決めつけず、犬を飼う主同士が理解できるようにコミュニケーションを取り、必要であれば距離を取ったりして、お互い安全に過ごせるといいなと思います」(そらちゃんの飼い主さん)

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怪我や病気で「輸血」が必要な他のわんちゃんたちのため、「供血犬」のボランティアに協力しているそらちゃん。先日も小さなわんちゃんのために「供血」をがんばったそう(画像提供:そら ゴールデンレトリーバーさん)

大きくても小さくても、大切な家族の一員

犬に「悪口」はわからない、と主張する人もいる。

だが、海外の研究によると、犬は人間の話す単語を200語以上覚えられる可能性があり、それがどんな口調やトーンで発せられたかにより、人間の感情を的確に理解するそうだ。

そのため、心ない言葉をかけられた時の飼い主の感情(汗などの匂い)や表情、悪口を発した人間の口調や態度などから、犬たちはそれが「よくない状況かどうか」を判断していると考えられる。

「そらは、私が体調が悪くて横になっていることに気づくと、側に来て寄り添ってくれます。大きな体で全力で遊ぼう!と甘えてくる姿もたまらなく愛おしいです。大型犬は、人間を支える盲導犬や介助犬などとして活躍する犬種も多く、人間との信頼関係を築くことやコミュニケーションを取ることが上手なわんちゃんが多いです。

そういうことを知ろうともせず、大きさや見た目だけの誤解や偏見で心ない言葉をかけられると飼い主はとても傷つきますし、ショックです。小さくても大きくても、飼い主にとっては大切な家族の一員です。そのことを忘れないでほしいです」(そらちゃんの飼い主さん)

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犬種もサイズも関係なく、「犬」はみんな可愛い(画像提供:そら ゴールデンレトリーバーさん)

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ リュウ)